【るろうに剣心】御庭番衆のメンバーと声優は?最後はどうなる?【四乃森蒼紫・般若・式尉・火男・癋見】

アニメ解説

るろうに剣心』は和月伸宏わつきのぶひろ先生の漫画で、明治時代を舞台に活躍する剣客・緋村剣心ひむらけんしんの戦いを描いた作品です。

2023年7月からはテレビアニメのリメイク版が放送開始されており、大きな話題となっております。

今回ご紹介するのは、緋村剣心と敵対することになる「御庭番衆おにわばんしゅう」です。

御庭番衆は、『るろうに剣心』の序盤において最も強敵となる集団の1つであり、要注目のキャラクター達です。

本記事では、御庭番衆のメンバー・声優、見どころなどについて解説します。

※本記事では、『るろうに剣心』のネタバレを含みます。

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御庭番衆とは何者か?

まずは、「御庭番衆おにわばん』とは何者なのか?」について解説します。

御庭番衆は、史実では「御庭番」とされている江戸幕府組織で、隠密(忍者・スパイ)・将軍の警護が任務となっています。

るろうに剣心』での明治維新前夜には、四乃森蒼紫しのもりあおしが15歳にして「江戸城御庭番衆えどじょうおにわばんしゅう」の御頭おかしらとなり、江戸城での討幕派との戦いに備えていました。

しかし、大政奉還によって御庭番衆は解体されてしまい、蒼紫の元に残ったメンバーはわずか4人となってしまいます。(後述)

そして、明治時代になってからは悪徳商人・武田観柳たけだかんりゅうの下で用心棒として雇われることになり、本編に至ります。

御庭番衆の特徴として、部下の名前が「般若はんにゃ」「ひょっとこ」などの能面から取られている点です。また、異能の技を使う者もいるため、一筋縄ではいかない強敵といえます。

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御庭番衆のメンバー・声優

ここでは、江戸城御庭番衆のメンバー、2023年版テレビアニメの声優についてご紹介します。

アポロ
アポロ

それでは早速メンバーを見てきましょう!

四乃森蒼紫

四乃森蒼紫しのもりあおしは、15歳にして江戸城御庭番衆の御頭に就任した美男子です。

幼少期より過酷な修行を積んだためか、冷静沈着で寡黙な性格であり現実主義者でもあります。

2本の小太刀を自在に操る「御庭番式小太刀二刀流おにわばんしきこだちにとうりゅう」を得意としており、「回転剣舞かいてんけんぶ」「呉鉤十字ごこうじゅうじ」などの技があります。

御庭番衆解体後は日本政府から士官先を提示されるも、士官を受けるのは自分のみであったため、部下を見捨てることはできず武田観柳の用心棒となりました。

しかし、用心棒となっても御庭番衆としてのプライドは捨てておらず、緋村剣心を倒すことで「御庭番衆こそが最強である」ことを証明しようと躍起になります。


四乃森蒼紫の声を務めるのは『マクロスΔ』ハヤテ・インメルマン役、『呪術廻戦』伏黒恵役などを代表作に持つ内田雄馬うちだゆうまさんです。

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般若

般若はんにゃは、密偵方みっていがた上位隠密です。

実際に般若のお面を身に付けていますが、これは諜報活動のために誰にでも変装できるように顔を焼いているからです。

近接戦も得意であり鉤爪かぎづめを使った格闘や、腕に描かれる縞模様で相手の間合いを狂わせる「伸腕の術しんわんのじゅつ」などを駆使します。

特に伸腕の術は、初見の緋村剣心をも圧倒した強力な技です。

幼少期に親に殺されかけ、生き残って路頭に迷っていたところを四乃森蒼紫しのもりあおしに救われたという過去があり、それ以来蒼紫のことを尊敬しています。

また、『京都編』で登場する巻町操まきまちみさおの教育係でもあり、操から最も懐かれていた存在でした。


声は、『鬼滅の刃黒死牟で知られる置鮎龍太郎おきあゆりょうたろうさんが演じられます。

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癋見

癋見べしみ身長130㎝、体重30㎏の小柄な下位隠密です。

小柄な体格と素早さを活かした尾行能力を持っており、緋村剣心でも殺気を感じるまでは全く感知できないほど強力です。

武器は「螺旋鏢らせんびょう」とよばれる、螺旋状の模様の入った弾丸を指で弾き飛ばして攻撃を行います。

あらかじめ毒を塗った「毒殺螺旋鏢どくさつらせんびょう」という殺傷能力の高い武器もあり、隠密には最適な技といえるでしょう。


声は『イナズマイレブン』鬼道有人役を代表作に持つ、吉野裕行よしのひろゆきさんが演じられます。

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火男

火男ひょっとこは身長190cm、体重120kgの肥満体型な中位隠密です。

技は、油を腹にある油袋に入れ、上下の前歯を火打石にして火炎を吐き出す「火炎吐息かえんといき」、強化版に「極大火炎吐息」があります。

緋村剣心からは”大道芸”と揶揄されますが、中位隠密なだけあって強力な技であることは間違いなしです。

このように火男の技は異能的なもので構成されており、肥満体型の理由は油袋を腹に仕込む必要があるからでした。


声を務めるのは、『灰と幻想のグリムガル』モグゾー役などで知られる落合福嗣おちあいふくしさんが演じられます。

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式尉

式尉しきじょうは、江戸城本丸警護方えどじょうほんまるけいごがたを務めた上位隠密です。

元々は薩摩藩の隠密でしたが、江戸城に侵入した際に四乃森蒼紫と遭遇し、戦いの末敗れます。顔の十文字傷はその時に蒼紫に付けられたものでした。

しかし、蒼紫式尉を殺さずに御庭番衆に引き入れます。これに感激し、式尉は蒼紫に忠誠を誓うようになるのでした。

式尉の武器は、なんといっても筋骨隆々の身体から繰り出される巨大鉄球です。

御庭番衆に入った際に、秘薬で筋肉を強化しており相楽左之助さがらさのすけをも圧倒するほどの怪力の持ち主でもあります。


声は『∀ガンダム』ハリー・オード役などで知られる、稲田徹いなだてつさんが演じられます。

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OPの御庭番衆がかっこいい!

御庭番衆は、本編での緋村剣心・相楽左之助と戦いが見どころとなっていますが、オープニングでもかっこいい戦闘シーンが描かれています。

オープニングでは、癋見べしみ火男ひょっとこ式尉しきじょう般若はんにゃの順番に繰り出される攻撃を剣心かわし、四乃森蒼紫しのもりあおしに飛び掛かる姿描いています。

スピード感のある展開に、剣心に匹敵する御庭番衆の強さが良く分かる映像でしょう。

更に注目なのは、御庭番衆と剣心が戦っている場所です。

本編では、洋館である武田観柳たけだかんりゅう邸が戦いの舞台となりますが、オープニングではたたみふすまが確認でき、明らかに和風になっています。

これは襖に描かれている松の絵から観柳邸ではなく、幕末の「江戸城松之大廊下えどじょうまつのおおろうか」であると推測されます。

四之森蒼紫は、幕末期に江戸城で華々しく戦うことを望んでいましたが、大政奉還によって戦う機会を失っています。

そのため、オープニングのような戦いは実際はありません。

しかし、武田観柳の用心棒に成り下がっても御庭番衆としての誇りは捨て去っていません。むしろ剣心と戦うことで、幕末の戦いを想い起こしていることでしょう。

なのでオープニングでの戦いは、実際には武田観柳の用心棒としての戦いであるものの、御庭番衆たちにとっては、実現できなかった”幻の江戸城の戦い”であることを表現しているのではないでしょうか。

御庭番衆のカッコよさだけでなく、四乃森蒼紫の儚さ・切なさも感じられそうです。

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御庭番衆は最後どうなる?

ここでは、江戸城御庭番衆のメンバーは「最後どうなったのか?」ついて解説します。

※本章では『るろうに剣心』の重大なネタバレを含みます。ご注意ください。

結論から言うと、江戸城御庭番衆のメンバーは四乃森蒼紫以外全て死んでしまいます

御庭番衆は、武田観柳の下でアヘンを密造していた高荷恵たかにめぐみを奪還するために観柳邸に乗り込んできた緋村剣心・相楽左之助らと対戦します。

しかし、緋村剣心に敗れた四乃森蒼紫は用済みとされ、武田観柳の「回転式機関砲ガトリングガン」によって抹殺されそうになってしまいます。

そんな最中、部下の式尉・火男・癋見・般若蒼紫を守るために、回転式機関砲の餌食となり殺されてしまったのでした。

そして、唯一生き残ってしまった蒼紫は4人の首を斬りとって簡単に埋葬します。そして、宿敵・緋村剣心を倒すまでは華は添えないことを誓います。

御庭番衆が立て続けにあっけなく死んでしまうショッキングなシーンですが、死ぬとしても蒼紫を守ろうとする忠誠心が光る感動的なシーンとなりました。

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まとめ

今回は、『るろうに剣心』に登場する敵キャラクター「御庭番衆おにわばんしゅう」について解説しました。

能面になぞらえた個性的かつ強敵が多く登場し、特に御頭の四乃森蒼紫しのもりあおしはルックス・生き様ともにカッコイイ魅力的なキャラクターです。

2023年版テレビアニメでは、旧アニメより刷新された声優陣でお送りされるため、こちらも要注目です!

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