『ちはやふる』は、末次由紀先生による少女漫画作品です。2008年から2022年まで連載され、50巻で最終回を迎えました。
ストーリーは、競技かるたで全国大会優勝を目指す高校生たちの物語となります。
また、三角関係による恋愛模様が描かれている点もポイントです。
今回ご紹介するのは、主人公の綾瀬千早です。
そもそも『ちはやふる』は、千早の百人一首との出会いから「かるたで世界一」になるまでのストーリーとも言えます。そのため、千早は無くてはならない存在なのです。
本記事では、千早のプロフィール・かわいい魅力・大学や太一との関係のその後などについて解説します。
綾瀬千早のプロフィール
ここでは、綾瀬千早が「どのような人物なのか?」に迫るべく、プロフィールを元に人物像をご紹介します。

それでは、綾瀬千早のプロフィールを見ていきましょう!
名前:綾瀬千早
年齢:16歳→17歳→18歳
身長:167㎝
体重:不明
誕生日:6月1日
所属:府中白波会、瑞沢高校競技かるた部
性格:猪突猛進、天然
声優:瀬戸麻沙美
綾瀬千早は、都立瑞沢高校競技かるた部のキャプテンを務める女子高生です。
小学六年生の時に、綿谷新との出会いによって競技かるたにハマり、府中白波会でかるたに取り組むようになります。
そして高校生になってからは、自ら競技かるた部を設立して全国大会を目指すようになります。
かるたでのスタイルは、府中白波会での師匠にあたる原田秀雄先生による「攻めがるた」を得意としています。
また、驚異的な聴力の持っており、ずば抜けた反応速度で札を取ることが特徴的です。かるたの世界では、「”感じ”がいい」と呼ばれていますが、この感じの良さが千早の最大の武器といえます。
性格は、一つのことにのめり込むと周りが見えなくなる猪突猛進タイプであり、見た目とのギャップがあります。
そして何より、「かるたバカ」と言われるほど競技かるたのことにしか目がなく、恋愛などには疎い一面も玉に瑕です。
綾瀬千早はかわいい!無駄美人とは?
ここでは、綾瀬千早のかわいさについてご紹介します。
容姿端麗な千早ですが、千早には1歳年長でモデルをやっている綾瀬千歳がいます。千歳も容姿端麗であり、千早の見た目は姉譲りと言っても過言ではありません。
また、千歳の身長は159㎝に対して、千早は167㎝という高身長です。女性としては高めの身長であり、スタイル抜群なため千歳から「モデルをやった方がいい」と言われるほどです。
そんな千歳から見ても美人でスタイルのいい千早ですが、前章で述べたように「かるた」のことにしか興味がありません。
そして、学校内でもスカートの下にジャージズボンを履くなど、姉と違ってファッションへの関心も強くありません。
このことから千早は、周りから「美人なのにもったいない」という”無駄美人”と呼ばれることが多いのです。
しかし、千早も競技かるたの公式戦で着物を着る際には、元々の美形と相まって大和撫子さながらの風貌になります。
綾瀬千早の魅力は?
ここでは、綾瀬千早の魅力を3点ご紹介します。
小学生時代の千早もかわいい!
前章では、容姿端麗でスタイル抜群の高校生時代の千早の可愛さについてご紹介しましたが、小学生時代の千早の別な種類の可愛さがあります。
小学生時代の千早は、少しクセっ毛気味の短髪です。性別を知らなければ男の子と勘違いしてしまいそうな風貌です。
性格は、高校生の千早と同じく天真爛漫で明るい性格ですが、外見と相まって「男勝り」な雰囲気があります。
転校生で訛りがあることからクラスで浮いていた綿谷新にも積極的に話しかけるなど、心優しい一面も好印象でした。
とことん疎い独特な恋愛観
前述のように千早は、かるたのことしか頭にない「かるたバカ」であるため恋愛に疎いところがあります。
好きな人を聞かれても、かるたの師匠の「原田先生」や「かるたが強い人」と答えるなど、どこまで言っても恋愛とかるたを切り離せないようです。
「無駄美人」と言われてきたため、高校生になるまでは告白された経験もないため、恋愛の免疫もありません。
しかし、だからこそ恋愛には興味津々であり、そこが可愛い魅力となっております。
漫画17巻では富士崎高校かるた部の合宿に参加した際は、恋バナの話になって顔を赤らめて興奮する姿が描かれます。
しかし、そこでもかるたの話になってしまい、周りからは「かるたバカっていろいろバカなんだ」と言われてしまう始末でした。
また、元々恋愛に疎い千早は、太一の想いにも気づくことができず、漫画26巻で結果的に太一を傷つけることになり、千早もショックを受けて、かるたができなくなってしまいます。
恋愛の痛みを知った千早が、どのように乗り越えていくのか。そこも『ちはやふる』の醍醐味でしょう。
「特別だから手放す」攻めがるたの哲学
競技かるた選手としての千早の魅力は、何と言ってもスピード感のある洗練された動きです。
千早のスタイルは、原田先生直伝の「攻めがるた」です。積極的に敵陣を攻め、あえて自分の得意札を相手の陣に送ります。そして、送った札は確実に取りに行くという戦法です。
これによって相手はより心理的に追い詰められ、試合を千早の流れに持っていくことができるのです。
また漫画23巻では、「特別だから、手に入れたいものほど手放すの」と語っており、攻めがるたとしての哲学を持っています。
あえて手放すからこそ必ず手に入れようとする。かるたに対する「まっすぐな姿勢」が伺える名言です。
綾瀬千早は大学はどこへ行った?
ここでは、『ちはやふる』最終回のその後の展開となる、「千早はどこの大学へ行ったのか?」についてご紹介します。
千早の受験先は教育学部?
千早は、「競技かるた部の顧問の先生になりたい」という想いから教師を目指していました。
なので、学部としては教育学部を志望した可能性が高いです。
また、千早の成績は恐ろしく低空飛行な上、3年生の追い込み期間の時はクイーン戦の真っただ中であったため、無事に大学に合格できるのかが危ぶまれていました。
しかし、千早は休部していた時期に勉強していた貯金があったことが功を奏して、最終回では何とか合格できそうな雰囲気はありました。
千早の大学は東京都内?
そして、最終回後を描いた番外編では、大学生になった千早が登場します!
千早は無事に大学に合格していたようです。
大学名は不明ですが、瑞沢高校競技かるた部が出場する高校生大会の東京予選に駆けつけていたことから、東京都内もしくは近郊の大学である可能性が高いと思われます。
千早は、大学で競技かるたサークルを立ち上げ、かつてのライバルであった山城理音を引き入れています。また、チアリーディングサークルにも所属するなどキャンパスライフを謳歌してます。
外見的には、前髪を上げておでこを全開にしており、高校生の時に比べても大人っぽくなった印象があります。
一方で、猪突猛進的な性格は相変わらずであり、即行動する千早らしさが感じられます。
綾瀬千早と真島太一のその後は?
『ちはやふる』では、千早と真島太一、綿谷新の三角関係も注目ポイントの1つでした。千早は、2人から告白を受けましたが、最終巻では太一と付き合うことになりました。
ここでは、「千早と太一の関係はその後どうなったのか?」について解説します。
最終回で、太一は京都の大学を受験したことが判明し、その後無事に合格しています。そのため、千早とは「遠距離恋愛になる」と語っております。
また、番外編でも千早と太一は登場しますが、千早たちが高校生大会の東京予選に駆けつける中、太一は京都におり、千早との遠距離恋愛は続いているようです。
遠距離恋愛となった上に、千早は恋愛に疎い面があるため、太一との関係はどこまで進んだのかは不明です。
今後、さらなる番外編で登場することがあれば、描かれるかもしれません。
まとめ
今回は、『ちはやふる』の主人公・綾瀬千早について解説しました。
『ちはやふる』は、競技かるたを通しての千早の成長物語であるため、最重要のキャラクターといえます。また、真島太一・綿谷新との恋愛模様についても見どころの1つとなります。
容姿端麗でスタイル抜群な高身長という圧倒的な見た目をしていますが、ガサツで男勝りな一面もあり、「かるたバカ」や「無駄美人」と呼ばれているなど大きなギャップもあります。
しかし、競技かるたの試合での着物姿は何より美しいシーンでもあります。
美しい姿から繰り出されるキレッキレのかるた捌きは、漫画・アニメ・実写映画、どれで見ても迫力満点です!