『【推しの子】』とは、『かぐや様は告らせたい』でお馴染みの赤坂アカ先生が原作、『クズの本懐』でお馴染みの横槍メンゴ先生が作画を担当する漫画作品です。
2023年4月よりテレビアニメ化され、更に人気が高まっています。
ストーリーは、絶世美女なアイドル・アイを「推し」とする熱狂的なファンが、死後にアイの子供に転生するといった「アイドル」と「転生もの」を融合した内容となっています。
今回取り上げるキャラクターは、有馬かなです!
かなは、アイの子供である「アクア」や「ルビー」と深く関わってくる重要な役どころです。
本記事では、有馬かなのプロフィール・劇中での活躍・アクアやルビーとの関係などについて解説します。
有馬かなのプロフィール・声優
ここではまず、「有馬かながどんな人物なのか?」についてプロフィールを元にご紹介します。

それでは、有馬かなのプロフィールを見ていきましょう!
名前:有馬かな
年齢:4歳~18歳(112話時点)
経歴:女優 → アイドル
所属:苺プロダクション
グループ:B小町
声優:潘めぐみ
有馬かなは、星野愛久愛海(アクア)や星野瑠美衣(ルビー)にとって、1つ年上の女性キャラクターです。外見的には、赤髪のショートヘアーとあどけない童顔が特徴的です。
漫画第1章では、「10秒で泣ける天才子役」の異名をとる子役として登場し、一世を風靡するほどの人気を博しています。
そのせいもあってか天狗になっているため、性格的にはワガママで傲慢さが目立ちます。また、協調性があまりなく、コミュニケーション能力にも難ありです。
しかし、役者としての演技力は高く、実力者でもあります。子供時代のアクアの演技力を見た際には、悔しさのあまり涙を浮かべるほどであり、向上心の高さも伺えます。
また、高校生に成長した際も持ち前の性格は健在で、口が悪く感情が高ぶると汚い言葉遣いになってしまうようです。
一方で、コミュニケーション能力は身に付けており、自分が目立つことよりも作品を完成させることに尽力する、といった成長が見られます!
声優は潘めぐみ
2023年4月より放送されるテレビアニメ版で有馬かなの声を務めるのは、声優の潘めぐみさんです!
テレビアニメ『HUNTER×HUNTER』にて、ゴン=フリークス役に抜擢され、テレビアニメ初主演を飾ります。
他にも、『ちはやふる』花野菫役や『ハピネスチャージプリキュア!』白雪ひめ(キュアプリンセス)役などが代表作に挙げられます。
また、『セーラームーン』ルナ役で知られる潘恵子さんは実母にあたります。
更にめぐみさんは、2017年の声優アワードにて助演女優賞も受賞しており、『【推しの子】』での活躍もかなり期待できます!
有馬かなが重曹ちゃんと呼ばれる理由は?
有馬かなは、”重曹ちゃん”というあだ名で呼ばれることがあります。
一見何のことなのか分からない単語ですが、一体どんな理由で名づけられたのでしょうか?
ここでは、有馬かなが「重曹ちゃん」と呼ばれる理由について解説します。
キッカケはルビーの言い間違い
「重曹ちゃん」の名前の由来はズバリ、ルビーの言い間違いです。
ルビーは、初めて有馬かなと出会ったときから、かなの異名である「10秒で泣ける天才子役」を「重曹を舐める天才子役」と言い間違えてしまったのです。以来、このやり取りは定番化します。
ここから転じて「重曹ちゃん」と呼ばれ始め、ファンの間でも定着化されました。
これが、有馬かなが「重曹ちゃん」と呼ばれるようになった理由です。
エイプリールフールにコラボ企画まで
すっかり「重曹ちゃん」呼びで定着した有馬かなですが、まだまだ”重曹いじり”は止まりません。
テレビアニメ放送を控えた2023年4月1日のエイプリルフールでは公式Twitterから、有馬かなが「重曹」イメージガールに就任した、という号外が出されました。
号外によると重曹イメージガール就任は、かなの「悲願」であり、これによって「再ブレイク」を果たした、などと散々にイジリ倒されています。
かなも、思わず「いや、なんでよ」とツッコミを入れており、まんざらでも無さそうな感じです。
さらに重曹イジリは、エイプリルフールでは止まりませんでした。
有馬かなは、「カヨネ石鹸」の商品「重曹ちゃん」とのコラボ企画が決定しました。
内容は、重曹を笑顔で持つ有馬かなのイラストをパッケージとした商品が限定販売される、とのことです。
まさに、重曹ちゃんと重曹ちゃんのコラボとなります。
ファンからの愛称が公式化され、企業とのコラボ企画まで果たしてしまう”重曹ちゃん”こと有馬かなですが、いじられキャラでもあり愛されキャラでもあることが良く分かるエピソードです。
有馬かなの劇中での活躍は?
ここでは『【推しの子】』本編での、有馬かなの活躍について解説します。
天才子役として登場
有馬かなは、第一章「幼少期編」に当たるコミック第5話にて初登場します。
この時のかなは4歳くらいで、「10秒で泣ける天才子役」として名を馳せています。そして、映画監督・五反田泰志によって急遽起用されたアクアと共演することになります。
周りからチヤホヤされているがゆえに、天狗になっており大御所気取りの有馬かなですが、アクアの演技を間近で見ることで、心境の変化が起こり始めます。
かなとアクアのファーストコンタクトは、今後の展開において重要なポイントとなります。
アクアとの再会とドラマ共演
第二章「芸能界編」では月日が流れ、アクアとルビーは陽東高校に入学します。
有馬かなは、そこの芸能科の高校二年生であり、2人の先輩として再登場します。
かなは、アクアが芸能活動を続けていたことに感動し、自分がヒロインを務めているドラマ『今日あま』への出演を持ち掛けます。
しかし、その『今日あま』というドラマの主要キャストは演技経験のないモデルばかりで、まともに演技できるのは有馬かなだけだったのです。
ここでは、かつてワガママに振舞っていた有馬かなが、周りや作品全体のことを考えるまでに成長しています。
そして、”何とか「見られるドラマ」になるようにする”ために奮闘する姿が見どころです。
ルビーと共に「B小町」再結成
アクアの協力もあって、ドラマ『今日あま』の撮影を無事に終えた有馬かなは、苺プロダクションからアイドルのスカウトを受けます。
かなは、女優業からアイドル活動への転身に不安を感じ、一度は断ろうとします。しかし、アクアの説得により、最終的にはアイドルになることを選ぶのでした。
こうして有馬かなは、アクアの妹・ルビーと共にアイドルグループ「B小町」を結成します。
「B小町」は元々、ルビー達の母・アイが所属していたグループであり、再結成される形となりました。
「B小町」は更に、ユーチューバーのMEMちょを加えて3人となります。
そして、かなは子役時代の歌手活動をしており、3人の中で最も歌が上手いため、センターを飾ることになります!
女優からアイドルに転身して、活動していくことになる有馬かな。
ここからはアクアだけでなく、ルビーとの絡みも多くなるため、どのような化学反応が起こるのか、要チェックです!
アクア・ルビー・あかねとの関係は?
ここでは、有馬かなと大きく関わることになるキャラクター「アクア」「ルビー」「黒川あかね」との関係性についてご紹介します。
アクアのことが好き!
アクアは、アイの息子にしてルビーの兄です。
有馬かなとはドラマでの共演が多く、特に「B小町」を再結成してからは、同じ苺プロダクションに所属する芸能人同士となります。
しかし、有馬かなにとってアクアはそれだけの関係ではありません。
かなは、第二章のドラマ『今日あま』で共演した際のアクアを見て恋心を抱くようになります!
アイドルに転身するのも、アクアの説得があってこそのものでした。
その後アクアは、第三章での恋愛リアリティーショー番組『今ガチ』で仲良くなった黒川あかねと付き合うことになります。
これによって、かなは露骨にやきもちを焼くようになってしまいます。
しかし、アクアがアイドルとしての自分の活躍を間近で見ていてくれることを再認識するようになり、アクアを「自分の『推しの子』にしてみせる!」と奮闘するようになります。
アクアとかなの恋の行方はどうなっていくのか、要注目です!

ルビーとはビミョーな関係から仲間へ!
ルビーとの関係は、かなが幼少期にアイのことディスったことで最初は良好とは言えません。ルビーもかなのことを「苦手」と明言しております。
しかし、かなはルビーのことを圧倒的なルックスとオーラの持ち主であり、アイにも匹敵するほどであると評価しています。
一方で、ルビーも有馬かなが努力家である一面を知ってからは、先輩として一目置くようになります。そして、「B小町」のセンターにかなを推すなど、仲間としても信頼しているようです。
最初はギクシャクしていた2人ですが、徐々に仲良くなっていく姿は必見です!

黒川あかねとは因縁のライバル!
黒川あかねは、第三章「恋愛リアリティーショー編」から登場します。
あかねは、恋愛リアリティーショードラマ『今ガチ』を通してアクアと付き合い始めます。
これによって有馬かなはアクアたちに猛烈な嫉妬をしてしまうのです!
さらに、有馬かなと黒川あかねの関係はこれだけではありません。
2人は子役時代からの知り合いであり、因縁があります。
黒川あかねは、かなにとって恋のライバルにして役者としても対立軸で描かれおり、緊迫する関係性となっております。
有馬かなのかわいい魅力
ここでは有馬かなのかわいい魅力について3点ご紹介します。
アクアが好きすぎる!
まず1点目は、アクアのことが好きすぎることです。
芸能人であるため建前としてはアプローチを控えつつも、アクアの言動に一喜一憂したり、顔を赤らめたりなど、割と分かりやすく反応するところが可愛いポイントです。
特に、アクアと黒川あかねが付き合い出してからは、露骨に嫉妬したり、落ち込んだりするなど「負けヒロイン」のような立ち位置になってしまいます。
しかし、その痛々しいまでの「負けヒロイン」っぷりが、むしろ愛おしく感じてしまうため何よりの魅力です。
主役級の笑顔がかわいい!
続いて2点目のポイントは、主役級の笑顔です。
高校生に成長した有馬かなは、ワガママな性格から打って変わって協調性のあるキャラに大変身します。
それもあって、ドラマではサポート的な立場に回り、アイドル活動ではルビーよりも一歩引いた控えめなポジションを取ることが多くあります。
そんな有馬かなですが、アクアが応援している時などは、満面の笑顔でのパフォーマンスを披露します。それはまるで「私を見て!」といった、積極的なものです。
この時の有馬かなは、ルビーやアクアよりも目立っており、まるで主役級の活躍を見せています。
有馬かなの、主役を喰ってしまうほどの眩しい笑顔を是非、見逃さないでください!
歌が上手い!
有馬かなは、新生B小町のセンターに抜擢されるほどの歌唱力も魅力です!
かなは子役時代から歌手活動をしており、テレビアニメ第9話では「ピーマン体操」「Full moon…!」が披露されております。
ピーマン体操
「ピーマン体操」は、子役時代の可愛さがたっぷり詰まった楽曲です!耳に残りやすいフレーズが印象的ですね。
MEMちょによれば、”微妙に音を外している”ところが可愛いとの定評があります。
また、ダンスでも「スーパーマン」や「ピーターパン」をイメージした振り付けが可愛いポイントとなっています。
Full moon…!
「Full moon…!」は、「ピーマン体操」の後に何曲か出されたうちの1曲のようです。
明るく元気なイメージの「ピーマン体操」とは打って変わって、「Full Moon…!」では純粋で清楚なイメージが印象的です。
普段は口が悪い有馬かなとは対照的で、意外なギャップが魅力的となっております。
PV映像の白い衣装と透き通るキレイな歌声には、思わず恋してしまうような可愛さに満ちています!
まとめ
今回は、『【推しの子】』に登場するキャラクター・有馬かなの人物像や活躍についてご紹介しました。
ストーリーでは、アイ・アクア・ルビーがメインとなりますが、有馬かなもアクア・ルビーにとって最重要なキャラクターの1人です。
また、主役級の可愛さも誇っているため、目が離せません!有馬かなは、アニメ『【推しの子】』でも要注目です!