ファプタはつくしあきひと先生原作の漫画『メイドインアビス』に登場するキャラクターです。
深界六層「還らずの都」の成れ果て村「イルぶる」の外に存在し、成れ果てたちからは「成れ果ての姫」と呼ばれています。
2022年7月より放送された『メイドインアビス 烈日の黄金郷』では最重要のキャラクターである一方で、謎の多い部分もある不思議な存在です。
今回はファプタの正体、成れ果ての姫と呼ばれる理由、レグとの関係、最後は仲間になるのか、についてご紹介します。
ファプタのプロフィール
ファプタのプロフィールは以下の通りです。
名前:ファプタ
年齢:不明
出身:深界六層「還らずの都」
容姿:白い毛、褐色肌、四本の腕
愛称:成れ果ての姫
CV:久野美咲
ファプタは、白い毛に覆われた褐色肌であり、腕が4本あることが特徴の成れ果てです。
ファプタは不滅であり、価値を重んじる成れ果てからは「決して滅びない価値の化身」「成れ果ての姫」と呼ばれ、恐れられています。
語尾に「そす」をつけて喋るといった特徴があり、見た目も中身もかわいいキャラクターです。
声を担当するのは、声優の久野美咲です。
ファプタの母・イルミューイ役との兼ね役で担当しています。『咲う アルスノトリア すんっ!』のアルストリア役で主演を務めるなど今注目の声優です。
幼い少女のような声が特徴的であり、ファプタやイルミューイの子供っぽさにも活かされていると言えます。
ファプタとレグと会ったことがある?
母の無念を晴らす復讐鬼になってますが本当だったらファプタちゃんはレグに甘噛みチュッチュするほど可愛いんだぞ!
— 潮の人@アニメ好き⛱ほぼフォロバ100 (@animation_bldv) August 31, 2022
カプチュウ~🥰
(私は何か怖いのであんまりされたくないです!)#メイドインアビス#miabyss pic.twitter.com/rSbSuBJPp7
ここではファプタとレグの関係について迫ります。
レグはリコと出会う前、アビスを登っていく途中でファプタと出会ったのですが、この辺りは未だ謎となっている部分です。
ファプタはレグが本物のレグか調べることになります。レグの左手が無くなっているのが分かると「ファプタのなのに…だれが…」と言っていることからレグとファプタはかなり親密な中であったことが分かります。
レグのアソコの匂いを嗅いで本物だと分かったので恋人関係だった可能性もゼロではないかもしれません。
レグはファプタとある約束をしていました。それは成れ果て村の住人を根絶やしにすることだったのです。
ファプタは成れ果てたちに母・イルミューイへ仕打ちを復讐したいと考えておりましたが、ファプタは成れ果て村の中に入ることができませんでした。
そこでアビスの法則ごと作り変えてしまうほどの威力を持つレグの火葬砲が必要だったのです。
レグはアビスを上に登っていく途中だったので次に戻って来た時にファプタに力を貸すと約束していたのでした。
成れ果ての姫とは
Narehate no hime? 🤔
— yahallo (@yahalloe) May 5, 2022
成れ果ての姫#メイドインアビス pic.twitter.com/57y5FGkhaB
ここではファプタが「成れ果ての姫」と呼ばれる理由についてご紹介します。
まずはファプタの名前から見てみましょう。実はファプタには名付け親となる存在がいるのです。
成れ果て村「イルぶる」と化してしまったイルミューイは願いを叶える遺物「欲望の揺籃」を使うことによってファプタを産み落としました。
それまでのイルミューイの子供は短命で形もいびつだったことに対し、ファプタは端正が整っており、不滅の存在となりました。
ファプタと名付けたのはファプタが生まれて初めて出会った干渉器と呼ばれるロボットです。
ファプタは始め干渉器を警戒していましたがイルミューイが話していた言葉を教わるうちに親しくなっていきます。そして干渉器より「ファプタ」と名付けられます。
ファプタの名前には「尊い娘」を意味する「ファウ」と「不滅のもの」を意味する「アプタ」を掛け合わせ、「果てぬ姫」という意味が込められています。
ファプタは自分の名前を気に入り、お返しとして干渉器に「女王の守護者」を意味する「ガブールン」と名付けるのでした。

ファプタは最後仲間になる?
結論から言うとファプタはリコたちの仲間になります。一体どんな経緯で仲間になったのでしょうか。
レグの火葬砲により成れ果て村に入れるようになったファプタは母親が受けた仕打ちに対する復讐に燃えます。
レグとガブールンが止めに入り、壮絶な戦いが繰り広げます。更に原生生物「リュウサザイ」が侵入する事態となりました。
そんな中、成れ果てたちはファプタの元に集まり、ファプタのことを慕っており、自分たちの身を捧げることを伝えます。ファプタは成れ果てたちを喰い、母の全てを知ることができました。
最終的にはファプタはリュウサザイを倒し、成れ果て村は消滅します。ファプタはイルミューイと仲が良かったヴエコの最期を看取り、全ての役割を終えました。
目的を果たしたにも拘らず、虚無感を感じるファプタ。そんなファプタにレグは「僕たちと一緒に…来てくれないだろうか…」と一緒に冒険の旅に加わることを提案します。
ファプタは「考えておくそす」と意地悪そうな顔で答えますが、成れ果てたちに別れの挨拶を済ませ、リコさん隊の仲間となります。
ファプタの魅力
ファプタは『烈日の黄金郷』の根幹であるため、物語も暗くシリアスになりやすいことがあります。しかし、ファプタというキャラクターは可愛らしく魅力あるキャラクターです。
ここではファプタの魅力についてご紹介します。
語尾の「そす」
メイドインアビス10巻、7/29発売しました😌
— つくしあきひと (@tukushiA) July 29, 2021
どうぞよろしくお願いします。
画像はカラー締め切りの都合で、最後に収まってる話を描く前に描いた表紙のファプタです。
こうなったらいいね。みたいに思って描きました。
どうなったかな…!? pic.twitter.com/cmFVd3RDFD
「そす」とはファプタが語尾につける言葉です。「△△△そす」といった感じで使用されます。
ナナチの「んなぁ」のようなキャラクターを特徴付ける重要なセリフです。ネット上でも、この「そす」をつけて喋っており汎用性の高い言葉でもあります。
PVでもファプタが「そす」と喋っているシーンが確認できます。
また、ファプタは全体的に喋り方に拙さがあり、幼い印象を受けるところにもかわいさがあります。今後、アニメでは久野美咲さんの演技に要注目です。
アニメ『メイドインアビス烈日の黄金郷』第10話では、遂にファプタの「そす」の意味が明らかになりました。
レグが初めてファプタの前に現れた時に、ファプタはレグを噛んだり、レグのズボンに顔を突っ込んだりと姫とは思えない行動をとっていました。
見かねたレグはファプタに「もう少し淑やかにしてくれ」と言います。それを聞いた干渉器・ガブールンは「母上の言葉で話の区切りに『そす』をつければ淑やかとなる」と提案します。
これが、ファプタが「そす」をつける理由でした。「そす」は母であるイルミューイが住んでいたアビスの淵の村の言葉であると思われます。そして、ファプタが「そす」をつける理由はレグにあったのでした。
レグ好き、ナナチをライバル視、ファプタのおまた
ファプタはかわいいシーンが沢山ありますが、最も可愛らしいシーンがレグの頭に乗っているときです。
前述のようにファプタはレグと以前に会ったことがあり、深い関係にあったことが伺えます。レグの匂いを嗅ぐところや頭にチョコンと乗っているところに可愛さの魅力が詰まっています。
また、ファプタは同じ成れ果てであるナナチに対して対抗心を燃やしている節があります。
ファプタがリコたちの寝床に侵入したときに、レグがいい匂いのするナナチを連れていることに気が付いた際に「ファプタというものがありながら」と顔を赤らめるといった可愛らしいシーンがあります。
漫画61話では、リコから「ファプタのおまた、穴いっこだ」という衝撃的な発言が飛び出します。
「成れ果ての姫」ということからファプタの性別は女性であると思われますが、ここに来て性別がどちらなのかファンの間でも意見が分かれる事案となりました。
そして、ファプタの「ファプタのケツ嗅ぐそすか?」という発言によってリコが嗅ぐという変な展開を迎えます。
リコから「お日様とふかしたおいも」の匂いと評されるとライバル視しているナナチにドヤ顔をするという微笑ましい一幕があります。
まとめ
今回は『メイドインアビス』に登場するファプタについてご紹介しました。レグの名前を知っていたことなど未だに謎の多いミステリアスな存在です。
語尾の「そす」やレグにべったりなところなど可愛らしい面が沢山ある魅力的なキャラクターです。一方で、身体能力が高くレグとの戦闘シーンは必見です。テレビアニメ『メイドインアビス 烈日の黄金郷』ではどのように描かれるのか期待が高まります。