『虚構推理』は城平京先生による小説で、2023年1月からはテレビアニメ第2期『虚構推理 Season2』が放送開始されるなど話題となっている作品です。
妖怪や幽霊などの怪異を題材とした伝奇ミステリーでありながら、論理的な推理で事件を解決していくという異色なストーリーが見どころとなっています。
そして、『虚構推理』最大の魅力の1つが主人公・岩永琴子です。琴子は「知恵の神」として怪異事件に挑んでいく、というかなり重要なキャラクターでもあります。
本記事では、岩永琴子のプロフィール、知恵の神と呼ばれる理由、桜川九郎との関係、かわいい魅力を解説します。
岩永琴子のプロフィール・声優
ここでは、岩永琴子のプロフィール・担当声優について解説し、「岩永琴子はどんな人物なのか?」に迫ります。

それでは、岩永琴子のプロフィールを見ていきましょう!
名前:岩永琴子
あだ名:おひいさま
年齢:17歳→19歳
身長:小柄(140㎝代?)
性格:積極的、ポジティブ
声優:鬼頭明里
岩永琴子は、中学生と間違われてしまうほどの小柄で童顔な少女ですが、正真正銘の20歳手前のレディーです。普段は、もう1人の主人公・桜川九郎と同じ大学に通っています。
琴子は一見すると普通の大学生ですが、その正体は妖怪や化け物などの怪異のトラブルを解決する「知恵の神」です。
また、性格は積極的かつポジティブです。琴子は、桜川九郎に一目惚れし、猛烈にアタックをして半ば強引に恋人になってしまいます!
九郎にはその気がなく邪険に扱われていますが、琴子はそれもお構いなしでグイグイ迫っていくほどのポジティブさを発揮しています。
「知恵の神」という特異な存在ですが、それ以前に小柄で天真爛漫なところが可愛い少女です。
声優は鬼頭明里
岩永琴子の声を務めるのは、声優・鬼頭明里さんです。
『六畳間の侵略者!?』藍華真希役でテレビアニメデビューを果たし、その後も『ようこそ実力至上主義の教室へ』堀北鈴音役や『ウマ娘 プリティーダービー』セイウンスカイ役などの数々の作品でメインキャラクターを演じられている人気声優の一人です。
特に、社会現象にもなった大人気アニメ『鬼滅の刃』では、主人公・竈門炭治郎の妹の竈門禰豆子役に抜擢され、一躍注目を浴びます。
語気がはっきりとした透き通る声が特徴であり、可愛くもありしっかり者でもある岩永琴子にピッタリの声優です!
岩永琴子が「知恵の神」になった経緯は?
岩永琴子は、なぜ「知恵の神」となったのでしょうか?
ここでは、岩永琴子が知恵の神になった経緯について解説します。
妖怪に懇願されて契約する!
岩永琴子は元々、名家のお嬢様でしたが11歳の時に妖怪たちに2週間ほど誘拐されてしまいます。
そこで琴子は、妖怪たちから「自分たちの知恵の神になってほしい」と懇願されたことがきっかけでした。
妖怪たちは皆、知能が低く本能でのみ動いているため、人間のような合理的な判断ができません。そこで、自分たちを導いてくれる知恵の神になりうる存在を探していたのです。
可愛らしい妖怪に頼まれた琴子は笑顔で「なりましょう」と即答します。これが「知恵の神」誕生の経緯です。
以来、琴子は妖怪たちから「おひいさま」と呼ばれ、全国から訪れる妖怪の悩み事やトラブルを聞き、解決していくこととなったのでした。
琴子が知恵の神に選ばれた理由は、元々素質があったからに尽きます。加えて琴子は理知的で妖怪たちにも優しく接していおり、知恵の神として適任と思われたのではないかと思われます。
代償として義足義眼になる!
「知恵の神」の契約をした11歳の岩永琴子はその後、公園のベンチで無事に発見されます。
しかし、琴子は左足を切断され右目を繰り抜かれた状態だったのです!これ以降、岩永琴子は義足義眼となり、定期的に病院に通うようになってしまいます。
これは日本最大の文献である古事記に登場する久延彦に準えている、と琴子は説明します。
久延彦神は1本足で歩くことができない反面、世の中のことをよく知っており「知恵の神」と崇められてきました。また、目が1つしかない者も「神」として崇められていたようです。
以上のことから、琴子の左足と右目が奪われてしまった理由は、「知恵の神」となる上で必要な儀式だったことが分かります。
岩永琴子は九郎とどこまでいった?
ここでは岩永琴子と桜川九郎の関係がどこまで進んでいるのか、について解説します。
琴子は、17歳の時に九郎に一目惚れをして半ば強引に付き合っています。その後、19歳には九郎と同じ大学へ通い出し、同棲するにまで至っています。
一方で、九郎は琴子と付き合うつもりが全くなく、交際についても否定しています。付き合っているというのは、琴子が一方的に言っているだけのようです。
しかしテレビアニメ第1期3話では、”琴子と九郎は既に身体の関係を持っている”ことが琴子の口から明かされます。これは琴子の半ば強引な行動によるものでした。
また、第1期最終話では九郎の口から「琴子を大切に思っている」ことが告げられており、2人の関係は少しずつ進展しているようです。
岩永琴子はかわいい!
ここでは、岩永琴子のかわいい魅力を3点ご紹介します。
ロリだけど大人っぽい!
琴子のかわいさは、見た目と中身のギャップにあります。
前述のように外見は、中学生に間違われるほどの低身長でロリっぽいところがあります。淡いベージュ色のボブカットなところも可愛さを引き立てています。
このように外見的には非常に子供っぽい琴子ですが、内面は理知的で頭の回転が速い才女です。知恵の神に選ばれるくらいなので、元々頭が良かったのかもしれません!
怪奇事件でも、事件解決のために嘘の情報(虚構)を論理的に作り出して怪異や人間を納得させるなどの活躍を見せています。
恋愛では九郎に一途!
琴子の桜川九郎への愛はストーカー気味でもあり狂気さえ感じるほどですが、この狂気なまでの「一途な想い」こそが琴子の魅力とも言えます。
琴子が初めて九郎に会って一目惚れした時、九郎は弓原紗季という女性と付き合っていました。しかも九郎と紗季は結婚を前提とした交際であり、両親への挨拶も済ませて結婚目前だったのです!
しかし、琴子はあきらめずに九郎を想い続け、九郎と紗季が別れるまで待ち続けたのでした。
琴子は、例え彼女がいても諦めずに、むしろ彼女を越えようとする一途で強い意志を持った女性です。
突っ走りすぎてしまうところもありますが、長所と言える点でもあります。
下ネタが多い!
岩永琴子は、下ネタに躊躇がないところも可愛いところです。
下ネタを言う相手は、ほとんど九郎ですが、九郎の元カノ・弓原紗季に対しても「破瓜」と言ったくらいぶっ飛んでいます。(※しかも相手が弓原紗季だと知らないで)
また、琴子の下ネタは言葉だけでなく行動にも表れています。
琴子は九郎に対して、同棲や同衾をことごとく迫ったり、裸エプロン姿で九郎のお世話をしようとするなど、かなり過激な行動に出ています。
これも九郎が自分のことを恋愛対象として見てもらいたいがための必死のアピールなのです!
好きな人のためならここまでする琴子は、やはり可愛い少女です!
まとめ
今回は、『虚構推理』の主人公・岩永琴子についてご紹介しました。
義眼義足で妖怪たちの「知恵の神」という突飛な設定とは裏腹に、理知的で論理的に推理を展開するストーリーに無くてはならない探偵役です。
また、桜川九郎への一途に想い続けていることも注目ポイントです!
琴子と九郎の関係は、果たして本当の恋人同士に発展していくのか、気になるところです。
