『ジョジョの奇妙な冒険』は、漫画家・荒木飛呂彦先生による人気シリーズで、1986年から2023年3月現在まで連載されている作品です。
シリーズごとに主人公・時代・舞台が変わっていくことが特徴的であり、その中で受け継がれる血統や絆・想いなどがテーマとして描かれております。
テレビアニメ版は2012年から開始され、2021年には第6部『ストーンオーシャン』が放送されて2023年に最終章を迎えました。
そこで、「ジョジョ」シリーズは次回作である第7部『スティール・ボール・ラン』のテレビアニメ化の期待が高まっています。
『スティール・ボール・ラン』とは、どのような内容なのでしょうか?そして、テレビアニメ化は実現可能なのでしょうか?
本記事では、『スティール・ボール・ラン』のあらすじや見どころ、テレビアニメ化の可能性などをご紹介します。
スティールボールランの世界観・あらすじ
漫画『スティール・ボール・ラン』は、2004年に『週刊少年ジャンプ』で連載開始され、その後『ウルトラジャンプ』へ移り、2011年に最終回を迎えました。単行本は全24巻で構成されております。
これまでの「ジョジョ」シリーズの設定や世界観とは一線を画す内容となっている点が特徴的で、あらすじが気になるところですね。

それでは早速、あらすじを見ていきましょう!
第7部の時代は19世紀末、舞台はアメリカ。史上初の乗馬による北米大陸横断レースが描かれます。
あらすじ|ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン
主人公ジョニィ・ジョースターは半身不随の元天才騎手。謎のアウトロー、ジャイロ・ツェペリと協力関係を結び、レースを共に進む事になります。
巨額の賞金を巡ってせめぎ合う裏で、さらに恐るべき陰謀が渦巻くこのレース。
二人は無事ゴールへ辿り着けるのか!? 原点回帰し、冒険感増量のシリーズです。
舞台となるのは1890年、西部開拓時代のアメリカ。そこで繰り広げられるのは、北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」。
それは、世界各国から集まった数千人にも及ぶ選手が、乗馬によって総距離6000㎞を横断するという過酷なレースなのです。
主人公は、かつて天才騎手であった下半身不随の青年・ジョニィ・ジョースター。そして、経歴不詳で回転する鉄球を武器に持つ謎の人物・ジャイロ・ツェペリ。
ジョニィは偶然にも、ジャイロの持つ回転する鉄球に触れたことで一時的に歩けるようになります。
不思議な力を感じたジョニィは、力の正体を知るためにジャイロと共にスティール・ボール・ランに挑むのでした。
そして、スティール・ボール・ランの背後には黒幕となる存在がいることが明らかになり、ジョニィとジャイロはレースを行いながら、刺客たちと激闘を繰り広げることになります。
果たして、スティール・ボール・ランの栄光を掴むのは誰なのか。一瞬も油断できない、手に汗握る展開が楽しめる内容となっております。
スティールボールランのアニメ化はいつ?不可能?
ここでは、第7部『スティール・ボール・ラン』のテレビアニメ化の可能性について解説します。
『ジョジョの奇妙な冒険』のテレビアニメシリーズは、2012年に第1作が放送され、第6部『ストーンオーシャン』までが放送されています。
2023年3月時点では、『スティール・ボール・ラン』の制作発表はありません。
それだけでなく、「『スティール・ボール・ラン』のテレビアニメ化は不可能ではないか?」という意見もあるようです。
理由としては、”原作が長いこと”や”馬のレースがメインとなる話であるため作画が難しい”などが挙げられます。
しかし、比較的長めのストーリーであった第3部「スターダストクルセイダース」は、2シリーズに分割され、全48話構成で放送されたため不可能ではないと思われます。
また、「ストーンオーシャン」の人気も好調であるため、DVD・BDの売上状況や動画配信サービスの評価によっては、『スティール・ボール・ラン』のテレビアニメ化の可能性は高くなるのではないかと思われます。
馬の作画の難しい感は否めませんが、実現すれば大迫力の映像となるため、話題性の面から言ってもアニメ化する可能性は十分にあります!
スティールボールランは何クール何話になる?
ここでは、『スティール・ボール・ラン』がテレビアニメ化した場合は、「何クール何話での放送となりうるのか?」について予想します。
これまでの『ジョジョの奇妙な冒険』テレビアニメシリーズの話数・原作の巻数は、以下の表の通りです。
タイトル | 話数 | 部 | 原作 |
---|---|---|---|
ジョジョの奇妙な冒険 | 26話 | 1部 2部 | 12巻 |
ジョジョの奇妙な冒険 スターダスト クルセイダース | 24話 | 3部 | 16巻 |
ジョジョの奇妙な冒険 スターダスト クルセイダース エジプト編 | 24話 | ||
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは 砕けない | 39話 | 4部 | 18巻 |
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 | 39話 | 5部 | 16巻 |
ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン | 38話 | 6部 | 17巻 |
『スティール・ボール・ラン』は前章で述べた通り、全24巻での構成となっております。
第4部「ダイヤモンドは砕けない」以降は、3クール38~39話で放送されていますが、『スティール・ボール・ラン』では更に長くなりそうな予感がします。
一方で、第3部「スターダストクルセイダース」は2作品に分割しており、合計4クール48話となっております。
なので、『スティール・ボール・ラン』も4クール48話くらいの構成で、いくつかに分散されるのではないでしょうか?
これまでのシリーズよりも原作が長いため、テレビアニメになった際はもっと話数が増える可能性もあると思われます。
スティールボールランの見どころ
ここでは、『スティール・ボール・ラン』の見どころを3点ご紹介します。
新たな世界観とダイナミックな馬のレース!
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは、第6部「ストーンオーシャン」で1度宇宙が終わってしまいます。
そして、「一巡後の世界」という新たに登場したパラレルワールドに突入するといった突飛な展開を迎えることになるのです。
『スティール・ボール・ラン』は、そんな新たな世界の19世紀末アメリカが舞台となります。
しかし、前シリーズとの繋がりを感じられる場面やキャラクターが多く登場するため、ファンにとっても堪らない作品となっております。
そして、何よりの醍醐味は「スティール・ボール・ラン」レースそのものです!
数千頭にも及ぶ馬による壮絶なレースだけでなく、レース中に繰り広げられるスタンド能力バトルからは一瞬も目が離せない展開となることでしょう。
次々に登場する個性的なキャラクター!
『スティール・ボール・ラン』の見どころはキャラクターたちです。
馬のレースに自分の足で挑むインディアン部族のサンドマン、運だけでレースを勝ち進む黒人選手ポコロコ、渋いセリフがかっこいいカウボーイのマウンテン・ティム、敵か味方か謎の多いホット・パンツなど、個性の強さが魅力的です。
また、第1部に登場したディオ・ブランドーを思わせる「ディエゴ・ブランドー」のように、過去キャラクターのオマージュも数多く登場するところも見どころです!
変化していくジョニィとジャイロの関係
『スティール・ボール・ラン』のかっこいいポイントは、主人公ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの掛け合いです。
ジョニィは、半身不随の自分を再び立ち上がらせた「回転する鉄球」を持つジャイロを追いかけるためにレースに参加しました。最初のうちは、ジャイロはジョニィを邪険に扱います。
しかしレースや戦いの中で、ジャイロの過去やレースに賭ける想いなどが明らかになると、徐々に2人の関係は進展していき、仲間あるいは師弟のようになっていきます。
また、時にはジョークや一発ギャグを見せ合ったりなど、楽しいシーンも多く見られるためオススメのコンビです!
まとめ
今回は、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ第7部「スティール・ボール・ラン」のあらすじ・見どころ・テレビアニメ化の可能性について解説しました。
北アメリカ大陸6000㎞を馬で横断するレースの中で、壮絶なスタンドバトルも繰り広げられるため、白熱する展開の連続です。
主人公ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの関係性など気になる点も多いため、見どころ満載な作品です。
「原作が長い」「無数の馬の作画が難しい」など、テレビアニメ化は不可能ではないか?という見方もありますが、テレビアニメシリーズの人気は好調であるため、可能性としては高いのではないかと思われます。
ジョニィとジャイロが広大な大地を馬で駆け巡る姿の映像化に期待が高まります!