『【推しの子】』は原作・赤坂アカ先生、作画・横槍メンゴ先生による漫画作品で、2023年4月よりテレビアニメ化もされた人気作品です!
新たな切り口で芸能界を描き、人気アイドル・アイの子供に転生したアクアとルビーによるアイを殺した犯人への”復讐”が主テーマとなっております。
漫画版は既に佳境を迎えており、122話ではアクアとルビーがお互いの正体に気づく展開となりました。
そして、それを受けての123話も波乱の展開となります!
本記事では、123話で巻き起こったアクアとルビーの関係の変化について解説します。
※本記事では、漫画『【推しの子】』122話のネタバレを含みます。
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123話で何が起こったのか?
122話では、アクアはルビーの正体がかつて自分と仲良くなった病室の少女・さりなであること、ルビーはアクアの正体が自分の想い人・ゴローであることに気づいたところで幕を閉じました。
123話「悪手」では、アクアがゴローであると知ったルビーがアクアに抱き着き、涙を流しながら「ずっとゴローを探していた」ことを吐露します。
そして、アイとゴローを殺した犯人を捜すために嘘をつきながらアイドルをしていたことに嫌気が差していたことも打ち明けますが、アクアはゴローとしてそれを受け止めます。
さらにアクアはルビーに対して「アイより眩しかった」と告げ、ルビーは憑き物が落ちたかのように元気を取り戻します。
しかし、これはアクアにとっては悪手でした。
それまではルビーとの仲が最悪だったアクアですが、この一件でルビーに好かれるようになります。それは、復讐を行う上での障壁になりかねないのです。
最後のシーンでは、「16歳になったら結婚する」というゴローの約束に心を躍らせる16歳のルビーの笑顔で幕を閉じました。

ルビーちゃんが元気に戻ってよかったね!

でも、アクアの様子だとまだまだ不穏な展開は続きそうだ…
ルビーの復讐心からの解放
123話で注目すべき点は、ルビーがアイドルで苦しかった経験を打ち明け、それをアクアに受け入れられた点でしょう。
これまでルビーは、アイとゴローを殺した犯人を捜すためにアイドル活動を続けてきました。
そのために嘘もついてきたものの精神的に追い詰められてしまい、「アイのようにはできない」とも打ち明けました。
そんなルビーに対してアクアは優しく諭し、更には「アイより眩しかった」という最大の誉め言葉をかけます!
これによって、ルビーはかつての元気な姿を取り戻します。それだけではなく、復讐心からも解放されます。
しかしその反動からか、今度はゴロー(アクア)のことに執着するようになったと見て取れます。
これが良い方に転がるのか、悪い方に転がるのか、今後の展開が気になりますね!
アクアの悪手とは何か?
自分の正体がゴローであることを明かし、さりな(ルビー)に対する想いを打ち明けたアクアですが、第6章から登場している「謎の子供」からは”悪手だった”と告げられます。
更には「君の甘さが招いた明確な失敗」とも非難されてしまいます。
アクアの「悪手」とは何だったのでしょうか?
アクアの目的は、アイと自分を殺した犯人への”復讐”です。
アクアは、この復讐にルビーを巻き込まないようにし、自分ひとりで背負い込むことを考えていました。
そのためには、ルビーにも嫌われて孤独となっていた方が都合が良かったといえるでしょう。
しかし、ルビーに情を見せたことで復讐に対する非情さが保てなくなるかもしれません。また、巻き込まないと決めたルビーを巻き込むことに繋がるかもしれません。
ルビーに手の内を明かしたことは、アクアの復讐にとって様々な点において「悪手」だと言えそうです。
アクアの復讐は成功するのか?ルビーはどのように関わってくるのか?
今後の展開に目が離せません!
ルビーとアクアは結婚できる?
最後に注目すべき点は、ラストシーンでのルビーの「16歳になったら結婚してくれるよね?せんせ?私もう16歳になったよ?」というセリフです!
これは、さりなだった頃にゴローとした約束です。
ゴローとの結婚は、16歳まで生きられなかったさりなにとっては叶わぬ夢でしたが、ルビーになって遂に叶えられる夢となったのです!
このシーンでのルビーは非常に色っぽく、今までの可愛さとは別の魅力が感じられます。
しかし、ルビーの認識と現実では微妙にニュアンスが違います。
ルビーは「16歳になったら結婚してくれる」と認識していましたが、実際にゴローがした約束は「16歳になったら(結婚を)真面目に考えてやる」と言ったのです。
つまりゴローは、さりな(ルビー)との結婚の約束を名言していません!
この認識の違いも波乱の展開を呼び起こすのではないか、そんな一抹の不穏さは拭いきれません!
しかもアクアとルビーは血の繋がった兄妹であるため、法律上は結婚できません。何よりアクアは望んでいるとも思えません。

ルビーとアクアの関係はどうなってしまうのか、とても気になりますね!
まとめ
今回は、漫画『【推しの子】』123話「悪手」のあらすじ・見どころをご紹介しました。
前回の122話に引き続き、アクアとルビーの関係が急接近する重要な回となりました。
ルビーはアクアの説得によって復讐心から解放されるも、アクアとしては悪手になりかねない行動であったため、不穏さが残ります。
果たしてアクアは復讐を成し遂げるのことができるのか?そして、ルビーはアクアと結婚することができるのか?
目が離せない波乱の展開に、124話も期待大です!