『大雪海のカイナ』は、世界で高い評価を受けている漫画家・弐瓶勉さんと数々の弐瓶勉作品をアニメ化してきたアニメーション制作会社「ポリゴン・ピクチュアズ」による連動プロジェクトによる作品です。
弐瓶さんの漫画版は、『月刊シリウス』2022年4月号から連載されています。
そして、アニメ版は2023年1月から放送開始予定となっています!
『大雪海のカイナ』はどのような世界観のストーリーなのでしょうか?また、放送日・時間などの日程は決定しているのでしょうか?
本記事では、そのような疑問を解決すべく『大雪海のカイナ』のあらすじ・登場人物・声優・放送日程などをご紹介します。
また、内容は原作のどこまでになるのか・何話何クール放送となるのかについても言及します。
『大雪海のカイナ』の世界観・あらすじ
まずは、『大雪海のカイナ』はどんなストーリーなのか、どんな世界観なのかについて解説します。

それでは『大雪海のカイナ』のあらすじを見ていきましょう!
「雪海」が拡がり続ける異世界――。
INTRODUCTION|『大雪海のカイナ』Officail Site
人々は巨木「軌道樹」から広がる「天膜」の上で
かろうじて暮らしていた。
天膜の少年カイナと、雪海の王女リリハが出会うとき、
滅びかけた世界を変える物語が、始まる――。
『大雪海のカイナ』で舞台となるのは、浮力が弱く簡単に沈んでしまう雪の海「雪海」がどこまでも広がっている異世界です。
この世界の人々は、雪海から逃げるように「軌道樹」と呼ばれる巨木の上にある「天膜」で生活していました。
主人公・カイナも天膜に住む少年です。カイナは、天膜で狩猟をして一族を支えています。一方で、もう一人の主人公は、雪海の小国・アトランドの王女リリハです。
ある時、カイナは天膜へと上がってきたリリハと遭遇します。リリハは、強大な船団を持つ大国・バルキアの侵攻や水不足によって訪れる世界滅亡の危機に立ち向かう「賢者」を探していたのでした。
こうして、カイナはリリハを助けることを決意し、世界存亡をかけた冒険に挑むことになったのでした。
『大雪海のカイナ』には、トビケラや浮遊虫などの架空の生物が登場します。また、幻想的な世界観が綿密に描かれ、『風の谷のナウシカ』や『メイドインアビス』を彷彿とさせます。
また、アクションシーンも豊富であり、見応えのある映像が期待できます!
『大雪海のカイナ』の登場人物・声優
ここでは、『大雪海のカイナ』のメインキャラクターであるカイナ・リリハのプロフィール・声優について解説します。
カイナ
カイナは天膜の村に住む少年です。狩猟を生業としておりますが、一族の中で若者はカイナだけであるため大黒柱的な存在として皆を支えています。
戦いで気を失ったリリハを発見し、介抱します。そして、リリハが雪海に戻る決意をした際には、カイナも共に軌道樹を降りる旅に出ることになります。
カイナは村人やリリハのことを第一に考える優しい性格をしています。また村を出て、まだ見ぬ雪海の世界を見に行こうとする勇敢さの持ち主でもあります。リリハの旅には、無くてはならない存在です。
声優を務めるのは、細谷佳正さんです。
代表作には『ちはやふる』綿谷新役や『新テニスの王子様』白石蔵ノ介役などがあり、方言を使うキャラクターを多く担当しています。低音イケメンボイスが持ち味の声優です。
リリハ
リリハは、雪海の軌道樹の麓にある小国・アトランドの王女です。
アトランドには、近隣の国から水を奪い取る大国・バルキアの魔の手が迫っていました。リリハは、例え戦争に勝ったとしても深刻な水不足は解決せず、いずれ世界は滅んでしまうことを危惧します。
世界を救うことができる「賢者」を探す旅をする中で、カイナと出会います。そして、リリハはカイナと共にアトランドと世界を救うための冒険に挑んでいきます。
リリハは、自分の国だけでなく、世界全体の危機を憂うという責任感の強い性格です。また、カイナと目が合うと頬を赤らめるなど、カイナを異性として意識しているところも可愛いポイントです。
声優を務めるのは高橋李依さんです。
『それが声優!』一ノ瀬双葉役でアニメ初主演を飾ります。その後も『この素晴らしい世界に祝福を!』めぐみん役や『からかい上手の高木さん』高木さん役など数々の作品でメインヒロインを飾っており、第一線で活躍する声優の一人です。
『大雪海のカイナ』は原作のどこまで?
『大雪海のカイナ』は、漫画版がアニメに先行して2022年2月より『月刊シリウス』4月号より連載が開始されています。
漫画版は、『シオドアの騎士』で有名な弐瓶勉さんがストーリー原案を担当しています。また、作画は上橋菜穂子さんのファンタジー小説『獣の奏者』の漫画版を担当した武本糸会さんが務めます。
では、アニメ『大雪海のカイナ』は漫画版の何巻のどこからどこまでの内容となるのでしょうか?
漫画版は2022年12月4日時点で第8話まで進んでいます。また、単行本1巻が2022年12月08日発売となっています。
以上のように話数・巻数的にはまだあまり進んでいません。そのため、アニメ版は単行本1巻までの内容となるのではないかと考えられます。
ストーリー上では、カイナがリリハと共に雪海にある国・アトランドへ行くために軌道樹を降りる旅に出てから大国・バルキアの船団に遭遇するまでに相当します。
物語の展開のキリの良さを考えると、このバルキア船団との遭遇あたりまでの内容となるのではないかと思われます。
『大雪海のカイナ』は何話何クール放送?
続いては、アニメ『大雪海のカイナ』は何話何クールでの放送となるのかについて解説します。
2022年12月時点では、何話何クール放送となるのかについては未だ発表されておりません。
しかしながら、前述のように漫画版の刊行状況が”2022年12月8日に第1巻の発売”となると、アニメ版もあまり長い内容にはならないことが予想されます。
そのため、アニメ『大雪海のカイナ』は12~13話程度の1クールでの放送になるのではないかと思われます。
『大雪海のカイナ』の主題歌
ここでは、『大雪海のカイナ』のオープニング曲・エンディング曲についてご紹介します。
オープニング曲は?
オープニングテーマ曲は、ヨルシカさんによる「テレパス」です。
ヨルシカは、コンポーザーとしても活動されている”n-buna”さんと女性シンガー”suis”さんによって結成したバンドです。
代表作には「負け犬にアンコールはいらない」「ただ君に晴れ」などがあり、若い年齢層の方を中心に注目を集めている今大人気のグループです。
劇場版アニメ『泣きたい私は猫をかぶる』では、主題歌「花に亡霊」と挿入歌「夜行」を手がけました。
ファンタジー作品が好きということもあり、今回の「テレパス」が『大雪海のカイナ』の世界観に合っていることが期待できます!
エンディング曲は?
エンディングテーマ曲は、GReeeNさんによる「ジュブナイル」です。
GReeeNは、HIDEさん・naviさん・92さん・SOHさんの男性4人組の福島県で結成されたボーカルグループです。
メンバー全員が歯科医師免許を持ち、顔を伏せながら医者と歌手を両立するという異色の音楽グループです。
『愛唄』『キセキ』『オレンジ』など今もなお人気を誇る曲を数々手掛けており、今回の「ジュブナイル」にも注目が集まります!
『大雪海のカイナ』の監督・制作会社・放送日程
ここでは、『大雪海のカイナ』の制作会社・監督・放送日程などをご紹介します。
制作会社は?
制作会社は、ポリゴン・ピクチュアズです。原作者の弐瓶勉さんとは数々の作品でタッグを組んでおり、『シドニアの騎士』はポリゴン・ピクチュアズ設立30周年記念作品として制作されました。
そして、今回の『大雪海のカイナ』も設立40周年記念として制作されるものです。
弐瓶さんの幻想的な世界観とポリゴン・ピクチュアズによる迫力ある映像の組み合わせに期待が高まります!
監督・脚本は?
監督を務めるのは、安藤裕章さんです。
ポリゴン・ピクチュアズ制作では、『シドニアの騎士』で演出を務めています。また、監督作品としては『亜人』『LISTENERS』などが代表作に挙げられます。
また脚本・シリーズ構成を務めるのは、村井さだゆきさんです。
『キノの旅』(2003年版)や『夏目友人帳』シリーズなどでシリーズ構成を担当しており、ファンタジー色の強い作風が特徴的です。なので、『大雪海のカイナ』との相性もバッチリであると思います!
放送局・放送日程は?
ここでは、『大雪海のカイナ』の放送日程と放送局についてご紹介します。
放送日程は2023年1月11日(水)より毎週水曜日24:55~となります。
また、放送局はフジテレビの『+Ultra』と呼ばれる深夜アニメ枠を中心に放送されます。その他、放送予定の各局は以下の通りです。
・関西テレビ
・東海テレビ
・テレビ西日本
・北海道文化放送
・BSフジ
まとめ
今回は、『大雪海のカイナ』のあらすじ・登場人物・放送日程・何話何クール放送などについてご紹介しました。
ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作品として制作されており、ファンタジー作品を得意とする弐瓶勉さんが織りなす幻想的な世界が見どころとなっています。
『風の谷のナウシカ』や『メイドインアビス』などのファンタジー色の強い冒険ストーリーがお好きな方には特にオススメな作品です。
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