テレビアニメ『リコリス・リコイル』第12話は、錦木千束・井ノ上たきなとテロリスト・真島の戦いや、吉松シンジとの人工心臓をめぐる戦いとなり、息つく暇もない緊迫感に包まれた内容となりました。
中でも、第12話で異彩を放っていたのは男版リコリスとも呼ばれる「リリベル」登場です。以前よりセリフでは語られていましたが、今回初登場となりました。
「リリベル」とは一体何なのでしょうか?
本記事では、リリベルの正体や目的、2期で詳しく登場する可能性についてご紹介します。
※本記事では、『リコリス・リコイル』第12話のネタバレを含みます。



リリベル とは
ここでは、リリベルとはそもそも何なのかについてご紹介します。
リリベルは男の子版リコリス
「リリベル」という用語は初めて登場したのは第6話です。千束はリリベルを「男の子版リコリス」であり「おっかない」存在であると説明していました。
千束も、それ以上のことは知らないと言っており、リリベルの存在は謎に包まれています。
しかし、千束の家に何度も襲撃に来ていることから、リコリスとの協調関係はなく、寧ろリリベルとリコリスは敵対関係にあるように感じます。
明治時代以前の男系暗殺部隊 ” 君影草 ” との関係は?
謎に包まれているリリベルですが、明治政府樹立以前より組織された「八咫烏」との関係が示唆されています。
第6話では、天才ハッカー・ロボ太がリコリスについて、「明治政府樹立以前に組織された暗殺部隊『彼岸花』」と紹介し、現在は彼岸花の学名からリコリスと呼ばれていると説明しています。
その時の絵図には「彼岸花」の上位組織に「八咫烏」が存在し、女系暗殺部隊「彼岸花」の他に男系暗殺部隊「君影草」が存在します。
この君影草こそ、リリベルであると思われます!
君影草とはスズランのことを指し、学名を「リリベル」と言います。この点においても「リコリス」と対になっているため、「君影草」がリリベルの後継組織である可能性は高いと考えられます。
他にも上位組織の「八咫烏」や影武者部隊「花葵」なども気になるところです。「八咫烏」についてはDAもしくはDAの上位組織になっている可能性があります。
「花葵」は、テロ制圧現場の後始末を行っている「クリーナー」であるとする意見もありますが、実際のところは明らかになっておりません。
リコリスとリリベルの関係についてはまだまだ謎が多いようです。
第12話でのリリベルの活躍
第12話では、遂にリリベルが登場します。リリベルはどんな活躍を見せるのでしょうか?
テロリスト・真島の電波ジャックにより、今まで公にされていなかったリコリスの存在が発信され、一般市民にもバレてしまうという事態に陥りました。
事態を重く見たDAの上層部は、リコリスを抹殺することで存在自体をなかったことにする決断をします。
そこで白羽の矢が立ったのがリリベルです。リコリス抹殺作戦を担うことになったのでした。リリベルは圧倒的な武器量でリコリスを追い詰めます。
リリベルは、リコリスの失態を受けて抹殺の任を受けて出動しています。以前も千束抹殺のために出動していたようなので、リコリスの抹殺・口封じなどがリリベルの主要任務なのかもしれません。
千束・たきなはリリベルの猛攻からリコリスを救うため、リリベルと対決することになります。
リリベルは千束と因縁がある?
リリベルの猛攻に千束・たきなの応戦します。更にリコリスの存在が一般市民に知られてしまった問題がクルミのハッキングによって解決したため、リリベルは撤退することになります。
こうしてリコリスは抹殺を免れることができたのでした。
リリベルが撤退する際に興味深いシーンが登場します。リリベルの前に姿を現わした千束をリリベルのリーダーらしき人物が睨んでいるのです!
リリベルは以前、千束を襲撃するために千束の家や喫茶リコリコに出向いていたことが語られています。千束とリリベルのリーダーとの間には何か因縁があるように思えてなりません。
因みに、千束の方は「何の面識もない」もないといった様子でしたが、実際のところは分かりません。千束は真島とも旧電波塔事件で戦ったという因縁があるにも関わらず忘れてしまっていました。
今回も千束が一方的に忘れているだけで、千束とリリベルには少なからぬ因縁がある可能性が高いと思われます。
リリベルは今後も登場する?
ここでは、『リコリス・リコイル』は2期制作とリリベルの登場の可能性について考察します。
2期(続編)制作される可能性はある?
『リコリス・リコイル』は完全オリジナルストーリー作品であるため、ストーリーに続きがあるのかについては不明です。また、続編に繋げるためには主人公である錦木千束が生き残っていることが必要であると思われます。
千束は人工心臓の故障により余命が残り2か月を切ってしまっています。なので、最終回で千束の余命問題が解決できなければ続編制作の可能性は低いでしょう。
しかし、一方で『リコリス・リコイル』は千束・たきなを始めとしたキャラクターの可愛さと迫力あるアクションによって絶大な人気を誇っています。
そのため、千束は生き残り、続編へとつながる可能性も十分にあり得ると思われます。
2期ではリリベルの出番はある?
『リコリス・リコイル』の今後の焦点になりうるポイントとしては、謎の多いDAという組織とリリベルです。特に今回明らかになったリリベルと千束の関係性は気になるところです。
千束はなぜリリベルに狙われていたのでしょうか?
DA内の組織内部のストーリーはまだまだ開拓の余地があると思われます。なので、千束とリリベルの因縁や未だ語られていないDAの秘密などが暴かれるのではないでしょうか。
『リコリス・リコイル』の続編制作については発表がありませんが、十分可能性はあると思います。是非、続報を心待ちにしましょう!
まとめ
今回は、『リコリス・リコイル』のリリベルについてご紹介しました。
長らく用語だけの登場に止まっており、第12話で登場し活躍したものの、まだまだ謎の多い組織でもあります。
明治政府樹立以前の男系暗殺部隊「君影草」との関係性についてや錦木千束との因縁など気になる点が多い存在でもあります。
『リコリス・リコイル』の続編が制作されるかについては今後の発表が気になるところです。




