前回の『メイドインアビス烈日の黄金郷』第10話「拾うものすべて」では、ナナチ・ミーティーの別れやファプタ・レグの対決が焦点となり、話題となりました。
特にレグは闘いの最中、ファプタとの記憶を取り戻すところで終了するという、とても気になるところで終わってしまいました!
今回の第11話「価値」では、ファプタ・レグ戦の決着、復活したナナチ・ベラフの「最後の謁見」などが見どころとなっております。
「最後の謁見」とは一体何のことなのでしょうか?
本記事では、第11話のあらすじや見どころ、最終話で注目すべきポイントなどをご紹介します。
※本記事では、『メイドインアビス烈日の黄金郷』第11話のネタバレを含みます。
第11話「価値」あらすじ

それでは、第11話「価値」のあらすじを見ていきましょう!
ファプタの笑顔や泣き顔など、記憶の断片が蘇りつつも、依然はっきりと過去を思い出すことができないレグ。暴れ続けるファプタを止められないまま、攻撃を受けて気を失ってしまう。
ストーリー|アニメ「メイドインアビス」公式サイト
レグとの戦闘を終えたファプタはさらに怒りの矛先をリコに向けて襲い掛かるが、ガブールンが身を挺して止めに入るのであった。
ショックを受けたファプタは、怒りが収まらず再びリコを襲おうとするが、そこへ現れたのは…。
母・イルミューイに対して、酷い仕打ちをした成れ果て村の住人への復讐に燃えるファプタと止めようとするレグ。
2人の激闘がまだまだ続く中、レグは必死に説得します。しかし、ファプタはレグの説得を聞き入れず攻撃し、遂にレグは気を失ってしまいます。
ファプタは、レグの優しさを噛みしめつつも、レグがこんなに腑抜けになってしまったのは、リコがたぶらかしたと思い込み、怒りの矛先をリコに向けます。
怒りが収まらないファプタに対し、ファプタの相棒・ガブールンや、復活を遂げたナナチ・ベラフがファプタの止めに入ります。
そんな最中、村の外壁に空いた穴から原生生物が侵入してしまいます!成れ果て達は食い荒らされ、成れ果て村は最大のピンチを迎えることになってしまったのです!
成れ果て村やファプタの運命はどうなってしまうのでしょうか?
最終回がとても気になる展開です。続いては、第11話「価値」の見どころをご紹介します。
ナナチとベラフ!最後の謁見とは?
続いては、第11話「価値」の見どころである「最後の謁見」を解説します。
レグがファプタにやられ、絶体絶命のピンチの最中に、ナナチ・ベラフがファプタの前に現れます。
そして、ナナチは「たった一度切りの最後の謁見だ」と宣言します。
「最後の謁見」とは一体何を意味しているのでしょうか?
ベラフは、かつて「ガンジャ」という決死隊に属していた頃、イルミューイという少女の子供を食べることで生き延び、罪悪感を感じていました。
そのイルミューイが産み落とした最後の娘がファプタなのです!
ベラフは自分に残された命が少ないことを察し、最後の力でファプタの前に姿を現したのでした。
また、ファプタは「成れ果ての姫」という異名を持ちます。
ナナチも同じ成れ果てとしてからか、ファプタのことを「姫様」と呼びます。
そのことからファプタに会うことを「謁見」と言ったのでしょう。気取った感じの物言いが非常にナナチらしいです。
最後の謁見に来た理由
では、ベラフ何をしに、ファプタの前に現れたのでしょうか?
ベラフはファプタを止めたりはしません。ただ、自分の冒険の記憶と、イルミューイとの記憶をファプタに与えるために来たのでした。
確かにベラフたちガンジャ隊は、イルミューイの子供を食べましたが、それだけではなく楽しい思い出もあったことをファプタは感じ取ることになります。
しかしその甲斐もなく、ベラフはファプタによって消滅させられてしまうのでした。
この「最後の謁見」シーンは、第11話の中でも特に印象深いシーンです。今までじっとしていたナナチ・ベラフが遂に大きな活躍を見せた瞬間です!
ベラフが与えた「価値」をファプタはどうするのか?ファプタの今後に要注目です!
ファプタに与えられた「価値」とは?
第11話で「最後の謁見」と並んで大きな見どころとなるのは、ファプタと成れ果ての関係です。
リュウサザイを始めとした獰猛な原生生物の侵入により、成れ果て村は崩壊しつつありました。
ファプタは「村を根絶やしにするのは自分だ」として原生生物に立ち向かっていこうとしますが、返り討ちにされ、ボロボロになってしまい、大ピンチを迎えます。
そんな中、ファプタを助けたのは、なんと成れ果て村の住人たちでした!
村人は自分の身体を切り落とし、ファプタに食べさせることでファプタを回復させます。
村人はかつてファプタの母・イルミューイを食べたことで生き延びています。
それが今回、ファプタのために自分の身を犠牲にしているという奇妙なシーンのように思えます。
「価値」は与えられるだけではなく、与えるものでもある。そんな成れ果て村の根幹にあるテーマに触れる素晴らしいシーンであったと思います。
最終回はどうなる?押さえておくべきポイント!
テレビアニメ『メイドインアビス烈日の黄金郷』は第12話で最終回を迎えます。
ここでは、第12話に向けての注目ポイントをご紹介します。
ファプタの選択
第11話で、原生生物の攻撃で重傷を負ったファプタは、村の住人に与えられた価値で復活を遂げました。ファプタは、イルミューイの憎しみと楽しかった冒険の記憶の両方を知ることになりました。
第12話の注目ポイントは、成れ果てから受け取った「価値」をどのように使うか、というファプタの選択にあります。11話ラストでは、「自分の価値は自分で決める」といったような並々ならぬファプタの決意を感じます。
ファプタは当初の予定通りイルミューイの復讐のために成れ果て村を根絶やしにするのか否か、ファプタの選択に要注目です!
村の崩壊とワズキャンの思惑
第11話では、村の崩壊に際しても、ワズキャンは不気味なほど余裕な雰囲気を出していました。ナナチは、この混乱を機にリコを新たな成れ果て村にしようとしているのでは?と勘ぐります。
また、リコもガンジャ隊の隊長として黄金郷の発見を夢見たワズキャンが冒険を諦めるはずがないと看破していました。しかし、これまでワズキャンはのらりくらりと回答を躱しているため、真意がわかりません。
最終回では、遂にワズキャンの真意が分かると思われます。ワズキャンの口から何が語られるのか、成れ果て村の運命はどうなってしまうのか、最終回も目が離せない展開となりそうです!
まとめ
今回は、『メイドインアビス烈日の黄金郷』第11話のあらすじ・見どころ・最終回の注目ポイントについてご紹介しました。
ファプタや成れ果て村の運命がどうなってしまうのか、大変気になる展開となりました。ファプタと原生生物との対決も迫力のある映像となっています!
『メイドインアビス烈日の黄金郷』最終回も是非チェックしてみてください!