『文豪ストレイドッグス』は、通称『文スト』の愛称で親しまれている異能力アクションバトル漫画ならびアニメ作品です。
漫画原作は2012年より『ヤングエース』にて連載されており、原作・原案は朝霧カフカ先生、作画は春河35先生が担当しています。
連載開始から11年経った今でも根強い人気があり、2018年にアニメ劇場版、2017年には実写舞台化までされています。
2023年7月には、テレビアニメ第5期の放送も決まっています。
そんな大人気漫画・アニメから今回武装探偵社の社員である「太宰治」についてプロフィールや声優、異能力など太宰にまつわる話を詳しく解説します。
※本記事には漫画『文豪ストレイドッグス』ネタバレが含まれます。
太宰治のプロフィール・声優
ここでは太宰治が「どのような人物なのか」についてプロフィールや声優を解説しつつ、人物像に迫っていきましょう。

それでは、太宰治のプロフィールを見ていきましょう!
名前:太宰治
誕生日:6月19日
年齢:22歳
身長:181cm
体重:67kg
血液型:AB型
異能力:人間失格
所属:武装探偵社
好きなもの:自殺、酒、蟹、味の素
嫌いなもの:犬、中原中也
一人称:私
長所:全てが長所(本人談)
短所:無し
座右の銘:清く明るく元気な自殺
声優:宮野真守
太宰治は本作の登場人物で、福沢諭吉が社長を勤める「武装探偵社」の社員です。
常に羽織っている砂色のコートと腕や首などあちこちに包帯を巻いているのがトレードマークで、
同僚である国木田独歩からは「包帯無駄遣い装置」などと言われる始末です。
長所が自分自身と言い切れるくらい自信に溢れており、とても前向きな性格であると思います。
そんな彼ですが苦手な人物がいます。それはポートマフィア時代の元相棒の中原中也です。
普段は、犬猿の仲で顔を合わせる度に言い争っています。
しかし、二人で戦闘をする際は意気のあったコンビレーション技を繰り広げます。
二人の戦闘シーンはとても迫力があり魅力的です。
太宰治の声優は宮野真守さん
アニメ版太宰治を演じるのは声優・宮野真守さんです。
名前:宮野真守
誕生日:1983年6月8日
出身地:埼玉県
所属:劇団ひまわり
資格:B型
身長:182cm
職業:声優・俳優
宮野さんは幼稚園時代から人前で表現することが好きで、常々「この世界に行きたい」と思っていたそうです。
そんな時に劇団に入ったお兄さんの影響で「一緒にやりたい」と駄々をこね、7歳で現在所属している劇団ひまわりに入団されました。
子役のころにチャールズ・ディケンズ作の『クリスマス・キャロル』に出演し、後小学5年で劇団ひまわりの本公演『スクルージ』のピーター・クラチット役を演じ、高く評価されます。
声優における初めての仕事はNHK教育の海外ドラマ『私はケイトリン』でデビューをします。
その後声優の仕事が徐々に入るようになり、PlayStation 2用ゲーム『キングダム ハーツ』のリク役では注目を集めました。
また、ドラマ「半沢直樹」や映画「Wonderful World」では役者として出演しており、さらに2008年から歌手活動もされていたりとマルチに活躍されています。
そんな宮野さんですが、『文豪ストレイドッグス』太宰治以外にも、下記の作品に出演されています。
・『虚構推理』 桜川九郎役
・『機動戦士ガンダム00』 刹那・F・セイエイ役
・『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ』 一ノ瀬トキヤ/HAYATO役
・『ちはやふる』 真島太一役
・『炎炎ノ消防隊』 新門紅丸役

まさにエンターテイメントを牽引する存在ですね。
太宰治の異能力は?
太宰治の異能力は「人間失格」という能力です。
この能力は、発動した異能や異能力者に触れることでその発動自体を封じることができます。
人間失格は「私の無効化に例外はない」と太宰が言う通り、異能力の攻撃は何一つ効かないというというある意味チートだといえます。
ただし人間失格はどちらかというと戦闘向きではありません。
さらに体術も一応できますが、レベルは中堅以下です。
太宰の本当の強さは、その優れた頭脳です。
なので、頭脳と異能力「人間失格」を合わせた技で敵を倒すなど、応用力にも富んだ戦闘法も可能です。
黒の時代の太宰治
黒の時代とは『文豪ストレイドッグス』のノベライズ作品・2期の第13話〜16話の話のことです。
かつて太宰はポートマフィアに所属しどんな汚れた仕事でもこなしていました。
太宰ですがマフィア時代に友人が2人おり、「人を殺さない」ことが信条の最下級構成員・織田作之助(織田作)と情報部の坂口安吾です。
暇があれば、3人で酒を飲む間柄でとても仲が良かったです。
しかし、そんな日々も長くは続きません。
ミミックの首領と対峙し敗れた織田作之助が遅れて来た太宰に対して「お前の求める意味なんてここ(マフィア)にはない」「どうせなら救う側になれ」と言葉を残していきます。
これがきっかけで太宰は織田作の死後マフィアから抜けました。
太宰治が探偵社に来た経緯
マフィアから抜けた太宰ですが、すぐに探偵社に来たわけではありません。
織田作から「救う側になれ」と言われてから太宰はマフィアの任務中に逃亡します。
その後異能特務課の種田長官のところへ行き、人を救う仕事を紹介してくれるよう頼み込みます。
ですが、太宰が今まで犯してきた罪はそうそう簡単には消えません。
ちなみに太宰がポートマフィアにいたときに起こした犯罪の数は、共謀殺人138件、恐喝312件、詐欺その他625件ととてつもない数だとわかりますよね。
これを小栗虫太郎が異能力「完全犯罪」で一度消し去り、その間太宰は2年間地下に潜伏し後20歳で武装探偵社に入社しました。
太宰治はカッコイイ!
太宰は前述の通り変人でどうにもこうにもならない人ですが、時にカッコいいところもあります。
戦闘時はしっかり決める!
太宰は普段はどうしようもない性格の人間ですが、戦闘時はピシッと決めます。
異能力「人間失格」は前述したように異能力の無効化する能力ですが、戦闘向きではありません。
そんな太宰ですが頭脳派で彼に勝てるものはフョードル・ドストエフスキーくらいしかいないと言われています。
太宰の戦闘時における能力は頭脳戦で本領発揮します。
彼が元々所属してたポートマフィアで中原中也と対ギルドで一夜限りの双黒コンビとして戦った際も、中也の異能力「重力操作」の使うタイミングや敵の弱点を瞬時に把握し、中也に指示していきます。
結果敵は敗れるのですが、そんなところを見ると普段の太宰からは考えられないくらいしっかりしています。
教え上手
太宰はポートマフィア時代に芥川龍之介、武装探偵社では中島敦という2人の育成をしています。
この二人の共通点は孤児で行くあてがなかったところを太宰に救われています。
ポートマフィア時代の太宰は自身が置かれてる環境下もあってか芥川に対し、虐待になるレベルの厳しい教育を行っていました。
しかし、探偵社で敦を育成していた時はゆるーく教えており正反対の教育を施していました。
どちらにせよ太宰の的確なアドバイスで二人とも成長していったのです。
さらに太宰は芥川に対しスパルタ教育を行っていた際一切褒めなかったのですが、敦と共闘し戦ったあと「よく頑張ったね」と芥川に伝え、芥川は嬉しさで倒れてしまいます。
太宰はそんなさりげない優しさも持ち合わせているのです。
まとめ
今回は『文豪ストレイドッグス』の武装探偵社の一員の太宰治にスポットを当てて紹介しました。
普段は自殺マニアで国木田からは「包帯無駄遣い装置」とまで言われダメ人間ですが、戦闘では異能力「人間失格」や持ち前の頭脳でカッコよくきめるいい男です。
さらに中島敦や芥川龍之介といった新たなる才能の持ち主を見つけ、それぞれの特性を生かした教育で成長させるプロフェッショナルという一面もあります。
なんだかんだ頼れる兄貴肌な人物と言えるでしょう。
2023年7月からは、テレビアニメ第5期の放送もスタートするので、そちらでの活躍も期待しましょう!