2022年10月より放送されたテレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』は、はまじあき先生原作の漫画作品です。
ストーリーは、友達が一人もいないコミュ障で陰キャな女子高生・後藤ひとりが「結束バンド」という女子高生バンドに参加することで成長を描いていくものとなっています。
この作品は主人公・後藤ひとりの個性的なキャラクターにフォーカスが当たっていますが、後藤ひとりの他にも異彩を放っている独特なキャラクターが存在します。
それは、後藤ひとりの先輩にあたる山田リョウです。
山田リョウは寡黙でミステリアスな雰囲気があり、どんな人物なのか掴みにくいキャラでもあります。
今回は、山田リョウのプロフィールや魅力について解説し、どんな人物なのかをご紹介します。
本記事では、『ぼっち・ざろっく!』のネタバレを含みます。
山田リョウのプロフィール・声優
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— TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式 (@BTR_anime) September 12, 2022
TVアニメ
「#ぼっち・ざ・ろっく!」
2022年10月放送開始
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山田リョウ
CV:#水野朔
🎸公式サイトはこちら▽https://t.co/FKGv7wziEv pic.twitter.com/8uKnAC7YR5
ここではまず、山田リョウの人物像・声優についてご紹介します。
山田リョウのプロフィール

それでは、山田リョウのプロフィールを見ていきましょう!
名前:山田リョウ
誕生日:9月18日
身長:163㎝
血液型:AB型
学校:下北沢高校
所属バンド:結束バンド
担当:ベース、作曲
趣味:古着屋巡り、廃墟巡り
C V:水野朔
山田リョウは「結束バンド」のベース・作曲担当です。
バンドメンバーの伊地知虹夏とは同じ下北沢高校に通う同級生であり、後藤ひとり・喜多郁代の1つ上の先輩に当たります。
ボーイッシュな外見をしており、基本的には無口なためミステリアスな雰囲気を醸し出しています。また、思ったことを直ぐ口に出してしまうなど空気が読めない性格でもあります。
虹夏しか友達がいないため、一見すると後藤ひとりと同じ陰キャのように思われます。
しかしリョウの場合は、”一人が好き”が好きなタイプの一匹狼タイプであり、内心では友達が欲しいと思っている後藤ひとりとはまた違う種類の陰キャです。
なので、休日の趣味も古着屋巡りや廃墟巡りなど1人で楽しめるものばかりです。
友達が少なくても平気な一匹狼で作曲も手掛ける天才肌、山田リョウはまさに「結束バンド」のカリスマ的存在といえます!
声優は水野朔
声優を務めるのは水野朔さんです。
代表作には『SELECTION PROJECT』花野井玲那や『後宮の烏』柳寿雪などがあります。特に『後宮の烏』はテレビアニメ初主演となり、今注目の若手声優の1人でもあります。
声は低めであり、山田リョウのようなクールビューティーな少女役が似合う声優です。
趣味は、歌を歌うことでYouTubeチャンネルに「歌ってみた動画」を投稿された経験もあります。
またゲームも得意であり、『チェンソーマン』で主役デンジを演じた戸鞠菊之介さんとゲームの大会に出場するなど趣味にも精力的に活動していることが伺えます。
公式サイト | 水野朔|Sony Music Artists |
公式Twitter | 水野朔 |
公式Instagram | 水野朔 |
YouTube | 水野朔ちゃんねる |
山田リョウはなぜ草を食べてる?
山田リョウのミステリアスは雰囲気だけではありません。実際にも、”草を食べる”というトンデモない食生活を送っているのです!
しかもリョウの家は、両親は病院を経営している裕福な家庭です。なので、普通は草を食べなければならないほど困窮する理由はないはずです!
では、リョウが草を食べる理由は何なのでしょうか?
結論を言うと、リョウは金遣いが荒く、常に金欠になってしまうからです。お小遣いの殆どは楽器に費やしてしまい、止むを得ず雑草で上をしのいでいたのでした。
食費という必要最低限の固定費さえも楽器代に回してしまう、それほどまでにリョウは「欲望に忠実で楽器愛が強い」ということが分かりますね。
山田リョウはクズなのか?
ネット上で山田リョウは、”クズ”と言われることが多いです。では、どのようにクズなのでしょうか?
ここでは、山田リョウのクズエピソードを2点ご紹介します。
人のお金にたかる・奢らせる
前章で解説した通り、リョウは金遣いが荒いため雑草を食べて生きていかなければならないほど常に金欠状態です。
なので、後藤ひとりに食事を奢らせたり、お金をたかろうとするのです!
テレビアニメ第4話では、作詞の相談をしてきた後藤ひとりに対し、リョウは今いる喫茶店に呼びつけます。しかし、この時リョウは所持金が0であり、ひとりに奢らせてしまうのです!
リョウはひとりを呼ぶ前から喫茶店にいたため、もしもひとりが来なかったら無銭飲食になっていたところです。もともと会計時に誰か呼んで奢ってもらうつもりだったのでしょうか?
所持金0で飲食をして後輩のひとりに奢らせる、確かにクズを言われても仕方ないかもしれません。
他にも、山田リョウにはお金にまつわるクズエピソードがチラホラあります。
・後藤ひとりの貯金箱に手を出そうとする
・借りたお金は基本返さない
・ただの結束バンドをグッズとして売ろうとする
・お金はファンもちでBBQパーティーを妄想する
どこまで本気でやっているのかは不明ですが、お金に関しては非常に執着が強いことが分かるエピソードです。
嘘で誘いを断る
お金に関してはクズな山田リョウでしたが、他にもクズと言われてしまうエピソードがあります。
テレビアニメ第7話では、伊地知虹夏と喜多郁代が後藤ひとりの家に遊びに行くというストーリーですが、そこに山田リョウの姿はありません。リョウのおばあちゃんが”峠を迎える”というのが欠席の理由でした。
それを聞いて心配する郁代ですが、実はこれは誘いを断るための嘘だったのです!
虹夏いわく、これはリョウが誘いを断るときの常套手段のようで、既に10回もおばあちゃんに峠を越させているようです。こうして、リョウは散策などの1人の時間を楽しむのです。
どうやらリョウは、自分だけの時間を作るのが好きなようです。しかし、そのためにおばあちゃんを持ち出す嘘をつくことはクズと言われても仕方ないですね。
山田リョウの過去と音楽にかける想いとは?
一見すると、独りよがりで飄々としているイメージがある山田リョウですが、音楽やバンドには並々ならない熱い想いを持っているのです。
ここでは、山田リョウが音楽にかける想いときっかけとなった過去についてご紹介します。
個性捨てたら死んでるのと同じ
リョウの想いの熱さは、テレビアニメ第4話のカフェで後藤ひとりから作詞案を見せられるシーンでよく表れています。
ひとりが持ってきた歌詞は、バンドらしさを考えて自分の個性を押し殺した当たり障りのないものでした。
ひとりの歌詞を見たリョウは、「個性捨てたら死んでるのと同じ」だと断じます。そして、「バラバラな人間の個性が集まって、それがひとつの音楽になるんだよ」と諭したのでした。
では、リョウの音楽に対する想いとこだわりはどこから来ているのでしょうか?
山田リョウの過去
ひとりの作詞案を見たリョウは、ひとりに対して自分の過去を打ち明けます。それこそがリョウの音楽に対する想いのルーツなのです。
リョウはかつて、別のバンドにいました。リョウはそのバンドの「青臭くけどまっすぐな歌詞」が好きだったのですが、売れるために歌詞を売れ線なものにしていくことに嫌気が差してしまいます。
結果的にリョウは、そのバンドを止めてしまいます。それだけではなく、リョウはバンドそのものが嫌になるという自暴自棄にまで陥ってしまったのです。
そんなリョウを救ったのが、同級生の伊地知虹夏でした。
虹夏は「暇ならベースやって」とリョウに言います。リョウが理由を聞くと、虹夏は「だって私、リョウのベース好きだし!」と笑顔を見せたのでした。
これがきっかけで虹夏とリョウは「結束バンド」を結成します。
リョウにとって結束バンドは、一度死んでしまった自分の個性を出せる場だったのだと思います。そのため、リョウは結束バンドに並々ならぬ想いを抱いているのです。
また、リョウは後藤ひとりに「色々考えてつまんない歌詞書かなくていいから、ぼっち(後藤ひとり)の好きなように書いて」とアドバイスします。
これは、ひとりにもかつての自分のように個性を潰して欲しくないという想いも込められていたのかもしれません。
まとめ
今回は『ぼっち・ざろっく!』のベース担当キャラ・山田リョウについてご紹介しました。
クールビューティーなイケメンキャラで、「1人が好き」というカリスマ性とミステリアス性を兼ね備えたキャラクターです。
後輩に奢ってもらったり、嘘をついて誘いを断るなどクズキャラとしてのエピソードも粒ぞろいです。
しかしその一方で、音楽やバンドに対する想いは熱く、時には頼れる先輩としての一面も持っている不思議な魅力を持っています。
今後どのようなクズエピソードが披露されるのか、山田リョウの今後の活躍に期待です!



