『スパイ教室』は、ライトノベル作家の竹町先生によるスパイファンタジーで、第32回ファンタジア大賞の大賞受賞作です。
月刊コミックアライブでコミカライズもされ、2023年1月からアニメ放送がスタートされました。
世界大戦終結後、各国で締結された講和条約の裏でスパイたちによる情報戦が繰り広げられる世界で、落ちこぼれとされた少女たちが最強と言われるスパイの指導のもと、成功率1割未満の“不可能任務”への挑戦を通して成長してく物語です。
本記事では、『スパイ教室』のあらすじ、何クール何話放送となるのか?、原作の何巻から何巻までの内容となるのかなどについて解説します。
スパイ教室のあらすじ・世界観
まずは『スパイ教室』のあらすじ・世界観についてご紹介します。

それでは、『スパイ教室』のあらすじを見ていきましょう!
陽炎パレス・共同生活のルール。
STORY -TVアニメ「スパイ教室」公式サイト-
一つ 七人で協力して生活すること。
一つ 外出時は本気で遊ぶこと。
一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。
――各国がスパイによる”影の戦争”を繰り広げる世界。
任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。
しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。
毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!?
『スパイ教室』の舞台は世界大戦終結後の世界、表立った「戦争」ではコストがかかるとされ、情報操作による裏の「戦争」が繰り広げられる世界です。
主人公のリリィはディン共和国のスパイ要請学校の落ちこぼれとされていましたが、どうにか仮卒業までこぎつけ、新たに新設されたスパイチーム「灯」のメンバーに抜擢されます。
希望を胸に「陽炎パレス」を訪れたリリィの前には他のスパイ学校で同じく落ちこぼれとされてきた少女たちと世界最強とスパイとされるクラウスでした。
落ちこぼれとされてきたリリィたちスパイ少女たち、最強スパイといわれたクラウスとの絆と成長が美しいビジュアルと共に描かれており、毎週楽しみな作品です。
スパイ教室は何話何クール放送?
ここでは、アニメ『スパイ教室』は「何話何クール放送となるか?」について考察します。
正式な記載はありませんが、アニメ公式サイトのBlu-ray Boxのパッケージ情報には、上巻 「収録話数:#01~#06(本編約144分+特典映像)」、下巻「収録話数:#07~#12(本編約144分+特典映像)」とあります。
このことから12話1クールになることが推測できます。
漫画は全3巻ですので、1クールで完結する可能性はあります。
一方で、原作小説第一巻「花園」がアニメの数話分で構成されていることから、1クールで小説全8巻(+短編集3巻)を網羅することは難しいでしょう。
このことから2期の放送もあり得るのではないでしょうか。是非2期の放送も見たいところです。
スパイ教室は原作の何巻から何巻まで?
『スパイ教室』は、原作小説が全8巻(+短編集3巻)で現在も続いています。
漫画は全3巻ですが、原作2巻をコミカライズした「第2部 愛娘」と原作3巻の「第3部 忘我」が月刊コミックアラブにて2022年8月号より連載されています。
ではアニメは原作の何巻から何巻までの放送となるのでしょうか。
ここでは原作小説とアニメの関係について考察します。
漫画版から推測するとアニメの第1話で漫画の2話から3話分を放送しており、12話の放送が決まっていることから少なくとも原作小説の2巻まで放送されるのではないでしょうか。
また、原作小説第2巻と第3巻の結びつきが強く、コミカライズも同時に進んでいることから、アニメ『スパイ教室』は、第3巻までの放送となると推定します。
スパイ教室の見どころ
『スパイ教室』はどのような魅力があるのでしょうか?
ここでは、『スパイ教室』の見どころを3点ご紹介し、魅力に迫っていきます!
個性的で魅力的なキャラクター
『スパイ教室』には落ちこぼれとされたスパイ少女たちが登場します。
彼女らは個々に得意技能を持ちながら、活かしきれていませんでしたが、「灯」のメンバーになることでその才能を開花させていきます。
彼女らのスパイ技術もさることながら、個性的な性格も皆好ましく、彼女たちが任務を通して成長してく姿はとても魅力的です。
また、先生である最強のスパイ・クラウスは説明ベタ、教えベタなところもどこか憎めない性格でほっとするところがあります。
リリィや他の少女たちだけでなく、クラウスも注目度の高いキャラクターではないでしょうか。
重厚なストーリー
リリィを含めた少女たちは過去にスパイを志すに至った経験をしています。
この強い想いが彼女たちを最強のスパイ集団へと育て上げていきます。各々語られる過去の経験や彼女たちの強い意思もまた、『スパイ教室』の見どころの一つです。
同様に仲間を失ったクラウスの過去、リリィたちとの出会いを通じて心を通わせていく物語も魅力的です。
そんな中でもどこか間の抜けた表現や感情表現が重くなりがちの世界観を和らげており、見ていて楽しい作品となっています。
個性あふれるスパイ技術
「コードネーム『花園』――咲き狂う時間です」 ――。
このフレーズを耳にした方も多いのではないでしょうか。
リリィは毒物調合に長けたスパイで、彼女自身も毒物に耐性のある特異体質の持ち主です。彼女のセリフから繰り出される技は華麗で目を奪われるものがあります。
クラウスの技術も最強と呼ばれるだけあって華麗で隙がありません。見ていて「おおっ!!」と声を出してしまうこともあるかもしれません。
リリィたちのフォローもスマートにこなしてしまいます。
これから注目されていくクレーテやモニカ、サラなどの少女たちのスパイ技能にも注目です。
まとめ
今回は、竹町先生原作のアニメ『スパイ教室』について解説しました。アニメは1月より放送を開始しており、12話放送の予定となっています。
個性的な少女たちは非常に魅力的であり、物語の重厚感もアニメを盛り上げています。
スパイとして成長していく少女たちと最強のスパイであるクラウスの物語はこれからも目が離せません。