『メイドインアビス』は、つくしあきひと先生による漫画で、ダークファンタジーをテーマとした作品です。
2017年にテレビアニメ化されたことを皮切りに、劇場版シリーズ・テレビアニメ2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』に展開されています。
そして、2023年には新シリーズの制作が決定しました!
その新シリーズでの活躍が注目されるキャラクターがスラージョです!
スラージョは、テレビシリーズでは名前とシルエットのみの登場で、今まで謎に包まれた人物でした。しかし、原作漫画63話にて遂に姿が登場し、話題となっております。
そこで今回は、スラージョのプロフィール・正体・魅力などについてご紹介します。
※本記事では、漫画『メイドインアビス』のネタバレを含みます。
スラージョのプロフィール

それでは、スラージョのプロフィールを見ていきましょう!
名前:スラージョ
年齢:不明
探窟家ランク:白笛
称号:神秘卿
所属:呪詛船団(ヘイルヘックス)
スラージョは、探窟家の中でも最高ランクである「白笛」の1人です。白笛は皆それぞれ称号を持っていますが、スラージョは「神秘卿」「神秘のスラージョ」と呼ばれます。
スラージョはこれまで、同じく白笛のオーゼンによる回想のみの登場でした。
オーゼンの回想では、外見はペストマスクのような仮面を付けており、全身が黒装束に覆われています。また、アビスの遺物とも思われる棺桶のようなものを背負っていることが特徴的です。
異名に相応しく、まさに神秘の謎に包まれた存在であることが分かります。
また、姿を現わした漫画63話では、探窟隊「呪詛船団」のキャプテンとして、アビス深界六層へのラストダイブに挑んでいたことも判明します。
素顔のスラージョは、一人称が「オレ」であり男勝りな性格をしています。また、自称臆病ですが、性格的には明るく大雑把で、横柄な態度をとることもあるキャラクターです。
スラージョの正体は女!
オーゼンの回想でのスラージョは、仮面と黒装束の衣装に身を包んでおり、性別や姿は一切不明でした。
テレビアニメ版でも、ほとんどシルエットとなっており、性別は判別できませんでした。
そんな謎の多いスラージョですが、漫画63話にて遂にリコ達の前に姿を現わします。
なんと、スラージョの性別は女性でした!
シルエット上では腰が曲がっており、ペストマスクのような仮面といった趣味からも老齢な男性のイメージがあましたが、まさに衝撃の事実です!
スラージョの素顔は、褐色がかった肌・短めの髪・イカツイ目が特徴的です。また、髪はアビスの呪い「上昇負荷」を受けたためか、ところどころ曲がっております。
そして何より特徴的なのが、胸元が開いている服から見える胸です。スラージョは、意外にも大人の魅力にあふれる女性であるようです。
スラージョはかわいい!
ここでは、スラージョのかわいい魅力についてご紹介します。
スラージョの魅力はどこにあるのでしょうか?
美形な姿と横柄な態度
スラージョの魅力は、「美形でスタイルが良いにも関わらず、男勝りの性格でガラも悪い」というギャップです。
漫画64話にてスラージョ率いる呪詛船団はラストダイブを行うため、白笛・ボンドルドの拠点である第五層「前線基地」へ向かいます。
そこでスラージョは、メンチを切った顔をしてみせたり、鼻をほじったりなど、およそ神秘とは程遠い態度を取り続けます!
美人なスラージョからは想像し難いシーンですが、そこがスラージョのかわいい魅力と言えるでしょう。
独特な挨拶「お日柄ァ」
また、もう1点注目なのが、スラージョの挨拶です。スラージョの挨拶は「お日柄ァ」という独特なもなのです!
おそらくは、「本日はお日柄も良く~」といった挨拶の略と思われますが、丁寧な挨拶でもスラージョにかかれば一気にぶっきら棒な感じになってしまうところも可愛いポイントです。
「お日柄ァ」は、ナナチの「んなぁ~」やファプタの「そす」に並んで、汎用性が高い言葉です。朝・昼の挨拶で、普通に使えそうな点も魅力的ですね。
呪詛船団の正体と目的は?
ここでは、探窟隊「呪詛船団」の正体と目的について解説します。
呪詛船団の隊員は人間と獣相!
まず、呪詛船団はスラージョがキャプテンを務める探窟隊です。
特徴は人間の隊員だけではなく、”獣相”と呼ばれる異形の者も多くいる、まさに百鬼夜行の集団であるということにあります。特に目立つのは、体格の大きいネコの姿をしているニシャゴラです。
ニシャゴラは、ナナチとファプタのことも「ジュウソウ」と呼んでいたため、獣相とはアビスの呪いを受けた「成れ果て」のことであると思われます。
また、小柄な少女の探窟家・テパステも、先輩探窟家・クラヴァリと別れて以降は呪詛船団と行動を共にしています。
呪詛船団の目的は巫女一味!
スラージョら呪詛船団がラストダイブに挑んだ目的は「巫女の一味の追跡」です。
漫画64話では、呪詛船団の隊員が「巫女」の追跡をしていたところ消息を絶ったことが判明します。
そして、スラージョは巫女は深界第六層にいると考えます。そのため、ラストダイブを決行したのでした。
巫女については長らく正体不明となっていましたが、漫画65話で第七層にいることが判明します。
巫女は、深界七層「最果ての渦」の状況を封書『ハリヨマリ集』を地上に伝えた存在です。しかし、『ハリヨマリ集』はその後一部が遺失してしまいます。
そこで、スラージョは遺失した『ハリヨマリ集』を探しており、巫女一味を探していたのです!
つまり、スラージョは深界七層へのラストダイブするために、巫女一味の足取りを追うことで情報収集することが必要不可欠であったと考えられます。
スラージョとボンドルドの関係は?
ここでは、スラージョとボンドルドの関係についてご紹介します。
ボンドルドは、スラージョと同じく白笛の探窟家で、「黎明卿」とも呼ばれます。
普段は第五層の「前線基地」に留まってアビス研究に従事していますが、ラストダイブへ行くための道具「祭壇」の管理も行っており、第六層へ行くにはボンドルドの許可が必要となるのでした。
漫画64話では、無許可でのラストダイブを強行突破するスラージョと、それを食い止めるボンドルドの姿が描かれております。
スラージョは、ボンドルドのことを「ボンクラ仮面」と呼んでおり、あまり仲は良好ではなさそうに思われます。
しかも、ボンドルドは呪詛船団の「獣相」がラストダイブに行くことが惜しいと感じ、スラージョの強行突破を阻むために死闘を繰り広げたことも示唆されています。
以上のように、スラージョとボンドルドはあまり仲の良い関係とはいえません。お互いにクセが強い性格であるため、折り合いがつかないことがほとんどのように思われます。
しかし、お互いに腹を割って忖度せずに話せる間柄のようでもあり、2人の関係は今後も気になるところです!
まとめ
今回は、『メイドインアビス』に登場する白笛の探窟家・スラージョについてご紹介しました。長らくシルエットのみの登場で、「神秘卿」の名に相応しく神秘的で謎めいたキャラクターでした。
漫画63話にて遂に姿が登場し、正体が女性であったことは読者を大いに驚かせました。
他にも、スラージョがキャプテンを務める探窟隊「呪詛船団」の目的など、スラージョ関係の謎はまだまだ多い存在です。
また、アニメ新シリーズでは間違いなく中心人物となるキャラクターでもあるため、漫画でのスラージョの活躍に要注目です!