時透無一郎は吾峠呼世晴先生原作の漫画『鬼滅の刃』に登場する少年です。
『鬼滅の刃』は、人喰い鬼から人間を守るために「鬼殺隊」に所属する竈門炭治郎が鬼となった妹・禰豆子と共に鬼を退治していくという物語です。
時透無一郎は、鬼殺隊の中でも最も強い戦闘力を持つ「柱」の一人であり、柱の中では最年少の凄腕の剣士です。
同じく柱の甘露寺蜜璃と共にテレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』に登場することで、話題となっております。
今回は、時透無一郎のプロフィール、強さや技、過去の生い立ち、上弦の鬼・黒死牟との関係についてご紹介します。
時透無一郎のプロフィール

それでは、時透無一郎のプロフィールを見ていきましょう!
名前:時透無一郎
使用する呼吸:霞の呼吸
称号:霞柱
年齢:14歳
誕生日:8月8日
身長:160㎝
体重:56kg
出身地:景信山
特技:紙切り、折り紙
好きなもの:ふろふき大根
CV:河西健吾
時透無一郎は鬼殺隊の柱の中でも最年少の剣士です。年齢は14歳で、主人公の竈門炭治郎よりも年下です。
無一郎の凄さを物語っているのはそのキャリアです。何と刀を握ってたった2ヶ月で柱まで登り詰めます。剣士になるための修行に2年かけた炭治郎と比べても、無一郎はかなりの才能の持ち主であることが分かりますね。
破格の剣の才能を持つ無一郎ですが、普段はボーっとしているマイペースな性格で、緊張感がまるでない感じを出しています。鬼殺隊の当主・産屋敷耀哉の提案に対しても「すぐに忘れるのでどちらでも良い」とドライな態度を取っています。
一見すると寡黙で独善的で冷酷な性格のように見えますが、彼なりの正義感を持っているため悪気はありません。実は記憶障害を患っており、剣士になる前の性格を一切持っていないという事情を抱えています。
無一郎のマイペースさはこの辺りのことが原因の一つとしてありそうですね。
声優は河西健吾さんが担当しています。代表作としては、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が挙げられます。三日月・オーガス役で主演を演じており、これがアニメ初主演となりました。
時透無一郎の強さ
ここでは、時透無一郎の強さについてご紹介します。
無一郎は14歳という若さで、しかも刀を握って2ヶ月で柱になってしまうほどの才能を持っています。なぜ無一郎はそれほどまでに強いのでしょうか。
アニメ化が決定されている『刀鍛冶の里編』では、無一郎のお供の鎹鴉(かすがいがらす)によって、無一郎は「始まりの呼吸の剣士の子孫」であることが示唆されます。
「始まりの呼吸」とは、炭治郎が使う呼吸「ヒノカミ神楽」とも縁の深い「日の呼吸」を指しています。これが、無一郎の剣の才能に関係があるようですね。
しかし、無一郎の強さは才能だけではありません。無一郎は華奢な身体とは裏腹に鍛錬を欠かさずに行っている剣士でもあります。普段はだるそうな姿をしている無一郎ですが、潜在能力はかなり高いことが伺えます。
時透無一郎の「霞の呼吸」
次に、無一郎が使う「霞の呼吸」についてご紹介します。
霞の呼吸 壱ノ型 | 垂天遠霞(すいてんとおがすみ) |
霞の呼吸 弐ノ型 | 八重霞(やえかすみ) |
霞の呼吸 参ノ型 | 霞散の飛沫(かさんのしぶき) |
霞の呼吸 肆ノ型 | 移流斬り(いりゅうぎり) |
霞の呼吸 伍ノ型 | 霞雲の海(かうんのうみ) |
霞の呼吸 陸ノ型 | 月の霞消(つきのかしょう) |
霞の呼吸 漆ノ型 | 朧(おぼろ) |
霞の呼吸は全集中の呼吸の中でも基本的な呼吸にして五大流派の一つである「風の呼吸」から派生した呼吸法です。柱である無一郎は「霞柱」と呼ばれます。
風の呼吸の派生らしく、素早い技が特徴的です。それだけでなく、霞の呼吸には敵を翻弄する性質を持っています。更に技が繰り出される時は霞がかったような白い霧が吹き出します。
中でも、漆の型「朧」は無一郎が生み出した独自の技であり、無一郎の奥義です。
朧は動きに大きな緩急をつけることで敵を攪乱し、攻撃します。亀のようなスピードで姿を現し、瞬き一つの瞬間で姿を消すことができ、敵は「まるで霞に巻かれた」ような感覚に陥ります。
朧は『刀鍛冶の里編』にて上弦の伍・玉壺に使用します。
この時の無一郎の最高速度は玉壺を上回るスピードです。姿を現わしたり消えたりする朧、アニメではどのように表現されるのか、今から期待が高まりますね。
時透無一郎の過去
ここでは、無一郎の過去についてご紹介します。無一郎の過去は壮絶なものでした。
無一郎には双子の兄・有一郎がいました。
無一郎たちが10歳の時に、父が病気の母のために嵐の中、薬草を取りに出て行き、二人とも亡くなってしまいます。それ以来、有一郎は無一郎に強く当たるようになり、無一郎は兄から罵声を浴びせられます。
そんな中、鬼殺隊の御屋形様の妻・あまねが時透家を訪れます。無一郎たちは「始まりの呼吸」の剣士の子孫であることを告げられ、鬼殺隊入隊の勧誘を受けます。
乗り気であった無一郎に対し、有一郎は「良いように利用されるだけ」だと更に無一郎を罵倒します。
ところが、有一郎は鬼の襲撃を受け、深い傷を負ってしまいます。無一郎は怒りから剣士の血が覚醒し、鬼を倒します。有一郎は無一郎が助かることを願って亡くなってしまいます。有一郎は本当は無一郎想いの兄だったのです。
無一郎は記憶障害を患ってしまいますが、剣士としての道を歩むことを決意し、鬼殺隊に入隊します。
国死牟との関係は?
無一郎は「始まりの呼吸」の使い手の剣士の子孫であると産屋敷あまねに教えられます。しかし、厳密には誤りでした。
無一郎の祖先は「始まりの呼吸」の使い手・継国縁壱の兄・継国巌勝です。巌勝は、縁壱のような剣士には成れないことに失望し、鬼になる道を選んでしまいます。
こうして巌勝は上弦の壱・国死牟となります。
無一郎は、鬼の頭領・鬼舞辻無惨の根城「無限城」での決戦で国死牟との邂逅を果たします。無一郎は、国死牟から「自分が継国の家に置いてきた子供の末裔」であると告げられました。
また、巌勝が鬼の道に進み、国死牟となったことで継国兄弟は物別れに終わってしまいます。悔いの残る形で死に別れてしまった有一郎と無一郎兄弟とも重なるような関係です。
しかし、無一郎は有一郎が本当は自分のことを気遣っていたことを知り、記憶も取り戻しています。これこそが無一郎と国死牟との決定的な差です。
まとめ
今回は、『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎についてご紹介しました。
基本的に柱は竈門炭治郎の先輩格に当たりますが、無一郎は年下ということもあり、かなり特殊なキャラクターです。
独善的で他人を見下すような発言もありますが、誰にも負けない正義感の持ち主でもあります。アニメ化が決定されている『刀鍛冶の里編』では、無一郎の成長していく姿を見ることができます。
無一郎の繰り出す「霞の呼吸」の技は霞がかった白い霧が発生します。アニメでは、どのように描かれるのか、今から気になるところですね!

