『メイドインアビス』は、漫画家・つくしあきひと先生による作品で、2017年にはテレビアニメ化され、2023年現在でも新シリーズが制作が決定している人気作品です。
ストーリーは、「アビス」という大穴の底を目指す少女・リコと謎に包まれたロボット少年・レグによる冒険譚であり、ダークファンタジーのテイストで描かれています。
そんな中、特に注目されているキャラクターがマルルクです。
マルルクは本編での出番は少ないですが、スピンオフ作品『マルルクちゃんの日常』では主役を務めるなど、人気キャラでもあります。
しかし、出番が少ないだけあって謎も多く、「マルルクとは何者なのか?」という疑問も浮かび上がってきます。
そこで本記事では、マルルクのプロフィール・過去・かわいい魅力について解説します。
マルルクのプロフィール・声優
ここでは、マルルクのプロフィール・担当声優をご紹介し、マルルクの人物像に迫ります。

それでは、マルルクのプロフィールを見ていきましょう!
名前:マルルク
年齢:不明(12歳くらい?)
種族:人間
性別:?
師匠:オーゼン
拠点:深界二層「監視基地」
探窟家ランク:蒼笛
CV:豊崎愛生
マルルクは、青い髪色が特徴的な小柄な子供です。一人称は「ボク」で、メイドの格好をしている可愛らしい一面を持ちます。
日光に弱い体質であり、地上で生活することができないため、アビスの深界二層「監視基地」で暮らしています。また、買い物などで地上に出る時は、日傘を差しています。
監視基地は、アビスへ潜る探窟家が立ち寄る拠点であり、マルルクは監視基地の見張り役を務めています。
他にも、白笛・オーゼンの探窟隊「地臥せり」のメンバー、イェルメ・ザポ爺・シムレド達の身の回りのお世話もしています。
また、マルルクの探窟家ランクは、15歳未満は持つ資格がない「蒼笛」です。
マルルクの年齢はリコと同じ12歳くらいと思われますが、蒼笛以上でなければ深界二層に滞在することはできないため、特例で蒼笛となっています。
性格は真面目で礼儀正しく、リコやレグにも敬語で話します。一方で、オーゼンの生存訓練では途中で泣き出してリタイアしているほどの臆病な性格でもあります。
声優は豊崎愛生
マルルクの声を演じられているのは、声優の豊崎愛生さんです。
アニメ『けいおん!』の主人公・平沢唯役で一躍脚光を浴びます。その他にも、『めだかボックス』黒神めだか役、『とある科学の超電磁砲』シリーズの初春飾利役などが代表作に挙げられます。
ゆるふわ系の可愛らしい声が特徴であり、女子高校生や少女役などを多く担当されています。
『メイドインアビス』マルルクは性別は不明ですが、ゆるふわ系のキャラクターであるため、ピッタリの配役です。
マルルクとオーゼンの関係は?
マルルクは、探窟隊「地臥せり」のリーダー・オーゼンと共に暮らしています。
「マルルクとオーゼンの関係はどのようなものなのでしょうか?」
オーゼンは、「不動卿」「動かざるオーゼン」の異名をとる、「白笛」という探窟家の最高ランクの1人でもあります。異名のごとく、深界二層の監視基地で探窟家の番人の役割を担ってきました。
オーゼンとマルルクの出会いは、スピンオフ作品『マルルクちゃんの日常』第4話「おもいで」で語られています。
マルルクは、8年前にアビスを遊覧する飛行船に乗っていましたが、事故により父親を含めた一団は壊滅してしまいました。マルルクは唯一の生き残りだったのです。
そこへ事故調査にやって来たオーゼンによって発見され、以来一緒に住むことになったのでした。
マルルクは、オーゼンのことを「お師さま」と呼び、師匠として慕っています。一方、オーゼンはマルルクに対して表では、冷たい態度を取っていますが、実は甘やかしているといったツンデレな態度を取っています。
また、オーゼンはマルルクを探窟家としても評価しています。テレビアニメ第1期7話では、マルルクが優れた判断力を披露しており、「さすが私の弟子だ」と褒めていました。
以上のように、マルルクとオーゼンの関係は師弟関係ではありますが、それ以上に親子のような絆で結ばれているとも言えます。
マルルクの過去と正体
ここでは、マルルクの過去と正体についてご紹介します。マルルクは、何者なのでしょうか?
マルルクの正体は王族の子供!
マルルクの正体は、ジスェクー国の王族です。
原作で、ジスェクーは「遥か西方にある国」とされていますが、おそらくアビスないしリコが育ったオースから見て西方であると思われます。
また、ジスェクーの王族には、太陽の光に弱い「影の子供」が生まれることがあります。
そして、影の子供は太陽を欺くために「月の衣装」と呼ばれる古来からの民族衣装を身にまといます。
プロフェールで述べたように、マルルクも太陽の光に弱いという特性があります。
また、『マルルクちゃんの日常』第4話「おもいで」でのマルルクが飛行船の事故に遭った時の回想シーンでは、マルルクが「月の衣装」を着ていることが分かります。
マルルクがアビスを訪れた理由
影の子供は、ジスェクーの古文書に「三千の太陽が影の子供を消す」と記されていることからも、「10歳以上は生きられない」とされています。
これが、ジスェクーの飛行船がアビスに挑んだ理由であると考察できます。
マルルクの年齢は、本編ではリコと同じくらいの12歳であると想定されます。となると、マルルクが飛行船でアビスに来たのは8年前なので4~5歳の頃と思われます。
つまり、影の子供が死ぬとされる10歳前です。
おそらく、マルルクの父親と一団は「マルルクが10歳を超えても生き延びられる」ように、太陽の光が当たらないアビスに潜ったのではないでしょうか。
マルルクを助ける方法がアビスへ永住することだったのか、それとも太陽を克服するためにアビスの遺物を得ることだったのか、目的はいくつか考えられます。
しかし、ジスェクー一団は事故によって生存者はマルルクのみとなってしまったため、真相は闇の中となってしまいました。
なお、マルルクはその後、アビスの監視基地で生活し、10歳以上生きられています。
その理由も、「アビスが太陽の光が当たらないためのなのか」「アビスの”呪い”による力なのか」などいくつか考えられそうです。
マルルクの性別はどっち?
ここでは、「マルルクの性別はどちらなのか?」についてご紹介します。
マルルクは中性的な顔をしておりメイド服を着ているため、一見すると女の子に見えます。また、声優は豊崎愛生さんであることも女の子っぽさが増す要因になっています。
しかし、実際の性別はどちらなのか、明らかになっておりません。
マルルクは、一人称に「ボク」を使用しています。また、漫画6巻では、リコの先輩探窟家であるジルオが、久々にマルルクに再会した時にはマルルクの格好に驚いた様子でした。
このことから踏まえると、マルルクは女装をしている「男の子」ではないかと推測できます。メイド服は、オーゼンが趣味としてマルルクに着せていると考えても不思議ではありません。
また、『マルルクちゃんの日常』第3話「おそうじ」では、マルルクがお風呂に入るシーンが描かれますが、背中の男っぽい骨格が浮かび上がっており、男の子説の可能性は高いです。
マルルクの性別については謎が多いですが、どちらか分からないところもまた、魅力の1つと言えます。
マルルクのかわいい魅力
ここでは、マルルクのかわいい魅力についてご紹介します。
マルルクのかわいいポイントは、オーゼンとの絡みです。
マルルクは、小さい身体でオーゼンの身の回りのお世話をしますが、一生懸命に奮闘する姿や失敗してしまっている姿などがとても可愛らしく描かれています。
さらに、オーゼンはそんな一生懸命なマルルクに意地悪をしたり、からかったりしますが、その姿も微笑ましくて魅力的です。
『マルルクちゃんの日常』第1話「おねがい」では、うたた寝をしていたオーゼンを起こそうとしたマルルクが宙吊りになってしまいます。それを見たオーゼンは、マルルクを酒の肴にしたのです。
このように、オーゼンの意地悪に振り回される姿は、マルルクの何よりのかわいい魅力です!
まとめ
今回は、『メイドインアビス』のマルルクについて解説しました。マルルクは、深界二層の監視基地に留まっているキャラクターであるため、あまり出番は多くはありません。
しかし、性別が不明であったり、オーゼンとの絡みが可愛らしかったりなど魅力的なキャラクターであり、高い人気も誇っています。
また、スピンオフ『マルルクちゃんの日常』では主役となっており、マルルクの可愛さが全開な品となっています。今後のマルルクの活躍にも期待大です!