テレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』は、はまじあき先生の漫画を原作とした作品です。
陰キャで友達ゼロの主人公・後藤ひとりが「結束バンド」という女子高生バンドで活躍していくという日常アニメです。
テレビアニメ第6話では、後藤ひとりに対して大きな影響を与えた人物・廣井きくりが登場します。人前で演奏することに不安があり、自身を失くしていたひとりを勇気づける重要な役どころです。
本記事は、「廣井きくりとはどんな人物なのか?」「元ネタとなる存在はいるのか?」などの疑問を解消すべく廣井きくりのプロフィールや魅力、モデルなどを解説します。
廣井きくりのプロフィール・声優
ここでは、廣井きくりが「どんな人物なのか?」「担当声優は誰か?」について迫ります!
廣井きくりのプロフィール

それでは、廣井きくりのプロフィールを見ていきましょう!
名前:廣井きくり
年齢:不明(25~28歳?)
所属バンド:SICKHACK
担当:ベース、ボーカル
性格:楽観主義、酒豪
C V:千本木彩花
廣井きくりは、メインキャラクターである伊地知虹夏の姉・星歌の大学の後輩です。
そして、ライブハウス「新宿FOLT」を拠点に活動するバンド「SICKHACK」でベース・ボーカル担当にしてリーダーでもあります。
SICKHACKは、サイケデリック系ロックバンドで実力・人気共に高いバンドです。
外見は、一見するとボブカットのように見えますが、大きなリボンで結った三つ編みサイドテールが特徴です。常にトロンとした目や八重歯もかわいいポイントです!
かなりの酒豪であるため昼夜問わず飲んでおり、登場時もほとんど酔っぱらっているキャラクターです。
声優は千本木彩花
声優を務めるのは、千本木彩花さんです。
声優デビュー作は『帰宅部活動記録』で、九重クレア役を演じられました。更に『甲鉄城のカバネリ』では無名役で初のメインヒロインを、『ガーリッシュ ナンバー』では烏丸千歳役で初主演を果たしました。
そして、2017年には声優アワードの新人女優賞を受賞したことで注目を集めています。
また、2019年には『甲鉄城のカバネリ』で共演した声優、畠中祐さんと結婚されたことも話題となっています。
公式サイト | アイムエンタープライズ |
千本木彩花 |
廣井きくりのかわいい魅力は?
廣井きくりのかわいさはどこにあるのでしょうか?ここでは、廣井きくりの魅力を2点ご紹介します。
オッサンみたいな酔っ払い方がかわいい!
1つ目のかわいい魅力は、酒を飲んで酔っ払っているところです。
きくりは常に泥酔しているため、顔がほのかに赤く、目がトロンと垂れています。言葉遣いもガラが悪くなってしまうのも玉に瑕です。
きくりは一升瓶をラッパ飲みをしたり、命よりも大事なベースを飲んでいた居酒屋に置いてきてしまうなど、まるでオッサンのような酔い方をしてしまいます。
また、きくりは将来の不安を忘れるためにお酒を飲んでいるという、心配になってしまうほど良くない飲み方をしています。
こうしてきくりは幸せを得ており、お酒を飲む一連の流れを”幸せスパイラル”と呼んでいます。
音楽に対する思いは本物!
2つ目の魅力は、「きくりの音楽に対する熱い思い」です。
命より大事なベースを置き去りにしてしまう廣井きくりですが、ライブ中はトロンとした目も開いて覚醒します。
そして、音楽に対する熱い思いを持っており、その思いはバンドへの自信を失っている後藤ひとりにも向けられています。
テレビアニメ第6話では、ひとりに自信をつけさせるために路上ライブを開きます。そこできくりは、ひとりに対して「今目の前にいる人たちは君の闘う相手じゃない」「敵を見誤るなよ」とエールを送りました。
第10話では、文化祭ライブを不安に感じるひとりを励ますために、きくりのバンド「SICKHACK」のライブに招待しています。
ライブ後は、ひとりに対して自分も「高校までは教室の隅でジっとしてる根暗ちゃん」だったと告白します。
そして、将来を考えた時に「普通の生き方の真逆をしてやろうと思い、ロックを選んだ」と言い、ひとりを励まします。
きくりの意外な一面が見られる回でしたが、音楽に対する思いは誠実であり、後藤ひとりのような後輩にも「音楽を諦めないで欲しい」という思いも強いことが良く分かります。
廣井きくりの元ネタは?
『ぼっち・ざ・ろっく!』の主要キャラクターは、名前の一部が実在のロックバンドメンバーから取られています。
結束バンドのメンバー(後藤ひとり・伊地知虹夏・山田リョウ・喜多郁代)もロックバンド『ASIAN KUNG-FU GENERATION』のメンバーから取られたものです。
では、廣井きくりの元ネタとなるバンドメンバーは誰なのでしょうか?
ここでは、廣井きくりの元ネタとの比較や共通点について解説・考察します。
元ネタは『八十八ヶ所巡礼』のマーガレット廣井
ズバリ廣井きくりの元ネタは、バンド『八十八ヶ所巡礼』のマーガレット廣井さんです。苗字の「廣井」が共通していることからも可能性はかなり高いと思われます。
『八十八ヶ所巡礼』は2006年に結成されたバンドで、仏教や神道などの宗教の世界観を取り入れており、バンド名やメンバー名にもよく表れています。
自らの音楽性については、”ちょっとやそっとじゃ想像できないロック音楽”や”浮き浮きするプログレの端くれ”と語っており、異端な雰囲気を感じずにはいられません!
音楽ジャンルはサイケデリック・ロックで、廣井きくりの『SICK HACK』と同じです。また、3人組で構成される”スリーピースバンド”であるところも同じです。
『SICK HACK』も仏教用語である「四苦八苦」を連想されており、かなり『八十八ヶ所巡礼』の世界観と近いものを感じます!
廣井きくりとマーガレット廣井の共通点は?
廣井きくりとマーガレット廣井には次のような共通点があります。
・バンドリーダーであること
・ベースボーカルであること
・お酒が好きであること
・酔ったままライブをすること
まず共通していることは、どちらもバンドリーダーであることです。
さらにバンドポジションも、ベース兼ボーカルで一致しており、この時点で廣井きくりのモデルはマーガレット廣井であることは、ほぼ間違いないでしょう。
しかし、共通している点はそれだけではありません。2人の最大の共通点は「酒好き」で「酔ったままライブをする」ことなのです!
廣井きくりは前述の通り、一升瓶をラッパ飲みするほど酒好きなキャラです。更にきくりは、ライブ中にも酒を飲んでおり、酔っぱらったまま演奏します!
きくりは、飲んだ酒を観客に吹きかけたり、踏みつけたり、歌詞を飛ばしたりなどの奇行を繰り返しています。
しかし、これの元ネタもマーガレット廣井なのです!
マーガレット廣井も、過去のイベント『LOFT MUSIC & CULTURE FESTIVAL 2017開催記念特別鼎談』で「酒が残ってる状態でやるのがちょうどいい」と打ち明けています。
このように、廣井きくりにはマーガレット廣井さんのかなり破天荒な部分が受け継がれているようです。
まとめ
今回は、『ぼっち・ざ・ろっく!』の廣井きくりについてご紹介しました。
お酒が好きで常に酔っぱらってハメをはずすダメ人間キャラですが、演奏では覚醒する実はカッコかわいいキャラです。
また、ロックバンド『八十八ヶ所巡礼』のマーガレット廣井さんがモデルとなっており、廣井きくりの奇行のほとんどがマーガレット廣井さんから来ていることが分かります。
廣井きくりとマーガレット廣井さんの似ているところを探しながら『ぼっち・ざ・ろっく!』を見るのも楽しみの1つになります!是非、チェックしてみてください!



