【ジョジョ6部】ボヘミアンラプソディーはどんなスタンド?ゴッホ登場で倒し方は?アニメ・声優を解説!

アニメ解説

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』は、荒木飛呂彦あらきひろひこ先生の大人気漫画のシリーズで2021年12月よりテレビアニメ化されました。

そして2023年1月6日(金)には、第3クールが25話から放送スタートしました。

空条徐倫くうじょうジョリーンプッチ神父の最終決戦を描く”最終章”とも言える第3クールの記念すべき最初の敵は「ボヘミアン・ラプソディー」というスタンドです。

ボヘミアン・ラプソディーは、ジョジョシリーズの中でも屈指の意味不明スタンドの1つでしょう。

そこで今回は、ボヘミアン・ラプソディーの能力と倒し方について解説します。

※本記事では、テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』25・26話のネタバレを含みます。

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ボヘミアンラプソディーはどんなスタンド?

ここでは、テレビアニメ第25・26話に登場する敵スタンド「ボヘミアン・ラプソディー」がどんな能力なのか、について解説します。

せいや
せいや

それでは、ボヘミアン・ラプソディーの能力を見てみましょう!

破壊力:なし
スピード:なし
射程距離:無限
持続力:A
精密動作性:なし
成長性:なし

ボヘミアン・ラプソディーは、「自由人の狂騒曲きょうそうきょく」とも呼ばれます。

破壊力やスピードが存在せず、一見すると弱そうなスタンドですが、最強の能力と言っても過言ではないほどの強さを秘めています。

ボヘミアン・ラプソディーは「架空のキャラクターを実体化させる」という能力です。これだけ聞くとメルヘンチック藤子・F・不二雄先生のような世界観に思えます。

しかし、この能力の本当に恐ろしい部分はここからです。

実体化したキャラクターに心惹かれた者の精神と肉体を分離させ、精神はキャラクターが持つ物語のシナリオ」が「結末」を迎えると、心惹かれた者は死んでしまいます。

さらに、射程距離は無限であるため、全世界がボヘミアン・ラプソディーの影響下となってしまいます。ただし、地上から約10000m以上の上空は対象外です。

このようにボヘミアン・ラプソディーは、これまでの敵とは違って射程距離の概念がなく、全世界を一度に破滅できてしまうほどの威力を持つスタンドなのです。

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ボヘミアンラプソディーのスタンド使いは誰?

では、そんな最強クラスのスタンド「ボヘミアン・ラプソディー」と使うのは、どんな人物なのでしょうか?

ここでは、ボヘミアン・ラプソディーのスタンド使いと担当声優についてご紹介します。

スタンド使いはウンガロ

ボヘミアン・ラプソディーのスタンド使いは、ウンガロという男です。

なんとこの男は、主人公・空条徐倫の先祖であるジョースター家にとって因縁の敵・DIOの実の息子なのです!

なので、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第5部の主人公・ジョルノ=ジョバーナの異母兄弟にあたります。

ウンガロはDIOとは対照的な存在で、みにくい容姿をしており、これまで絶望的な転落人生を歩んできた麻薬中毒者です。

そのため、人々に希望を与える童話やヒーロー番組のキャラクターに対する憎悪を強く持っており、スタンド能力に反映されているようです。

第25話にて、ラスボス・プッチ神父の能力によって引き寄せられてスタンド能力が開花。そして、ウェザー・リポートとアナスイの前に立ちはだかり、苦しめることになります。

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声優は山崎たくみ

ウンガロの声優を担当しているのは、山崎たくみさんです。

しましまとらのしまじろう』の空野とりっぴぃ役や『機動武闘伝Gガンダム』のジョルジュ・ド・サンド役などが代表作に挙げられます。

シリアスな役からコミカルな役まで幅広く演じられており、今回のウンガロも弱弱しいキャラクターをコメディチックに演じられています。

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ボヘミアンラプソディーで登場したキャラクター!

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』では、ボヘミアン・ラプソディーによって多種多様な架空のキャラクターが登場します。

作中に登場したのは、次のキャラクター達です。

キャラクター作品名
ピノキオ『ピノキオ』
七人の小人
白雪姫
『白雪姫』
赤ずきん
オオカミ
『赤ずきん』
ピーターパン『ピーターパン』
アトム『鉄腕アトム』
鉄人28号『鉄人28号』
マジンガーZ『マジンガーZ』
七匹の子ヤギ
母ヤギ
『七匹の子ヤギ』
スパイダーマン『スパイダーマン』
ケンシロウ
ラオウ
『北斗の拳』
ゴッホ『フィンセント・ファン・ゴッホの自画像』
ヴィーナス絵画『ヴィーナスの誕生』
ボヘミアン・ラプソディーによって実体化したキャラクター

ここでは、ボヘミアン・ラプソディーによって出現した、代表的な架空キャラクターをご紹介します。

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ピノキオ・白雪姫・七人の小人

ピノキオ・白雪姫・七人の小人は、脱獄したばかりのアナスイが最初に遭遇したキャラクターです。

これらは、アナスイとウェザー・リポートが乗せてもらったトラックにディズニー雑誌と一緒に積んであった絵本から出現したものです。

この時、ウェザー・リポートは『ピノキオ』『白雪姫』のストーリーを知らないため、認識することができませんでした。

ピノキオは可愛らしさはカケラもなく、不気味な笑みと共にアナスイに迫るおぞましいキャラです。嘘をつくと鼻が伸びるところも原作通りとなっています。

一方で、七人の小人「ターミネーターT-2000型」「チューバッカ」「エレファントマン」が好きと言ってくる陽気なキャラクターです。

ストーリーを知らないウェザー・リポートには効果なしでしたが、アナスイの精神と肉体は分離させてしまいます。両方ともマスコット的な存在でしたが、何気に恐ろしい敵です。

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鉄腕アトム・鉄人28号・マジンガーZ

続いて登場したのが、日本が世界に誇るロボットヒーローである鉄腕アトム・鉄人28号・マジンガーZです。

なぜかアメリカ上空を3体そろって仲良く飛んでおり、七人の小人によって発見されました。小人からは「クールなデザイン」と評される一方で、「カッコつけやがって」と言われてしまっています。

この3作品のキャラクターは、漫画ではコピーライトが記載されていました。テレビアニメ化される際にも最も著作権問題が危惧され、「登場しないのではないか?」と噂されてきました。

しかし、テレビアニメ25話では、ダイナミック企画(マジンガーZ)・手塚プロダクション(鉄腕アトム)・光プロダクション(鉄人28号)の協力によって出演が実現しました!

再現が難しいと言われていただけあって、ファンにとっても嬉しい夢のコラボとなりました。

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ケンシロウ・ラオウ

ボヘミアン・ラプソディーは前述の通り、射程距離が無限なため全世界に影響が及びます。

アメリカでアナスイとウェザー・リポートが死闘を繰り広げている一方で、東京では『北斗の拳』のケンシロウとラオウが出現していたことがテレビ中継で明らかになっていました。

ケンシロウは東京西新宿でラオウを倒しましたが、なんと2人の闘いによって新宿は壊滅してしまったのです!

目撃者の中には、『北斗の拳』ファンがいたようで「これは原作通り」と証言しているようですが、それどころではありません!

ちなみにテレビアニメ25話では、ケンシロウとラオウの事件を報道するニュースキャスター役を声優・千葉繁ちばしげるさんが担当しました。

千葉さんは、アニメ『北斗の拳』でナレーションを務めており、ファンにとっても嬉しい配役となりました。

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七匹の小ヤギ、母ヤギ

童話『七匹の小ヤギ』からは、子ヤギたちと母ヤギが登場します。アナスイは、ストーリーを知っていため心惹かれてしまい、オオカミに変身させられてしまいます!

ここでは、母ヤギに腹をハサミで切られることで「物語のシナリオ」が完結し、死に至ることになります。オオカミにさせられたアナスイは、母ヤギに腹を切られそうになるという絶体絶命の危機に陥ったのでした。

特に注目なのが、母ヤギです。子供をオオカミに食べられた悲しみのせいか、狂気に満ちた顔でアナスイに迫って来るシーンは恐怖以外の何物でもありません!

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ゴッホの自画像

ボヘミアン・ラプソディーがキャラクターを出現させられるのは、童話やヒーロー番組だけではありません。

絵画でも描かれているキャラクターが実体化してしまうのでした!

特に注目なのが、画家・ゴッホの自画像です。そしてゴッホは、ウェザー・リポートの前に立ちはだかります。

童話には心惹かれなかったウェザー・リポートですが、ゴッホの絵には感動してしまい精神が乗っ取られてしまうのでした。

実在のゴッホは気性が激しく、カミソリで耳を切り落とし、2発の弾丸で頭を打ち抜くピストル自殺を引き起こしています。

このピストル自殺こそ、ゴッホの自画像の「物語のシナリオ」の結末です。

精神を乗っ取られたウェザー・リポートは自分の耳を切り落とし、ピストルで頭を一発撃ち抜いてしまいます。もし、2発目を撃てば「物語のシナリオ」が完結して死んでしまうのです!

ゴッホの自画像は、作中で登場したキャラクターの中でも随一の強さと怖さを兼ね備えた強敵です。

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ボヘミアンラプソディーの倒し方は?

最強レベルの強さを誇るボヘミアン・ラプソディーですが、一体どのようにして倒されたのでしょうか?

ここでは、ボヘミアン・ラプソディーの倒し方について解説します。

ボヘミアン・ラプソディーとの決着は、テレビアニメ第26話「ボヘミアン・ラプソディー その②」で描かれます。

スタンド「自由人の狂想曲(ボヘミアン・ラプソディー)」の攻撃を受け体と心が分離してしまったアナスイは、自らの肉体を取り戻すべく、ウェザー・リポートとは別行動をとる。

だが、ウェザー・リポートにも「自由人の狂想曲(ボヘミアン・ラプソディー)」は襲い掛かる。

町から離れつつあるスタンド本体の位置を察知したウェザー・リポートは雨で道路を封鎖するも……

自由人の狂騒曲(ボヘミアン・ラプソディー) その②|STORY|アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」公式サイト

ゴッホに追い詰められていたウェザー・リポートはスタンド使い本体を倒そうとします。

しかし、スタンド使い・ウンガロは小型ジェット機に乗って逃亡していたため、追いかけることができずにいました。

そこで、ウェザー・リポートはボヘミアン・ラプソディーの弱点を突く作戦に出ます。

ボヘミアン・ラプソディーの弱点とは、たとえ即興で作ったキャラクターでも「キャラクター」と「ストーリー」さえあれば実体化してしまうことです。

ウェザー・リポートは、ゴッホを脅してオリジナルキャラクターを描かせます。そして、そのキャラクターに「ボヘミアン・ラプソディーの能力を無効化して、全て元通りにする」というストーリーをつけたのです。

これによって、ボヘミアン・ラプソディーの能力は消滅し、ウェザー・リポートたちの勝利となりました。

ちなみに、能力を失ったウンガロは再び絶望してしまい再起不能に陥ります。

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まとめ

今回は、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』に登場する敵・ウンガロのスタンド「ボヘミアン・ラプソディー」についてご紹介しました。

直接攻撃する必要もなく、射的距離が無限で全世界に影響を与えることができるため、ジョジョシリーズの中でもトップレベルに強いスタンドです。

架空のキャラクターを実体化させるといったメルヘンチックなイメージですが、実際にはおぞましい姿のキャラクターばかりであり、ギャップの激しさも魅力です。

また、テレビアニメ第3クールの最初の敵でもあります。今回紹介した以外にも、どんなキャラクターが登場するのか、探しながら見てみるのもいいかもしれません。

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