『ぼっち・ざ・ろっく!』は、はまじあき先生による漫画で、陰キャでコミュ障の女子高生・後藤ひとりと、その音楽バンド「結束バンド」の日常を描いた作品です。2022年10月にはテレビアニメ化もされている人気作品でもあります。
今回ご紹介するのは、『ぼっち・ざ・ろっく!』のキャラクター・伊地知星歌です!
星歌は、伊地知虹夏の姉であり、女子高生キャラが多い中でも大人チームの1人でもあります。
そんな星歌ですが、プライベートや過去には衝撃のエピソードが隠されています。
そこで、今回は伊地知星歌のプロフィール、かわいい魅力、後藤ひとりとの関係、過去エピソードなどについて解説します。
※本記事では、漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』5巻のネタバレを含みます。
伊地知星歌のプロフィール・声優
ここではまず、伊地知星歌のプロフィールと担当声優についてご紹介し、星歌の人物像に迫ります。

それでは、伊地知星歌のプロフィールを見ていきましょう!
名前:伊地知星歌
誕生日:12月25日
年齢:29歳→30歳
身長:不明
職業:ライブハウス店長
声優:内田真礼
伊地知星歌は、結束バンドのドラム担当・伊地知虹夏の姉で、ライブハウス「STARRY」の店長です。また、廣井きくりは大学時代の後輩にあたります。
男っぽい口調に不良っぽい雰囲気で、後藤ひとりも怖気ついてしまうほどの外見をしていますが、内面はピュアでファンシーなものが好きという一面もあります。
元バンドマンでギターを担当していたため、音楽に関しては身内の虹夏にも厳しい態度を取っています。しかし、妹に対しては甘いところもあり、ツンデレと化してしまっています。
また、過去に御茶ノ水の楽器店でバイトをしていた時は、自分の好きな楽器を勝手に仕入れたり、自分の気に入った楽器は客に買わせないために勝手に売却済みにしたりしていたようです。
その傍若無人ぶりを見せており、”御茶ノ水の魔王”という悪名で呼ばれてました。
このようにダメっぷりが目立つ星歌ですが、基本的には虹夏想いの優しい姉として描かれています。
声優は内田真礼
伊地知星歌の声を演じるのは、声優の内田真礼さんです。
内田さんは2012年頃より声優活動を開始しており、『中二病でも恋がしたい!』のメインヒロイン・小鳥遊六花を演じたことで一躍注目を集めます。
その他にも、『ご注文はうさぎですか?』シリーズのシャロ役や『うる星やつら』の三宅しのぶ役などが代表作に挙げられ、今最も活躍する女性声優の1人です。
かわいいロリ系でツンデレっぽい役柄が多い内田さんですが、『ぼっち・ざ・ろっく!』伊地知星歌では、声が低めの大人の女性を演じられており、ファンを驚かせました。
内田さんの今後の演じるキャラクターにも期待が高まります!
伊地知星歌と後藤ひとりの関係は?
ここでは、伊地知星歌と後藤ひとりの関係についてご紹介します。
後藤ひとりは、結束バンドの活動拠点でもある、星歌のライブハウス「STARRY」でバイトをしています。なので、関係的には雇用主と従業員といえます。
しかし、星歌とひとりの関係はそれだけには止まりません!
星歌は、ひとりのことを虹夏と同じくらい気にかけているのです!
ひとりは本当は並外れたギターの実力と才能を秘めていますが、コミュ障のためバンドではそれが活かされていませんでした。
しかし、星歌はひとりの才能を誰よりも早く見抜いており、影ながらひとりのことを応援し、こまめに声をかけています。(※逆効果になることがほとんど)
さらに星歌は、後藤ひとりのことが好きすぎるという問題もあります!
星歌は、ひとりのことをあだ名である「ぼっちちゃん」と呼んでいたり、漫画3巻でライブ中のひとりの映像ばかりを撮っていたりと、かなり好意を持っていることが分かります。
また、ひとりが星歌の誕生日プレゼントをあげようとしている(※誤解)ことが分かると、嬉しそうにしていました。
そして星歌の誕生日会では、ひとりが披露しようとした歌のプレゼントを聴くことができなかったため、残念そうにしていたのでした。
星歌とひとりの関係は「ぼ星」と呼ばれております。このように2人の関係は、まるで恋人のような関係にも見えてしまうものなのです!
伊地知星歌はかわいい!
普段は強面で不良のような怖さを持つ伊地知星歌ですが、一方でかわいらしい魅力がギャップ萌えになっているキャラクターでもあります。
ここでは、伊地知星歌のかわいい魅力を3点ご紹介します。
星歌とぬいぐるみ
まず星歌の魅力として挙げられるのは、ぬいぐるみにまつわるエピソードです。
それは、「ぬいぐるみを抱かないと眠れない」というものです!
これはテレビアニメ第5話「飛べない魚」で、妹・虹夏に暴露されてしまいます!
それだけでなく、結束バンドのベース担当の山田リョウも、星歌がぬいぐるみを抱きながら眠っている写真を持っていることが判明します!
リョウが持つ写真には、よれよれのパンダとウサギのぬいぐるみを抱いた星歌が写っていました。
外見とは裏腹にファンシーな趣味の持ち主というところにギャップがあり、かわいいポイントです。
だらしない
ライブハウス「STARRY」では店長としてしっかりしている星歌ですが、プライベートでは”だらしない”ところも可愛いポイントです!
テレビアニメでは、伊地知家の様子が数回ほど描かれていますが、家事は基本的に妹の虹夏が行っています。そして、星歌は寝ぼけながら食事やコーヒーを待っているのでした。
家事が苦手でだらしないというのは、どちらかというと星歌のイメージにピッタリではあります。
そんなイメージ通りにダラダラしている星歌も愛おしいと思える魅力です。
妹想いの優しい性格
普段は、妹・虹夏や結束バンドについてキツイことを言う星歌ですが、本当は妹想いの優しい性格の持ち主である点も魅力の1つです。
キツイことを言ってしまうのも、結束バンドに成功してほしいからこそであって、キツイことを言った後は落ち込むこともあります。
また、見えないところでフォローを入れたりなど影ながら虹夏や結束バンドを支えているのです。
一方で、素直に褒めることができず、いつもツンデレになってしまうところも可愛いポイントです。
伊地知星歌の過去とは
妹想いで知られる伊地知星歌ですが、その理由は星歌と妹・虹夏の過去が大きく関係しています。
では、2人の過去に一体何があったのでしょうか?
ここでは、『ぼっち・ざ・ろっく!』第5巻に収録されている星歌と虹夏の過去編「星に手向けるあいの花」について解説します。
※ここからは、漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』第5巻の重大なネタバレを含みます。
星歌と虹夏の関係
星歌と虹夏は、年齢が12歳も離れている姉妹です。なので、考え方や価値観が合わず、ケンカの連続でした。
さらに星歌は21歳の時に、バンド活動に力を入れていたため家に帰ることも少なく、虹夏との関係はますます疎遠となってしまいます。
また、幼い虹夏は元々、跡を付いて行くくらい星歌のことが好きでした。
しかし、星歌がバンドを始めてからは「バンドに星歌を取られてしまった」と感じ、バンドや音楽のことは「嫌い」だと言い張るようになります。
このように、星歌21歳と虹夏9歳の関係は最悪な状態だったようです。
星歌・虹夏と母親の関係
ケンカばかりの星歌と虹夏を繋ぎとめていた存在が、2人の母親でした。
母は、バンドに姉をとられた悲しい思いから、姉の夢を否定する虹夏に対して、「夢を一生懸命に追いかけることの素敵さ」を教えます。そして、「虹夏も何か素敵な夢を見つけてくれたら嬉しい」と語るのでした。
一方で、家出をしてしまった星歌にもフォローを入れます。星歌には、「夢に一生懸命になるのもいいが、虹夏に寂しい想いをさせるのはダメ」だと諭します。
そして、星歌に「世界一仲の良い姉妹でいること」を約束させます。
星歌と虹夏の母は、2人の価値観を否定せずに受け止める優しさと、逆に足りない大切な部分を教える強さを合わせ持った人物でした。
星歌と虹夏の関係が決裂状態にならずに済んだのは、母親の存在が大きかったからかもしれません。
虹夏がドラムを始めるきっかけ
そんな中、星歌・虹夏姉妹に不幸は突然訪れてしまいます。
2人の母親が交通事故に巻き込まれ、命を落としてしまったのでした。
これをきっかけに虹夏は、ふさぎ込んでしまいます。そのため、星歌は生前の母の言葉を思い出して、虹夏と支え合って生きていくことを決意します。
星歌は、虹夏が嫌がっていたライブに誘い出します。
そこで虹夏はすっかりバンドに魅了されて、自分も「バンドを組みたい」という夢を抱きます。(※楽器は星歌のギターではなく、ドラムに憧れる)
こうして星歌は、虹夏の夢を応援するためにバンドを辞めて、ライブハウス「STARRY」の店長となります。
そして、「STARRY」の名前には「星のように沢山のバンドが母親に届くくらい輝きを放つ場所になりますように」という星歌の願いが込められいるのでした。
まとめ
今回は、『ぼっち・ざ・ろっく!』に登場するキャラクター・伊地知星歌についてご紹介しました。
伊地知虹夏の姉にして、結束バンドの拠点でもあるライブハウス「STARRY」の店長でもあります。
不良のような外見と言動をしていますが、妹想いの優しい性格であり、ツンデレな一面もある可愛いキャラクターです。
特に、漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』第5巻の「星に手向けるあいの花」は、星歌の過去が明らかになる感動的なエピソードとなっております。





