レグは、つくしあきひと先生原作の漫画『メイドインアビス』に登場するメインキャラクターです。
少年の姿をしていますが、正体不明のロボットであり、存在そのものが謎に包まれている不思議な魅力を持ちます。
『メイドインアビス』は、「アビス」と呼ばれる巨大な穴の底を目指す冒険に少女・リコが挑むというものです。
レグはリコと共に冒険をし、時にはリコのピンチを助けるという重要な役割を担っているキャラクターでもあります。
メインキャラクターでありながら、謎を多く持つレグ。「どんな存在なのか」「正体は何か」などの疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
本記事では、レグのプロフィールや謎とされていることをご紹介し、レグの正体に迫りたいと思います。
レグのプロフィール

それでは、レグのプロフィールを見ていきましょう!
名前:レグ
年齢:不明
種族:ロボット
能力:火葬砲
口癖:「度し難い!」
CV:伊瀬茉莉也
レグは、人間の姿にそっくりなロボットです。上半身は裸でマントとヘルメットを装着していることが特徴です。
「レグ」という名前は、レグを最初に発見されたリコによって命名されました。名前の由来は、リコが昔飼っていた犬の名前です。
リコからは完全に犬扱いを受けているレグですが、成れ果て・ナナチからも犬扱いを受けています。実際にレグは鼻が利くというエピソードもあるので、まさに犬のようなキャラクターです。
また、モフモフしたものが好きであり、隙あらばナナチに触ろうとしたり匂いを嗅ごうとする習性があることが玉に瑕です。
性格はいたって真面目で、怖がりで涙もろいといった性格をしており、ロボットとは思えないほど感受性が豊かと言えます。
特に、オーゼンやボンドルドといった性格が非情な人間に対しては「度し難い!」と怒鳴り上げており、強い正義感を持っている優しい少年でもあります。
ち〇ち〇が「生っぽい」?恐るべきレグの生態
レグは、電気や熱にも強く、一見するとぷにぷにの肌もドリルでも貫くことができない頑丈さを持つまさに万能な最強ロボットです。
更にレグは何でも食べて全てエネルギーに変えてしまう謎めいた動力を持っているという不思議な存在でもあります。
しかし、リコの調査などでレグの生態は更に人間っぽいことが判明します。
レグには、乳首・へそ・陰茎などのおよそロボットには必要ないと思われる組織が備わっています。リコ曰く陰茎は「生っぽい」とのことであり、リコの裸を見ると反応してしまうのです!
また、ボンドルドの実験体にされた時は排尿をすることも分かっており、限りなく人間に近いロボットであることが分かります。
なぜロボットであるレグにそこまで人間的な機能が備わっているのでしょうか?
私は次の2点が考えられると思います。
1つは、レグは元々は人間であったが何らかの理由でロボットに改造されたため。
もう1つは、レグは人間との接触を目的とし、人間社会に溶け込めるように非常に人間的に作られたため。
どちらにせよ、レグはリコたち人間と出会うべくして現れたのではないでしょうか?
レグ誕生にはどんな真相があるのか、見どころポイントです!
レグの火葬砲とは
レグは人間の姿をしていますが、攻撃を受け付けない頑丈さを持っているロボットです。また、40mまで伸ばすことのできる伸縮自在な腕まで持っています。
しかし、レグの性能はそれだけではありません。レグには、とっておきの武器が備わっているのです。
ここでは、レグが持っている武器「火葬砲」についてご紹介します。
火葬砲は、手のひらと足裏から発射されるビーム砲のことです。狙ったものを跡形もなく焼き払ってしまうことからリコに「火葬砲」命名されますが、別名「インシネレーター」とも呼ばれます。
テレビアニメ第2クール『メイドインアビス 烈日の黄金郷』では、成れ果て村の壁を破壊し、今まで成れ果て村に入ることができなかったファプタが進入できるようになります。
火葬砲には、アビスのルールをも書き換えてしまうほどの威力を持つのです。
凄まじい破壊力を持つ火葬砲ですが、一度使用すると発射から10分後に2時間の昏睡状態に陥ってしまいます。この2時間の間はどんなに攻撃されても目覚めることがありません。
威力はあるものの、2時間の昏睡というデメリットが大きいため、乱発することができません。なので、レグの火葬砲はここぞという時にのみ使用する「奥の手」なのです。
劇場版映画『メイドインアビス 深き魂の黎明』ではレグが、白笛・ボンドルドによって実験台にされてしまい、右腕を切断されてしまいます。
右腕の火葬砲を失ってしまい、これがレグのハンデとなります。しかし、切断されても火葬砲を発射することが可能で、映画ではリコがレグの右腕を持ってボンドルドに火葬砲を命中させました。
火葬砲はレグの切り札です。レグが火葬砲を使うべきか否かの葛藤をすることもあります。レグの葛藤にも要注目です!
白レグって何?
ここでは白レグについてご紹介します。
白レグとは、レグのヘルメットが白色へと変化した姿、すなわちレグの強化フォームのことを指します。白レグには、リコが白笛を吹くことで変化できます。
白レグは、テレビアニメ第2クール『メイドインアビス 烈日の黄金郷』6話「呼び込み」で初登場となります。
第6話では、成れ果て村に侵入した原生生物オオガスミに襲われるという大ピンチに見舞われます。絶体絶命の中、リコは白笛であるプルシュカの「私を呼んで」という声を聞き、白笛を吹きます。
すると、突如として現れたのが白く変化したレグだったのです。
白レグは通常のレグよりも早く、攻撃力も上がります。しかし、白笛を吹くことはリコにとって負担が大きいようで火葬砲と同じく多用することは難しいでしょう。
白レグも、リコとレグにとって「切り札」となりそうですね!
レグは何者?気になる3つの謎!
『メイドインアビス』のメインキャラクターであり、重要な役どころを担うレグですが、未だに謎や分からない部分が多いキャラでもあります。
ここではレグにまつわる謎を3つご紹介します。
レグの正体はオーバード?どこから来たのか
一つ目はレグの正体とどこから来たのか?ということです。
レグはテレビアニメ第1クール『メイドインアビス』でアビスの淵でリコによって発見されました。リコが原生生物ベニクチナワに襲われそうになっていたのを火葬砲で助けたため、昏倒していたのです。
その後、リコによる電気ショックによって目を覚ましますが、記憶喪失となっていたためレグは正体もどこから来たかも分からなくなってしまったのです。
リコはレグは奈落の至宝「オーバード」でないかと推測します。アビスには様々な遺物が眠っており、それぞれが4~1級、特級とランク付けされています。
そして特級遺物以上に希少な遺物が「オーバード」と呼ばれているのです。
オーバードは未だ発見されていないため、レグがそれに相当するのかは不明です。しかし、白笛によって「白レグ」という真価を発揮するあたり、特別な存在であることは間違いないようです。
レグとライザの関係は?
二つ目は、レグとライザの関係性です。これはレグがどこから来たのかという謎にも直結します。
ライザはリコの母であり、白笛です。アビスの奈落の底を目指す「ラストダイブ」に挑み、志望扱いとされました。
後にライザの所持品が地上に上がってきます。なんと、その中にはレグによく似た人物を描いたメモがあったのです。
このメモはライザとレグの関係を匂わせており、リコとレグがアビスの底を目指す冒険に出るきっかけとなるのでした。
レグとライザの関係を匂わせるものはそれだけではありません。レグは「度し難い!」という言葉が口癖ですが、元々はライザの口癖なのです。
さらにレグがアビスの深界四層では、ライザと思われる女性との記憶を思い出します。
以上のことから、レグとライザは以前に会っていたと思われます。それだけではなく、レグはライザの元からリコの元へやって来ることが目的であった可能性も高いのです。
レグとファプタは昔会っていた?
三つ目は、レグとファプタにまつわる過去についてです。これもレグがどこから来たのかという謎を紐解く重要なキーとなります。
ファプタは『メイドインアビス 烈日の黄金郷』で初登場するキャラクターですが、それ以前にレグとファプタは会っていたことが判明します。
ファプタは、深界六層「還らずの都」に住んでおり、そこへレグがやって来てしばらく行動を共にしていたのです。
レグはある約束を果たすために地上に向かう途中であったため、ファプタの元を後にします。そして、アビスの淵でリコと会うことになるのです。
この時、レグはファプタに対して自分の名前を「レグ」と名乗っています。
リコに会う前になぜ、レグという名前を名乗ることができるのでしょうか?この辺りの真相も、レグの謎の一つとされています。
また、地上に向かう途中でファプタの居る六層を訪れたということは、レグは六層よりも深いところからやってきたことになります。なので、レグは六層か七層である奈落の底から来た可能性が高いのです!

まとめ
今回は『メイドインアビス』に登場するレグについてご紹介しました。
火葬砲や伸縮する腕を武器に原生生物や敵と戦うことができるため、これからも活躍が期待できます。また、記憶喪失のため出自や正体など多くの謎を持つ魅惑のキャラクターでもあります。
レグはどこから来たのか、正体は何か、ライザとはどんな関係なのか。その謎は今後の展開を待つ必要があるようです。是非、レグに注目しつつ『メイドインアビス』を追っていきましょう!

コメント