漫画家・吾峠呼世晴先生の作品『鬼滅の刃』は、2019年にテレビアニメ化されて以降、爆発的な人気を誇っています。
2023年4月には、テレビアニメ第3期にあたる「刀鍛冶の里編」がスタートします。
それに先立って、2023年2月に公開された映画『上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』にて、新キャラクターである「上弦の鬼」の声優が明らかになりました!
その中でも今回取り上げるのは、「刀鍛冶の里編」で大きな活躍を見せる上弦の伍・玉壺です。
玉壺は、強敵ながら人間だった時の過去や鬼になった理由など気になる点が多く存在する鬼です。
そこで本記事では、玉壺のプロフィール・声優・過去・鬼になった理由などについて解説します。
玉壺のプロフィール
ここではまず、玉壺のプロフィールを解説し、人物像に迫ります。

それでは早速、玉壺のプロフィールを見ていきましょう!
名前:玉壺
血気術:壺
階級:十二鬼月 上弦の伍
趣味:壺作り
玉壺は、鬼舞辻無惨の直属の配下の鬼である「十二鬼月」の一体です。階級的には「上弦の伍」であり、12体の中で上から5番目の強さを誇る強敵です。
他の鬼は基本的に人間に近い形をしているのに対し、玉壺は人外の姿をしている変わったタイプの鬼です。
外見的には、目が上下に配置されており、本来の目の一には口が2つあります。そして、頭と身体からは小さな腕が複数生えています。
また、普段は壺の中に入っており、「アラビアンナイト」の魔法のランプの魔神のような風貌をしているなど、かなり奇抜なデザインといえます。
人間を殺して自分の作品に作り上げるなど性格的には外道であり、隙あらば上のランクへ行こうとする野心家でもあります。
また、芸術への想いはかなり強く、「至高の芸術家」を自称するという一面も持つキャラクターです。
玉壺の声優は鳥海浩輔
玉壺を含めた「上弦の鬼」の声優は、2023年2月3日に公開された映画『上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』にて明らかになっております。
玉壺の声は、鳥海浩輔さんが演じられます。
『家なき子レミ』アンリ役にてテレビアニメデビューを果たし、その後も数多くの作品でメインキャラクターを演じられた人気声優の1人です。
この他にも『キャプテン翼(第3作)』岬太郎(青年期)役、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』ミスタ役、『デ・ジ・キャラット』シリーズのリク=ハイゼンベルク役などが代表作に挙げられます。
玉壺の活躍は?
ここでは、『鬼滅の刃』での玉壺の活躍についてご紹介します。
玉壺は、原作コミック12巻にて初登場します。なお、アニメ版では2023年4月より放送スタートする「刀鍛冶の里編」に登場します。
そこでは、上弦の陸・妓夫太郎と堕姫が鬼殺隊に倒されたことで、玉壺を含めた残りの上弦の鬼が、鬼舞辻無惨の元に召集されます。
玉壺はそこで、鬼殺隊の拠点・産屋敷に繋がる手がかりを突き止めたことを報告しますが、それこそが「刀鍛冶の里」の在り処だったのです!
そして玉壺は、上弦の肆・半天狗と共に刀鍛冶の里の襲撃に向かいます。特に、玉壺は鬼殺隊の霞柱・時透無一郎との一騎打ちになり、大いに活躍するため見どころ満載です!
玉壺の血気術は?
玉壺の血気術は、「壺」を使った空間転移能力です。壺から壺へ移動することができ、情報収集やスパイ活動などを得意としています。
これによって「刀鍛冶の里」を突き止めるなどの実績もあり、探索型能力としてはかなり有能です!
さらに玉壺の血気術には、壺で人間を飲み込んで殺してしまうことや壺から化け物を召喚するという攻撃方法も可能です。
壺から化け物を召喚させる技については、次の4つが代表的なものになります。
術名 | 特徴 |
---|---|
千本針 魚殺 | 壺から2匹の巨大金魚を召喚し、毒針を発射させる。 |
水獄鉢 | 壺から大量の水を放出させて、敵を水の中に封じ込める。 |
蛸壺地獄 | 壺から巨大なタコの足を召喚する。 |
一万滑空粘魚 | 壺から1万匹の牙を持つ魚を召喚する。この魚は経皮毒を持っており、触れてしまうと死に至る。 |
玉壺の趣味なのか、出現させる化け物は金魚やタコなど魚系のものに限られます。一見するとシュールな技ですが、毒を繰り出すなど強力なものばかりです。
特に「水獄鉢」は水の中に閉じ込めるという血気術ですが、これは鬼殺隊の技「全集中の呼吸」を封じることが可能なため、かなり有効な技であると言えます。
玉壺の過去・本名・鬼になった理由
『鬼滅の刃』では、鬼殺隊を始めとした登場人物の過去エピソードが醍醐味となっていますが、それは敵キャラである鬼も例外ではありません。
上弦の鬼でも、妓夫太郎・堕姫や猗窩座などは壮絶な過去エピソードを持っております。
しかし玉壺は珍しく、本編では人間だった頃の過去が描かれませんでした!
そのため、「玉壺はどんな人物だったのか?なぜ鬼になったのか?」などは謎に包まれていたのです。
そんな中『公式ファンブック』にて、玉壺の過去は明らかとなりました!
ここでは、玉壺が人間だった頃の過去や本名、鬼になった理由について解説します。
本名は益魚儀で漁村出身
玉壺の本名は、益魚儀といいます!
人間の頃は漁村出身であり、魚でよく遊んでいたようです。血気術のモチーフが魚ばかりなのも、人間時代の影響と思われます。
幼少期から動物や魚を虐待し、壺に詰めて遊んでおり、さらには自分をからかった子供まで壺に詰めて殺してしまうという異常性に満ちていました。
そして、殺した子供の親に報復として串刺しにされたところで、鬼舞辻無惨によって鬼にされたようです。
玉壺の異常な気質は人間の頃から既に完成されていたようであり、ある意味1番恐ろしいタイプの敵のように思われます。
また、人間だった頃に両親が海難事故で亡くなっていますが、玉壺が悲しいとは思わずに「美しい」とすら感じていました。この辺りの感覚は、上弦の弐・童磨にも似ています。
玉壺はかわいい?気持ち悪い?
ここまで、玉壺の強さ・外道さをご紹介しましたが、一方で「かわいい!」という声もあるようです。
玉壺のかわいさとは、どこにあるのでしょうか?
まず挙げられるのは、見た目です!
玉壺は前述の通り、人外な見た目をしていますが、頭や身体から小さい手がいくつも出ているなどユニークでもあります。
そして、「ヒョッヒョッ」という笑い方も奇抜であり、注目ポイントです!
また、こんな見た目をしているにも関わらず、「やっていることは外道」という一面もギャップとなり、ある意味好かれている点です。
一方で、玉壺には「気持ち悪い!」という声もあります。確かに、見た目と言動的には「かわいい」よりも「気持ち悪い」寄りのようにも思えます。
総合的に考えると、玉壺には「キモかわいい!」が1番しっくりくるかもしれません。
まとめ
今回は、『鬼滅の刃』の敵キャラクターである、上弦の伍・玉壺についてご紹介しました。
2023年2月より公開された『上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』にて、声優は鳥海浩輔さんに決定しており、話題となりました。
また、玉壺は人外でユーモアな見た目とは裏腹に、狂気な性格と強力な血気術の持ち主でもあります。
「刀鍛冶の里編」では、鬼殺隊の霞柱・時透無一郎を苦しめることになるため、玉壺は要注目です!



