『文豪ストレイドッグス』は朝霧カフカ先生原案、春河35先生作画の異能力バトルアクション漫画及びそれを元にしたアニメです。
2023年1月からはテレビアニメ第4期『文豪ストレイドッグス 第4シーズン』が放送されるなど話題になっている作品です。
太宰治や福沢諭吉などの一度は聞いたことのあるほどの有名な文豪をキャラクターモデルにしています。
ヨコハマの街を舞台にいろんな文豪たちが各々の正義や信念に基づいてそれぞれの作品名を用いた異能力で戦うバトルアクションとなっています。
本記事では、今回のテレビアニメ『文豪ストレイドッグス 第4シーズン』で初登場を記念するシグマについて解説していきたいと思います。
シグマのプロフィール・声優
ここでは、シグマなプロフィール・担当声優について解説し、「シグマとはどんな人物なのか?」という疑問にお答えしたいと思います。

それでは、シグマのプロフィールを見ていきましょう!
・名前:シグマ
・誕生日:不明
・身長:177㎝
・体重:62kg
・血液型:不明
・一人称:私
・好きなもの:カジノ、高い場所、才能、クッキー
・嫌いなもの:砂漠、空腹、利用しようと近づいてくる他人
・異能力名:不明
・声優:千葉翔也
シグマは『天人五衰』という組織に所属する異能力者の一人です。
また、「天空カジノ」という施設の総支配人でもあります。
外見は左側が鳩羽色、右側が銀色の髪が特徴的だが、奇人・変人が集まっていると言っても過言ではない天人五衰の中で特に変わったことのない普通の性格していています。
そして、周囲の人間に劣等感を抱いている印象があります。
年齢・誕生日などが不明となっています。
著名な文豪の中にシグマという名の人はいないので、シグマが本名ではないことが分かります。よって、モデルとなっている文豪についても明らかになっていません。
声優は千葉翔也
シグマの声を務めるのは、声優・千葉翔也さんです。
『ようこそ実力至上主義の教室へ』の綾小路清隆役や『ホリミヤ』の谷原マキオ役、『地獄少年花子くん』の源光などの数々の作品のキャラを演じられている人気声優の一人です。
2023年冬アニメでは『あやかしトライアングル』の風巻祭里♂役や『クールドジ男子』の四季蒼真役、『ブルーロック』の今村遊大役などを演じられていていますので、要注目です。
シグマの強さ・異能力は?
先程のプロフィールでは、異能力名が不明…とのことでしたが、ではどのような能力なのかを、シグマの強さと併せて考察します。
シグマの異能力は、相手に触れることで、【自分の知識の中で相手が最も知りたい情報】と【相手の知識の中で自分が最も知りたい情報】を交換するというものです。
これは情報収集に便利で、犯罪に色々使えそうな能力でありますが、弱点も多い気がします。
例えば、自分が最も知りたい情報が相手にない可能性もありますし、なにより相手にも自分の情報を明け渡してしまいます。
「国家の消滅」を掲げたテロ組織にして殺人結社「天人五衰」に所属する者としては地味な気がします。が、異能力名が不明とされているので、まだまだ秘密が隠されていそうです。
また、シグマには戦闘能力がほぼ皆無です。
最低限の体術・武器の扱いは嗜んでいますが、あくまでも嗜む程度。凡人の域は出ません。異能力も戦闘向きではありませんし、特別に精神面が強いというわけでもないです。
本人も自覚していましたが、天才・化け物揃いの周囲に比べると、ごく平凡な人間に過ぎません。
シグマの元ネタは何?
不明なところが多いシグマですが、元ネタとなった文豪を考察してみようと思います。
そもそも、大前提としてシグマは普通の人間ではありません。書いたものが現実となる白紙の本、「白紙の文学書」への書き込みによって生まれた人間であることが明らかとなっています。
つまり、本によって無から唐突に生み出された過去を持たない存在です。
その上で現時点で考えられる彼の正体を考えていきます。
一つ目、存在しない可能性
前述の通り、彼は本から生まれた存在なので、そもそものモデルがいない可能性があります。
これは、かなり有力だと思います。シグマは本から生まれた、言わば架空の存在です。架空の存在にモデルは必要ありません。
よって、現時点の情報ではこれが一番しっくりきます。
二つ目、太宰治に関係する文豪
シグマは天人五衰の一人、ゴーゴリに連れられ、欧州にある異能刑務所に行きます。そこで始まる太宰治とドストエフスキーの脱獄勝負で彼は太宰治と行動を共にすることになります。
最新巻(23巻)では、そもそも太宰治は勝つための細工をすでに施していたと判明しています。
では何故、太宰治はシグマをお助けアイテムとして選択したのでしょうか。
これからの情報に期待です。
シグマのかっこいい魅力は?
ここでは、シグマのかっこいい魅力を2点ご紹介します。
覚悟を決めた後が凄い!
シグマの魅力は、覚悟を決めた後の行動にあります。
前述のようにシグマは特別に強いわけではありません。戦闘力然り、精神面然り。
けれど、一度覚悟を決めれば自分を捨て身にしてでもやり切ろうとする気概があります。
実際、「天空カジノ」で猟犬のメンバーと戦う時、自分の持てる全ての力で臨み、勝てないと分かっても諦めません。そして、最後は自分と道連れにしようとしました。
死ぬかもしれない。そんな場面でも堂々と立ち続ける姿は素直に尊敬します。
そして、中島敦が彼を助けようとした時も一瞬のうちに覚悟を決めて中島敦に情報を渡します。
どんな覚悟を決めたのかは分かりませんが、自身が死ぬ選択をするには並大抵の覚悟ではないと思います。
諦めなければなんとかなるかもしれない。無理でも頑張ろう。そんな風に思わせてくれます。
守るためにブレない!
シグマは前述で書いたように、本によって無から突然生み出された存在です。無から生まれたということは、当然過去なんてありません。
唐突に生まれた彼は孤独です。自分と同じ存在なんていないのですから。
そんな彼の居場所はカジノだけです。
だから彼はカジノを守るためならなんでもします。そう、なんでも。
例えば、客の情報を暗記したり、カジノの評判を上げるためにイカサマして勝たせたり。敵に賞金を賭けてカジノの客に襲わせたり、自分と道連れにしようとしたり。
守るのに手段を選ばないところは褒められたことではないかもしれません。でも逆に言えばそれだけ大切にしているということです。そして、その想いは絶対にブレません。
そこがシグマの一番の魅力だと思います。
まとめ
今回は、『文豪ストレイドッグス 第4シーズン』に初登場するキャラ、シグマについてご紹介しました。
「天人五衰」という組織に所属する異能力者の一人ですが、そんな危険な肩書きとは裏腹に自分の大事なものを意地でも守ろうとする熱い人物です。
まだまだ謎の多い人物なので、アニメでの活躍を期待するとともに、本誌の展開も要注目です。