『The JOJOLands』は、漫画家・荒木飛呂彦先生による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの1つで、「第9部」とも呼ばれます。
2023年2月17日に発売された「ウルトラジャンプ」(集英社)3月号にて、連載開始されたシリーズ最新作であり、ファンの間でも大きな反響を呼んでいます。
そんな『The JOJOLands』ですが、「どんなストーリーなのか?」「主人公は誰なのか?」「過去作との繋がりはあるのか?」など、気になる点も多いです。
そこで、本記事では『The JOJOLands』のあらすじ、主人公ジョディオ・ジョースター、スタンド、見どころなどについて解説します。
ジョジョランズのあらすじ
ここでは、『The JOJOLands』のあらすじ・世界観について解説します。
物語の舞台は、太平洋に浮かぶ火山の島、ハワイ。
The JOJOLands|ウルトラジャンプ
オアフ島に暮らす少年ジョディオ・ジョースターは、「大富豪になる」という野望を胸に秘めていた。
それは島での暮らしの中、彼が日々向き合わざるを得ない”この世の仕組み(メカニズム)”、その頂点に立つため!?
そして、そのための手段に彼が選ぶのは…光と影が織りなす島々で予測不能の物語が幕を開ける――!!
『The JOJOLands』の舞台となるのは、ハワイ州オアフ島ホノルルです。
劇中では、コロナウイルスの流行が示唆されていますが、登場人物はノーマスク状態であることから、年代は連載が開始された2023年かそれよりも先の近未来ではないかと思われます。
また、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは、第6部の終盤にて、「一巡後の世界」という別の世界線に突入しました。なので、『The JOJOLands』の世界観は、「一巡後の世界」となります。
主人公であるジョディオ・ジョースターは15歳でありながら、スタンド能力を駆使してギャングの運び屋に手を染めている少年です。
ジョディオは、そうした行動の中で世の中の「仕組み(メカニズム)」を学び、「大富豪になる」という野望に挑みます。
つまり、『The JOJOLands』のストーリーは、野心家であるジョディオ・ジョースターが「大富豪になっていく」までの物語なのです。
主人公はジョディオジョースター
ここでは、『The JOJOLands』の主人公について解説します。
主人公は「ジョディオ・ジョースター」というハワイに住む15歳の少年です。母「バーバラ・アン・ジョースター」と兄「ドラゴナ・ジョースター」を家族に持っています。
母は、ジョジョシリーズ第8部『ジョジョリオン』に登場した吉良・ホリー・ジョースターの妹であり、吉良吉影と虹村京はいとこに当たります。
また、兄であるドラゴナもスタンド使いであり、共にギャングの運び屋を行っています。
ジョディオは、パシリからギャングの運び屋まで熟す悪党ですが、世の中の「仕組み」を理解して「大富豪になる」という目標を抱える野心家でもあります。
外見は中性的な顔立ちをしており、第5部の主人公「ジョルノ・ジョバーナ」を想起させるようなプロポーションをしています。
また、青いフードに灰色の髪が特徴的です。特に、髪型は第6部に登場する「F・F(フーファイターズ)」を思わせます。
そして、「ジョディオ・ジョースター」という名前は第1部の主人公「ジョナサン・ジョースター」と宿敵「ディオ・ブランド―」が合わさった名前のように思われ、話題となっております。
ジョジョシリーズの7部以降のキャラクターは、6部以前のキャラクターがモチーフとなっていることも多いため、ジョナサンとディオのハイブリットであることも否めません。
また、「ジョディオ」という意味はスペイン語圏で”クソッタレ”を意味する言葉になります。
舞台はハワイであるため、関連性は低いと思われますが、ギャングの運び屋に身を置く悪党にピッタリとも言えそうです。
スタンドは「11月の雨(ノーベンバー・レイン)」
ジョディオ・ジョースターのスタンドは、「11月の雨(ノーベンバー・レイン)」です。
外見的には、上半身がヒューマン型になっており、胸のあたりから巨大な蜘蛛のような足が4本生えていることが特徴的です。
また、体長はジョディオの身長の2倍以上はあり、かなり巨大なスタンドといえます。
能力は、スタンドから雨を降らせて、”雨に触れたものに喰い込んでめり込ませる”というものです。
漫画第1話では、ジョディオたちに職質をして来た悪徳警察官に使用しており、警察官を地面にたたきつける程めり込ませ、半殺しにしてしまいました。
「11月の雨(ノーベンバー・レイン)」は、異能力系のスタンドながら強力なパワーを持っていることが示唆されているようです。
因みに、スタンド名はアメリカのロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」の『November Rain』が元ネタになっていると思われます。
ジョジョランズの見どころは?
『The JOJOLands』の見どころは、”ギャングの運び屋から大富豪を目指す”というストーリーの面白さです。
これは、ジョジョシリーズの第5部「黄金の風」とも類似しています。
第5部では、DIOの息子であるジョルノ・ジョバーナがイタリアのギャング組織「パッショーネ」に入団し、ギャングスタ―を目指すというものでした。
しかし、第5部のジョルノはイタリアから麻薬を無くすためにギャングスタ―を目指すことに対して、ジョディオ・ジョースターはあくまで自己のために大富豪を目指しているという大きな違いがあります。
この違いこそ、『The JOJOLands』独自の魅力といえます。
また、主人公のジョディオ・ジョースターも魅力的なキャラクターです。
名前的には、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーのイメージが強いですが、外見と前述したストーリーの観点から言えばジョルノ・ジョバーナに近い人物と言えます。
ジョルノ・ジョバーナ顔負けのスタイリッシュなジョディオ・ジョースターにも要注目です!
まとめ
今回は、2023年2月17日より連載がスタートした、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第9部「The JOJOLands」のあらすじ・主人公・見どころについてご紹介しました。
主人公ジョディオ・ジョースターの名前からはジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーを想起させ、外見とストーリーからはジョルノ・ジョバーナを思わせる、魅力的なキャラクターとなっています。
また、「11月の雨(ノーベンバーレイン)」などのスタンド能力もスタイリッシュでカッコイイ魅力が満載です!
まさに今後の展開がどうなるのか、目が離せない作品です!