【日常系】氷菓(アニメ)2期の可能性は?続きは原作の何巻からで見どころはどこ?【古典部シリーズ】

アニメ解説

氷菓ひょうか』は米澤穂信よねざわほのぶ先生による推理小説で、2012年には京都アニメーション制作でテレビアニメ化もされている作品です。

この作品は、神山高校古典部という部活を舞台としているため、原作小説は”古典部シリーズ”という愛称で親しまれています。

内容は、高校生4人が身の回りに起こる謎について解き明かしていくというもので、ミステリーと青春ストーリーを一挙に楽しめるところが見どころポイントです!

そんな『氷菓』ですが、2022年はテレビアニメ放送開始から10周年が経ちます。それに伴って、ファンの間では『氷菓』2期の可能性に期待が高まっています。

本記事では、『氷菓』2期は可能性があるのか、内容は原作の何巻から何巻までになるのかについて考察します。

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氷菓はどんなアニメ?

まずは『氷菓』がどんな内容のアニメなのか、あらすじや世界観などを解説しながらご紹介します。

せいや
せいや

それでは、氷菓のストーリーを早速見てきましょう!

省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することに。

「古典部」で出会った好奇心旺盛なヒロイン、千反田える。中学からの腐れ縁、伊原摩耶花と福部里志。

彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく青春学園ミステリ。

「わたし、気になります!」

奉太郎の安穏とした灰色の高校生活は、この一言で一変してしまった!!

古典部のストーリー – TVアニメ「氷菓」京アニサイト|京都アニメーション

舞台は、田舎の自称進学校で部活動が盛んな神山高校。新一年生として入学した主人公・折木奉太郎おれきほうたろうは卒業生でもある姉・供恵の命令によって廃部寸前の「古典部」に入部します。

そこで奉太郎は、好奇心旺盛な美少女・千反田ちたんだえると出会います。

もともと省エネ主義で”灰色の高校生活”を謳歌しようと決めていた奉太郎でしたが、えるの「わたし、気になります!」の一言で数々の事件を推理するハメになってしまうのです!

さらに古典部には福部里志ふくべさとし伊原摩耶花いばらまやかも入部し、奉太郎は否が応でも学園青春ライフに参加していくことになります。

『氷菓』は、ただ単にミステリーが展開されるだけではありません。

奉太郎たちが事件の謎を解いていくことで、ほろ苦い挫折を経験し成長していくという青春ストーリーにも要注目の作品です!

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氷菓の登場人物

ここでは、『氷菓』の主要人物である折木奉太郎・千反田える・福部里志・伊原摩耶花の4人の古典部メンバーをご紹介します。

折木奉太郎

名前:折木奉太郎おれきほうたろう
学歴:鏑矢中学校→神山高校
部活:古典部
性格:省エネ主義
C V:中村悠一

折木奉太郎は、鋭い洞察力と推理力を持っており、誰もが気づかないところにも考えが行く男子高校生です。そのため、古典部では、しばしば探偵役を任されています。

その一方で、「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする省エネ主義者で、面倒事を嫌う性格です。学業面でも、必要以上の勉強をしないため、常に平凡な成績を維持しています。

恋愛面では、一年生の終わりごろに千反田えるへの恋心を自覚するようになります。しかし、えるには告白できなかったため、奉太郎とえるの関係がどのように発展していくのか、注目ポイントです。

声優を務めるのは中村悠一さんです。『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』高坂京介役などで人気を博し、近年では『呪術廻戦』五条悟役で話題を呼んでいます。今、声優業界の一線で活躍している男性声優の一人です。

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千反田える

名前:千反田ちたんだえる
学歴:印地中学校→神山高校
部活:古典部(部長)
性格:好奇心旺盛
C V:佐藤聡美

千反田えるは、神山市屈指の名家・豪農「千反田家」のお嬢様です。古典部には”一身上の都合”で入部し、部長を務めます。

外見は容姿端麗で長い黒髪がお嬢様感を際立たせます。成績はトップクラスに入る才女で、記憶力に優れています。他には料理も得意であり、文化祭の料理対決でも料理スキルが遺憾なく発揮されます。

奉太郎から「好奇心の猛獣」と言われてしまうほど好奇心旺盛です。一度気になったことには目を光らせて「わたし、気になります!」と言って首を突っ込んでしまう性格をしています。

声優を務めるのは佐藤聡美さとうさとみさんです。「さとさと」や砂糖から取られた「しゅがみ」などの愛称で親しまれています。『けいおん!』田井中律役で知名度を上げ、その後も『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』田村麻奈実役などを担当されています。

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福部里志 

名前:福部里志
ふくべさとし

学歴:鏑矢中学校→神山高校
部活:古典部、手芸部、総務委員会
性格:器用貧乏
C V:阪口大助

福部里志は、奉太郎の中学時代からの友人です。雑学などの知識を有していて”データベース”を自称するほどの博学です。しかし、興味のないことには無頓着で成績は赤点を取るほどの低空飛行です。

多趣味なため、古典部の他にも手芸部や総務委員会など興味を持ったものは何でもやってみる性格です。

知識は持っているものの推理力は持ち合わせていません。そのため「データベースは結論を出せない」が口癖ですが、推理力で注目を浴びる奉太郎を羨ましく思うこともあり、文化祭では奉太郎に対抗して謎解きを行うこともありました。

基本的には、奉太郎の推理の矛盾や間違いを軌道修正する探偵助手的なポジションのキャラクターです。

声優を務めるのは阪口大助さんです。『あたしンち』立花ユズヒコ役や『銀魂』志村新八役などが代表作に挙げられます。コミカルなギャグ要員が似合う声優さんです。

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伊原摩耶花

名前:伊原摩耶花
学歴:鏑矢中学校→神山高校
部活:古典部、漫画研究会、図書委員会
性格:厳格主義
C V:茅野愛衣

伊原摩耶花いばらまやかは小柄でショートヘアーが可愛らしいもう一人のヒロインです。性格は自分にも他人にも厳しい”しっかり者”です。また、ツリ目で毒舌を吐くなど外見とは裏腹にキツイ一面も持ちます。

奉太郎とは小学生からの腐れ縁ですが、これといった交流は多くありません。千反田えるとは真っ先に仲良くなり「ちーちゃん」というあだ名で呼ぶ間柄となります。

中学生の頃から福部里志のことが好きであり、何かとアプローチをかけるものの毎度はぐらかされてしまっています。しかし、2人のやり取りは夫婦漫才そのもので、かなりの親密度が伺えます。

かつて神山高校文化祭で買った同人誌に惹かれ、漫画研究会にも入部します。しかし、摩耶花は部活内の派閥抗争の急先鋒に立たされてしまい、これが事件に発展してしまいます。

声優を務めるのは茅野愛衣かやのあいさんです。『とある魔術の禁書目録Ⅱ』五和役でテレビアニメ初レギュラーを獲得し、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』本間芽衣子役では、初のヒロイン役を射止めるなど実力派の声優さんです。

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氷菓2期の可能性は?

2022年でテレビアニメ『氷菓』は10周年を迎えました。10周年にちなんで『氷菓』2期を待ち望んでいるファンも多いかと思われます。

果たして『氷菓』2期は放送される予定はあるのでしょうか?

結論から言うと、残念ながら2022年11月時点では『氷菓』2期が放送されるという情報はありません。

原因はいくつかあると思われますが、まず考えられるのは原作ストックが足りていないことが考えられます。

2012年の『氷菓』は全22話で2クールでの放送で、原作は『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『遠回りする雛』の4巻分となりました。

現在刊行されている原作は残り2巻分であるため、2期をする場合は1期よりも原作が不足しています。これが2期制作の上で困難となっているのかもしれません。

しかし、2巻分であっても1クールでの放送は可能ではないかとも思われます。是非とも、『氷菓』2期で古典部のさらなる活躍を見たいものですね!

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氷菓2期は原作のどこからになる?

『氷菓』2期が制作されるとなれば、原作のどこからとなるのでしょうか?

また、どんな内容なのでしょうか?

ここでは、該当する小説『ふたりの距離の概算』と『いまさら翼といわれても』について解説します。

ふたりの距離の概算

春を迎え、古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。

だが彼女は本入部直前、謎の言葉とともに、入部はしないと告げてきた。

えるとの会話が原因だということに納得ができない奉太郎は、マラソン大会を走りながら、新入生の心変わりを推理する――!

米澤穂信「いまさら翼といわれても」<古典部>シリーズ最新刊|KADOKAWA

ふたりの距離の概算』では、奉太郎たちは二年生に進級します。そして、古典部には新一年生・大日向友子おおひなたともこが仮入部します。

友子は早くも古典部員たちと打ち解け、当然本入部するものと思われていました。しかし、友子は入部を止めてしまいます!

なぜ友子は急に入部を拒絶したのか?奉太郎は「友子と千反田えるとの間に何か起こったのではないか」と考えます。

こうして奉太郎は、マラソン大会で走りながら友子が仮入部してからの出来事を思い返し、真相を推理することになったのでした!

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いまさら翼といわれても

「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた〈古典部〉部員・伊原摩耶花からの電話。

合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。千反田は今、どんな思いでどこにいるのか

――会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。

千反田の知られざる苦悩が垣間見える表題作ほか、〈古典部〉メンバーの過去と未来が垣間見える、瑞々しくもビターな全6篇。

米澤穂信「いまさら翼といわれても」<古典部>シリーズ最新刊|KADOKAWA

いまさら翼といわれても』は全6篇にわたる短編集です。

二年生となり、さらに複雑な思いを抱える古典部メンバーの姿が描かれています。

漫画研究会の派閥争いが遂に決裂してしまう中、苦悩する伊原摩耶花を描く「わたしたちの伝説の一冊」。奉太郎がなぜ省エネ主義となったのかという過去を語る「長い休日」。

そして表題でもある、合唱祭直前に姿を消してしまう千反田えるの苦悩の真相を描く「いまさら翼といわれても」などほろ苦くも味わい深い作品が盛り沢山となっている一冊です。

また、奉太郎の中学時代の教師がなぜ授業中にヘリを見ていたのかの真相を突き止めるストーリーの「連峰は晴れているか」は、既にアニメ化されているため2期には含まれないと思われます。

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氷菓2期の見どころは?

『氷菓』2期が制作されたならば、見どころはどこになるのでしょうか?

ここでは、2期に相当すると思われる原作『ふたりの距離の概算』と『いまさら翼といわれても』から見どころを2点ご紹介します。

新入部員・大日向友子がかわいい!

まず、1点目は『ふたりの距離の概算』に登場する新キャラクター・大日向友子です。

友子はボーイッシュな髪型で日焼けした小麦色の肌をしております。性格も明るく、奉太郎たちとも直ぐに仲良くなってしまうような人懐っこさがある可愛さが魅力です。

一方で、千反田えるに対しては警戒しているようであり、一線を引いたような態度を取っております。これが後に千反田えるとの確執に繋がってしまうのです。

また、「名札を出さないのは後ろ暗いやつ」「腐ったミカンと牛乳は捨てるべき」という友達が言っていたという格言を自分の持論として話す不思議な一面もあります。

友子は『ふたりの距離の概算』の中心的な人物です。是非とも友子の可愛さを映像化して欲しいところです。

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千反田えるの葛藤と寄り添う奉太郎

2点目の見どころは、『いまさら翼といわれても』で描かれる千反田えるの葛藤とそれに寄り添う奉太郎です。

この回では、責任感が人一倍強い千反田えるがソロパートを務めるはずの合唱祭から姿を消してしまうという内容です。

奉太郎は、えるがどこへ行ってしまったのかを推理することになります。そして、奉太郎はえるが姿を消した理由とえるが抱える苦悩と葛藤を理解していきます。

そして、えるの居場所を突き止めた奉太郎は、えるを責めたりせずにただ寄り添います。今までとは微妙に変化していく2人の関係にも要注目なシーンです。

えるは合唱祭に戻るのか、そして奉太郎とえるの関係がどうなっていくのか。『いまさら翼といわれても』では、とても気になる展開が待っています!

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まとめ

今回は、テレビアニメ『氷菓』2期の可能性や原作の内容・見どころについてご紹介しました。

残念ながら2022年11月現在では、2期制作の発表はないため可能性は低いと思われます。しかし、原作は1クール分のストックがあるため可能性はゼロというワケではありません!

新キャラクター・大日向友子の登場など、『氷菓』の続きには”気になる”ポイントが沢山あります!

是非、『氷菓』の2期が制作されるよう応援しましょう!

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