『【推しの子】』は、原作・赤坂アカ先生、作画・横槍メンゴ先生のタッグによる漫画作品です。2023年4月より、テレビアニメ化もされている人気作品です。
ストーリーは、天才的なアイドル・アイを「推し」と崇めるファンが、そのアイドルの子供に転生してしまうという内容です。
今回ご紹介するのは、アイの双子の妹・ルビーです。
ルビーは、双子の兄・アクアと同様に前世の記憶を持つ存在であり、謎や気になる点が多いキャラクターです。
また、第二章以降ではアイドルとして活躍する重要人物でもあります。
本記事では、ルビーのプロフィールや声優・前世・好きな人・闇堕ちする理由などについて解説します。
※本記事では、『【推しの子】』のネタバレが含まれます。
ルビーのプロフィール
ここではまず、ルビーが「どのような人物なのか?」に迫るべく、プロフィールを元に人物像をご紹介します。

それでは、ルビーのプロフィールを見ていきましょう!
芸名:ルビー
本名:星野瑠美衣
年齢:0~17歳
職業:アイドル
所属:苺プロダクション
グループ:B小町
母親:アイ
兄:アクア
父親:?
ルビーは、「B小町」のアイドル・アイの娘です。双子であり、兄にはアクアがいます。
アクアと同じく転生によって前世の記憶を持つ人物であり、前世からアイのことを「推し」と崇める重度のファンでした。
そのため外見はアイを真似した、ロングヘアーで左のサイドテールが特徴的です。しかし、ルビーの場合は鮮やかな金髪になっています。また、左目にはアイ譲りの星型の瞳もトレードマークです。
性格的にはワガママです。遠慮がちなアクアに比べて遠慮なく、積極的にアイの母乳を飲むなど赤ちゃんライフをエンジョイしています。
また、明るく天真爛漫な性格でもあるため、アイに引けを取らないアイドルの才能があることにも注目です!
アイを継いでアイドルを目指す
『【推しの子】』第1話では、アイはファンによって殺されてしまいます。アイに子供がいることを知っての逆恨みでした。
第一章のルビーは、身勝手な理由でアイを殺されたことに激怒し、悲しみに暮れるという悲劇で幕を閉じました。
しかし第二章で高校生に成長したルビーは、アイの遺志を受け継いでアイドルの道を目指します。
それは、ルビーなりにアイの無念を晴らすと同時に、アイが見た華やかな世界を見たいという想いからだと思われます。
アクアはアイの悲劇を繰り返さないためにも、一度はルビーの夢を止めますがルビーの意志は固く、最終的には苺プロダクションでアイドルを目指すことになります。
そしてルビーは、元天才子役の有馬かなを引き入れます。
そして、かつてアイが所属していたグループ「B小町」を再結成するのでした。
更に、ユーチューバー兼インフルエンサーのMEMちょを加えて、新生B小町は3人でスタートします。
新生B小町は、ユーチューブチャンネルから徐々に人気を博し、ルビーの人気によってメキメキと頭角を表していきます。
アイドルとしてのルビーの活躍は必見です!
ルビーの声優
アニメ版『【推しの子】』でルビーの声を担当しているのは、声優の伊駒ゆりえさんです。
伊駒さんは2021年より声優としての活動を開始した、新進気鋭の声優です。
今回の『【推しの子】』ルビー役が、初のレギュラー作品にして初のメインキャラクターへの大抜擢となりました。
なお、伊駒さんは幼少期のルビーと成長してからの青年期ルビーの両方を演じます。それぞれの演じ方の違いなどにも要注目です!
ルビーの前世は誰?
ここでは、ルビーの前世について解説します。
ルビーの前世は、天童寺さりなです。
さりなは、生まれつき病弱で宮崎県の病院に入院していました。更に、親はさりなに関心が無く見舞いにも来ませんでした。
そんな絶望的な状況の中で、さりなに生きる意味を見出したのが「B小町」のアイだったのです!
さりなはアイにドハマリし、憧れを抱いていきます。そして「アイのように踊りたい」と願い、リハビリに励むも、「退形成性星細胞腫」で12歳の若さで夭折してしまいます。
しかし、さりなは命が尽きる最後までアイの歌を思い浮かべるほど、生きる希望を失ってはいませんでした。
そして、次に目が覚めた時にはルビーに転生することになります。
ルビーはかわいい!
ここでは、ルビーのかわいい魅力について3点ご紹介します。
アイへの愛が強すぎる!
一つ目は、「推し」であり「ママ」でもあるアイへの愛が強すぎる点です。
前世のさりなの頃からアイの熱烈なファンでしたが、転生してルビーとなってからも健在です。
アイが音楽番組で歌っている姿を見て、「ママかわいすぎー!視聴者全員、億支払うべき!!」と絶叫するなど、過激すぎるほどの愛で溢れています。
そして、アイのステージを見て、アクアと共にヲタ芸を踊り狂う姿も魅力的です。
また、アクアと「自分たちの父親(アイの旦那)は誰なのか?」について議論になった時は、瞬時に「処女受胎」である信じて疑わない素振りを見せました。
まるで、聖母マリアのようにアイを崇拝している姿はルビーの可愛さの1つです。
アイを彷彿させるルックスとオーラ
二つ目は、アイ譲りの圧倒的なルックスとオーラです。
高校生に成長したルビーは、日に日にアイの面影が増していき、顔立ちもアイそっくりになります。
そして、アイの才能を引き継いだかのように、カリスマ的なオーラも合わせ持っているのです。
ルビーの才能は、苺プロ社長・斉藤ミヤコや監督・五反田泰志も認めるところであり、アイドルになることを反対するアクアも認めざるを得ないほど高いもののようです。
そして、ルビーからアイドルの勧誘を受けた有馬かなも、”天才アイドル「アイ」を彷彿させる何かを感じる”と評価しており、ルビーに対してアイドルとしての「可能性」を感じているようでした。
アイとルビーの関係を知らない人からも、アイを思わせるほどの圧倒的なルックスとオーラを持つルビー。
登場キャラクターの中でも、圧倒的な可愛さを誇っていると言っても過言ではないかもしれません。
実は歌が下手!
アイの圧倒的なルックスと天才的なアイドルとしての才能を受け継いだルビーですが、1つ欠点もあります。
それは歌がヘタクソという点です!
劇中では、新生B小町が3人になったところで、”誰がセンターを務めるか?”が問題となりました。
そこで、カラオケで歌唱力を測った結果、ルビーの点数は43点だったのです!
これは、有馬かなの97点やMEMちょの57点に比べても断トツで低い点数を叩き出していることになります。
このことから、ルビーの歌唱力は有馬かなから「オンチ」と言われ、新生B小町のセンターは有馬かなに決定したのでした。
天性のアイドルと思われたルビーですが、意外なところで欠点があったようです。しかし、その完璧でないところが逆に可愛さに繋がっているといえます!
ルビーに彼氏はいる?好きな人は?
ここでは、「ルビーに彼氏はいるのか?好きな人はいるのか?」について解説します。
結論から言うと、漫画115話時点までルビーに彼氏はいません。
しかし、好きな人はいることは判明しており、女優・黒川あかねにも「恋をしていること」を打ち明けています。
では、ルビーの好きな人は誰なのでしょうか?
ルビーの好きな人は、前世のさりなの時代に出会った医者・ゴロー(本名:雨宮五郎)です。
ゴローはアクアの前世にあたりますが、115話時点でルビーはそのことには気づいていません。
ゴローは、見舞いにも来ない親に代わって、さりなに対して親身に接していました。ゴローが熱烈な「アイ推し」になったのも、さりなの影響です。
さりなは、ゴローに恋心を抱くようになり、事あるごとに求婚していました。しかし、ゴローは年齢差を理由にはぐらかしていました。
さりなはルビーに転生した後も、ゴローのことを想い続けています。
そしてゴローに再会することを願い、宮崎の病院にも連絡しますが、ゴローは行方不明となっています。(※ゴローは既に死亡し、アクアに転生しているがルビーは知らない。)
ルビーがアイドルグループ名を「B小町」にした理由も、「アイを受け継ぐ」他に「ゴローに気づいてもらうため」でもありました。
以上のようにルビーの好きな人は、さりなの時から変わらずにゴローひとすじです。ルビーの一途な愛は魅力的ですが、これは残酷な展開を迎えることになってしまいます。
ルビーは闇堕ちする?
ここでは、ルビーが闇堕ちする理由についてご紹介します。
前述のように、ルビーは想い人・ゴローと再会できる日を夢見ていました。しかし漫画77話で遂に、ゴローの遺体を発見し、ゴローが既に死んでいる事を知ってしまうのです。
さらに、ルビーはゴローを殺した人物がアイを殺した人物であること、アクアが芸能界に潜む真犯人を追っていることを知ります。
そして、自分の好きな人を次々に殺されたルビーは、犯人をどんな手を使っても必ず見つけ出して、「絶対に殺してやる」と復讐を誓うのでした。
今までのルビーは純粋で嘘をつくことにも抵抗があった性格でした。しかし、闇堕ちしてからは嘘を駆使してでも芸能界を登っていき、犯人を捜すようになります。
アニメ1期で、ここまでの内容は放送しない可能性が高いですが、闇堕ちルビーも魅力的ですので是非チェックしてみて下さい!
まとめ
今回は、『【推しの子】』の主人公の1人・ルビーについて解説しました。
ルビーは、母親であるアイ譲りのルックスと持ち前の明るさが魅力的なキャラクターです。
第二章以降、アイドルを目指して奮闘する姿が見どころとなっております。
また、天童寺さりなという前世の記憶を持っていることも重要なポイントです。
アクアの前世であるゴローへの恋心や、ゴローの死を知って闇堕ちするなど、ルビーの今後の展開も気になるところですね。
アニメ版のルビー役がアニメ初ヒロインとなった、声優の伊駒ゆりえさんの演技にも要注目です!