ワズキャンはつくしあきひと先生原作の漫画『メイドインアビス』とそれを元にしたテレビアニメ『メイドインアビス烈日の黄金郷』に登場するキャラクターです。
大穴「アビス」の底にあると言われる黄金郷を目指す決死隊「ガンジャ」の隊長という重要な役どころでもあります。
ワズキャンは事あるごとにぶっ飛んだ言動で視聴者を驚かせます。特に「ワズキャンのお子様ランチ」と呼ばれる所業は賛否両論を巻き起こしています。
そんなワズキャンの魅力とは何なのか、今回はワズキャンの声優・お子様ランチ・成れ果ての姿・最後はどうなるのかについてご紹介します。
ワズキャンのプロフィール

それでは、ワズキャンのプロフィールを見ていきましょう!
名前:ワズキャン
年齢:不明
所属:ガンジャ隊
地位:三賢
能力:神がかりの予言
CV:平田広明
ワズキャンは黄金郷を目指す決死隊「ガンジャ」の隊長であり、三賢の一人です。
性格はかなりの楽観主義で軽薄な印象を受けるところがあります。しかし、どんな絶望的な状況でもマイペースさを忘れずにリーダーシップを発揮するため、皆からの信頼が厚い人物です。
ワズキャンには「神がかりの予言」と呼ばれる先見性を持っています。
ワズキャンは同じく三賢のヴエロエルコ(ヴエコ)が黄金郷を指し示す遺物「星の羅針盤」を持ってガンジャ隊に入隊することを予言していたのです。
このようにワズキャンは高いカリスマ性を持ち、信頼も厚いリーダーにピッタリのキャラクターです。ただ、異様にテンションが高い一面があるため、見る人によっては不気味に感じることもあるかもしれません。
声優は平田広明さんが担当しています。代表作は『ONE PIECE』のサンジ役や『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウの吹き替えなどがあります。
特にサンジは平田広明さんの代名詞となるほどの人気を博しています。
本作のワズキャンは、『ONE PIECE』のサンジとは真逆のダークな一面を持っているため、「闇サンジ」と呼ばれて親しまれています。
虫を食べていたから水もどきを回避?
アニメ第7話では、深界六層に降り立ったガンジャ隊は水に潜む原生生物「水もどき」を飲んでしまい、病気を発症し、解明の危機に陥ります。
水を飲まなければ生きていけないが、飲めば発病してしてしまうという究極の二択を迫られます。
そんな中で、ワズキャンは顔色一つ変えずに水を飲んでしまいます。にも拘らず、ワズキャンは発病することはありませんでした。ワズキャンとは一体何者なのでしょうか?
第1話の冒頭、船の中でワズキャンは虫を食べていました。理由は病気の予防のためでした。しかし、これは単なる病気のことではなく、六層の水もどきのことだったのではないかと考えられます。
ワズキャンには「神がかりの予言」と呼ばれるほどの先見の明があります。この時からすでに六層で起こる地獄のような日々を分かっていたのかもしれません。
もしそうだとしたら、隊員全員にも虫を食べたほうがいいことを伝えても良かったのではないかということも否めませんね。
悲惨!ワズキャンのお子様ランチ
ここでは、第8話に登場したワズキャンのお子様ランチについてご紹介します。お子様ランチとは何を指しているのでしょうか?
お子様ランチとは、ガンジャ隊を襲った水もどきの病気を治すことができる唯一の料理でした。それを振舞ったのがワズキャンなのです!
英雄のように見えるワズキャンですが、お子様ランチの正体はイルミューイの子供だったのです!
イルミューイはガンジャ隊の道案内を担当している子供でした。ワズキャンは、何でも願いが叶うという遺物「欲望の揺籃」をイルミューイに使わせます。
イルミューイの願いは「子供を産むこと」でした。
イルミューイの子供は生まれてすぐに死んでしまいます。ワズキャンはイルミューイの子供を奪って料理にしてしまったのです。これがお子様ランチの真相です。
ワズキャンがイルミューイの子供を料理して振舞うことにファンの間でも賛否両論になりました。確かに行為そのものは残虐に見えますが、隊長として隊員を守るためには仕方のない行為とも取れます。
ワズキャンはどんな状況でも態度があまり変わらず、テンションが高いため、誤解を招くことが多いキャラクターでしょう。

ワズキャンの成れ果てはどんな姿?
ワズキャンはイルミューイに2つ目の「欲望の揺籃」を使わせ、イルミューイは巨大化します。そして、イルミューイはガンジャ隊員を成れ果ての姿にしました。
こうしてイルミューイは成れ果て村「イルぶる」となり、成れ果ての住処と化したのです。黄金郷を探し求めたワズキャンは自分たち自身で黄金郷を作り出したのです。
150年の月日が経って、本作の主人公・リコが訪れた時もワズキャンは「成れ果て村を作った三賢」と呼ばれています。
しかし、崇拝されているわけではないようで他の成れ果て達とも対等に接しているようでした。
成れ果てとなったワズキャンは人間だった頃と変わらずにテンションが高く、リコとも「いぇ~い」と言ってハイタッチをするほどです。
目がどこにあるか分からないような見た目をしており、怖い印象を受けます。
また、人間の時に「欲望の揺籃」を使おうとして失敗した後遺症が成れ果ての姿でも表れています。ワズキャンが成れ果てになった経緯は第8話で確認できます。
ワズキャンの目的は何?最後は死ぬ?
ここではワズキャンの目的と最後に死ぬのかどうかについてご紹介します。
ワズキャンの願いは行き場を失ったガンジャ隊員たちに故郷を作ること、そう思われていました。しかし、リコはワズキャンの本当の願いを看破します。
ワズキャンの本当の願いは黄金郷を探し出すことです。たかが深界六層の入り口でそれを諦めるようなワズキャンではありませんでした。
ワズキャンは成れ果て村を滅ぼそうとするイルミューイ最後の娘・ファプタによって村を解放させようとします。
そしてワズキャンと同じくアビスの底への憧れを抱いているリコに「欲望の揺籃」を使わせることで、黄金郷を目指して移動する「リコ村」を作ろうとしていたのでした。
しかし、最後は成れ果て村に原生生物リュウサザイが侵入したことにより、ワズキャンの目論見は失敗に終わります。最終的にワズキャンは灰となって消えてしまいます。
ワズキャンは良い人そうに見えて最後の最後まで食えない奴でした。ワズキャンは消える前にリコに不気味な言葉を残します。
「せめて夢を叶えて絶望しておくれ」
ワズキャンの最期の言葉には何か意味が含まれているのか、それともただの負け惜しみなのか。今後の展開が気になるところですね!

まとめ
今回は『メイドインアビス烈日の黄金郷』に登場するワズキャンについてご紹介しました。
お子様ランチの一件で「クズ」呼ばわりされるなどの扱いを受けていますが、ワズキャンにはクセになる不思議な魅力を持っています。
リコに残した最期の言葉も何か意味がありそうで、まだまだ目が離せないキャラクターです。是非、チェックしてみて下さい!



